【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、キャッチーな印象のウエスタンブーツをモチーフとしたアンティーク/ビンテージピンブローチ。※上部の穴を使用する事でネックレス(ペンダントトップ)としてもご使用頂けます。
スタンプワークやブーツシャフトの穴を再現したデザイン等、細部に作者の拘りを感じさせる作品となっており、全てハンドメイドで作られた味わいと秀逸な造形が魅力的な作品です。
1940年代~1960年代前半頃の作品と思われ、丁寧にハンドカットされたウエスタンブーツ/カウボーイブーツシェイプがキャッチーで、素朴ながらセンスの良いデザインに仕上げられています。
ブーツのソールやステッチーワークなどは、力強いスタンプワークによって描き出され、ソール断面の表現等には写実的な印象も受けます。
さらに、ブーツ履き口付近の3か所に大小のホールデザインが施されています。
これは、ウエスタンブーツのデザインを再現したディテールと思われ、1930年代以降のナバホジュエリーでは珍しいシルバーワークです。
また、このホールにレザーレースを通したり、丸環を付属すればネックレスのトップとしてもご使用いただけます。
本作の様なのウエスタンブーツをモチーフとしたピンブローチは、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるスーベニアアイテムでも稀に見られ、伝統的ながら比較的珍しいモチーフです。
1930年代~1950年代当時はツーソン、フェニックス、フラッグスタッフ(アリゾナ州)~ギャラップ、サンタフェ、アルバカーキ(ニューメキシコ州)のアメリカ中西部に、多くのインディアンジュエリーショップがオープンした時期で、そんなインディアンジュエリー(クラフト)ショップの顧客の多くは、富裕層の観光客と地元のカウボーイ達でした。
その為、当時から白人観光客やカウボーイの好むウエスタンブーツやテンガロンハットなどのモチーフも古くから作られていたようです。
ナバホの古典的な技術によって構成された作品であり、アンティーク作品らしい高いクオリティーのスタンプツール(鏨・刻印)も特徴的な作品。モチーフの表現力には作者の個性が光り、現代においても秀逸なデザイン/造形を持つピンブローチです。
シルバーのみで構成されており派手さは持っていませんが、独特の味わいと量産品にはない魅力を備えており、多くのシーンやスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思われます。
またそれは、日常のスタイルにさり気ない『個性』と『センス』、そして『遊び心』を与えます。
また、こちらのようなピンブローチはアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。
武骨なシルバーワークと、ウエスタンブーツというキャッチーなモチーフとのコントラストも楽しいピース。素朴なピンですがとてもコレクタブルで、トレジャーハントプライスな作品となっています。
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コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、使用感の少ない大変良好なコンディションです。