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JRF009514

Antique Navajo 卍 Applique & Stamped Coin Silver Cuff c.1925~

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97,900 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DLU2eiXzxmn/
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、程よいボリューム感のバンドをベースに【卍】Whirling Log/Nohokosのアップリケ/パッチワークがメインに構成された貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

スタンプワークの巧みな構成も素晴らしい作品で、プリミティブなスタンプツール(鏨・刻印)を使用しながらとてもグラフィカルなデザインが生み出されています。


1920年代後半~1930年代製と思われる作品で【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られたスーベニアアイテムの一つですが、おそらく全ての工程が伝統的な技術によってハンドメイドで仕上げられているようです。

また、本作の造形スタイルやスタンプツール(鏨・刻印)のデザインは、コロラド州の国立公園内で運営されていたインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストにおいて制作された作品や、同じくコロラド州コロラドスプリングスに隣接する町、マニトウスプリングスにあったショップ(写真スタジオ)【R.S. DAVIS】R.S. デイビスで販売された作品と類似した特徴を持っています。
それらの特徴により、同時代に作られたツーリスト向け作品の特徴ともいえるコインシルバー製である事も推定可能なブレスレットです。

ただし本作には、ショップマークやホールマークが入らず作者や工房についての正確な背景は不明となっています。


バンド/地金は日本で『平打ち』と呼ばれるフラットなシェイプに近い造形ですが、ハンマーワークによって極僅かにアールがつけられ、さりげなくも美しい曲面が与えられることで、腕になじむ上質感を感じさせます。

このようなディテールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込んで、そこにシルバーを叩き添わせることによって曲面を作っています。


そのバンドの中央に厚い卍がアップリケされ、それを中心にして力強くどこかグラフィカルな印象を持ったスタンプワークが左右対称に配されています。

また両サイドは、鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いシルバーを叩きだすことで作るシェルコンチョのリポウズ/バンプアウトが施されています。
それらの貝殻を起源に持つ造形や卍がアップリケで表現される事で、立体的で豊かな表情が与えられているようです。

さらにサイド部分にも逆卍のスタンプワークが刻まれていますが、【卍】Whirling Log/Nohokos以外に具体的なモチーフのスタンプが刻印されていない事も本作の特徴であり、多くのツーリスト向け作品とはどこか異なったアーティな印象を与えるバングルとなっています。



卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。

しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。
その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。

こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。

所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのマスプロダクト製品とは一線を画す存在です。

しかしながら、当時とても新しかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品も量産メーカーによるフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。

また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。



【R.S. DAVIS】R.S. デイビスは、1800年代末頃~1950年代頃に活動していた写真家でコロラド州マニトウスプリングスにショップ(スタジオ?)を構えていたようです。
同州パイクスピーク国立公園『ガーデンオブザゴッズ』(神々の庭)と呼ばれる雄大な自然を撮影し、ポストカードとして販売されたものが残されています。

インディアンの職人が所属していたわけではなく、販売のみを行っていたようで、販売されていたジュエリーに関しては、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが制作していたとされていますが、どのような繋がりを持っていたのかは不明で、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが販売していた作品群と類似したスタンプなどが使われていますが、よりツーリスト向けなアイテムが多いように感じられます。



【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。
また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。

また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。



本作も少し硬く渋い質感のいシルバーとなっており、石がマウントされずそのシルバーのみで構成されたソリッドで武骨な表情も特徴的な作品となっています。

ツーリストジュエリーらしい厚みやボリューム感のアイテムながら、非常にバランスの良い秀逸なデザインとなっており、卍をメインとしながらも立体的なリポウズや独特な表情を生み出すスタンプワークの構成により、複雑な表情とともに少し落ち着いた雰囲気も備えた作品です。

またその落ち着いた印象やグラフィカルで秀逸なデザイン、そして控えめなボリューム感により、性別を問わずビンテージスタイルから日常的なシーンまで幅広く馴染みの良いブレスレットとなっています。


ツーリストジュエリーの中でも初期作品の特徴を備え、アンティークナバホジュエリーの味わいが堪能できる個体であり、クラシックでコレクタブルなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、僅かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作時のムラなどは確認できますが、ダメージやリペア跡は無くとても良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、程よいボリューム感のバンドをベースに【卍】Whirling Log/Nohokosのアップリケ/パッチワークがメインに構成された貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

スタンプワークの巧みな構成も素晴らしい作品で、プリミティブなスタンプツール(鏨・刻印)を使用しながらとてもグラフィカルなデザインが生み出されています。


1920年代後半~1930年代製と思われる作品で【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られたスーベニアアイテムの一つですが、おそらく全ての工程が伝統的な技術によってハンドメイドで仕上げられているようです。

また、本作の造形スタイルやスタンプツール(鏨・刻印)のデザインは、コロラド州の国立公園内で運営されていたインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストにおいて制作された作品や、同じくコロラド州コロラドスプリングスに隣接する町、マニトウスプリングスにあったショップ(写真スタジオ)【R.S. DAVIS】R.S. デイビスで販売された作品と類似した特徴を持っています。
それらの特徴により、同時代に作られたツーリスト向け作品の特徴ともいえるコインシルバー製である事も推定可能なブレスレットです。

ただし本作には、ショップマークやホールマークが入らず作者や工房についての正確な背景は不明となっています。


バンド/地金は日本で『平打ち』と呼ばれるフラットなシェイプに近い造形ですが、ハンマーワークによって極僅かにアールがつけられ、さりげなくも美しい曲面が与えられることで、腕になじむ上質感を感じさせます。

このようなディテールは、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込んで、そこにシルバーを叩き添わせることによって曲面を作っています。


そのバンドの中央に厚い卍がアップリケされ、それを中心にして力強くどこかグラフィカルな印象を持ったスタンプワークが左右対称に配されています。

また両サイドは、鏨(鉄製の金型ツール)の凸と凹を用いシルバーを叩きだすことで作るシェルコンチョのリポウズ/バンプアウトが施されています。
それらの貝殻を起源に持つ造形や卍がアップリケで表現される事で、立体的で豊かな表情が与えられているようです。

さらにサイド部分にも逆卍のスタンプワークが刻まれていますが、【卍】Whirling Log/Nohokos以外に具体的なモチーフのスタンプが刻印されていない事も本作の特徴であり、多くのツーリスト向け作品とはどこか異なったアーティな印象を与えるバングルとなっています。



卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。

しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。
その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。

こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。

所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのマスプロダクト製品とは一線を画す存在です。

しかしながら、当時とても新しかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品も量産メーカーによるフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。

また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。



【R.S. DAVIS】R.S. デイビスは、1800年代末頃~1950年代頃に活動していた写真家でコロラド州マニトウスプリングスにショップ(スタジオ?)を構えていたようです。
同州パイクスピーク国立公園『ガーデンオブザゴッズ』(神々の庭)と呼ばれる雄大な自然を撮影し、ポストカードとして販売されたものが残されています。

インディアンの職人が所属していたわけではなく、販売のみを行っていたようで、販売されていたジュエリーに関しては、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが制作していたとされていますが、どのような繋がりを持っていたのかは不明で、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが販売していた作品群と類似したスタンプなどが使われていますが、よりツーリスト向けなアイテムが多いように感じられます。



【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。
また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。

同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。

また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。

シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。

さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。



本作も少し硬く渋い質感のいシルバーとなっており、石がマウントされずそのシルバーのみで構成されたソリッドで武骨な表情も特徴的な作品となっています。

ツーリストジュエリーらしい厚みやボリューム感のアイテムながら、非常にバランスの良い秀逸なデザインとなっており、卍をメインとしながらも立体的なリポウズや独特な表情を生み出すスタンプワークの構成により、複雑な表情とともに少し落ち着いた雰囲気も備えた作品です。

またその落ち着いた印象やグラフィカルで秀逸なデザイン、そして控えめなボリューム感により、性別を問わずビンテージスタイルから日常的なシーンまで幅広く馴染みの良いブレスレットとなっています。


ツーリストジュエリーの中でも初期作品の特徴を備え、アンティークナバホジュエリーの味わいが堪能できる個体であり、クラシックでコレクタブルなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、僅かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作時のムラなどは確認できますが、ダメージやリペア跡は無くとても良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ SM - ML 程度
レディースサイズ L - XXL 程度

内径最大幅 約60.4㎜    正面幅(高さ) 約10.0㎜
内周 約142㎜    開口部 約25.5㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1inch 

※バングルはサイズ調整可能です。
本作は、SM~Lサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver(probably Coin Silver 900)    約12.2g