ITEM CODE:
JBO008160

【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~

【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
264,000 円(税込)
264,000 円(税込)
【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
  • 【Frank Patania】Braided/HalfRound Wire 3-Strands Cuff c.1940~
着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DAWA4hmTMW0/
インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで作られたアンティーク/ビンテージバングルです。

同作者を代表する造形スタイルの一つである、シルバーワイヤーを編み込むことで作り上げたブレーデッドワイヤーと2本のハーフラウンドワイヤーを重ねた3連タイプに造形されたバングル。シンプルで完成されたデザインが特徴的な作品となっています。


内側に刻印されたホールマーク(作者やショップのサイン)から、1940年代~1950年代初頭頃に作られたピースと思われます。

伝統的な技術である『ツイステッドワイヤー』のバリエーションの一つであるシルバーワイヤーを編んで作りだしたブレーデッドワイヤーと、上下2本配されたハーフラウンドワイヤーで構成されています。

また、それぞれのワイヤーは全てインゴットシルバー(銀塊)から成形されており、それをローラーやハンマーワークによってハーフラウンド(断面が半円)やラウンド(断面が丸)に成形しています。
そのラウンドワイヤーを編むことで、中央のブレーデッドワイヤーが生み出されており、編み込まれた後さらに、ハンマワークによって三角形に近いシェイプへと造形され、内側はフラットに叩き鞣されています。


そして、それら3連となったワイヤーがターミナル(両端)部分の内側に施されたタブパーツによってしっかりと統合されており、この様なディテールからもさり気なく作者の技術力や拘りが感じられます。



大変シンプルながら非常に手の込んだ造形であり、洗練されたデザインワークや現代的な印象は、ステレオタイプなインディアンジュエリーのイメージとは異なっていますが、太いワイヤーを用いた重厚な造りやインゴットシルバーから成形された地金の硬さ等には、インディアンジュエリーらしさも感じられます。



また、こちらのようなシルバーワイヤーを編むことで作り出すブレーデッドワイヤーは、アンティークのヨーロッパ(イギリス)やアジア(チベット)、さらにはメキシカンシルバー作品等にもみられる造形の一つであり、インディアンジュエリーにおいてはヨーロッパのアンティークジュエリーや古いメキシカンジュエリーが起源となって取り込まれたデザインと推測されますが、いつ頃に取り入れられたものか正確にはわかっていません。

参考となる作品としては、ホピの偉大な作家【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)の1950年代以前に作られた作品においても同様のディテールを見ることが出来ます。

また【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる観光客向けアイテムを製造した代表的な工房の一つである【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストでも作られていた記録が残っていますが、それら量産されたアイテムはFrank Patania Sr.が制作した、まさしく本作をデザインソースとして模倣されたものと推定可能です。

それら、残された過去のアーカイブからは、やはり本作と同様にFrank Patania Sr.が1940年代前後に制作した作品が、インディアンジュエリーのディテールとして採用された起源とも思われます。インディアンジュエリーにおいて多く見られるディテールではありませんが、古くから伝わる伝統的な技術であることが判ります。

現在ではメゾンブランドもリバイバルしているデザインであり、普遍的な造形美を持ったシルバーワークである事を示唆しています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。

現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。
それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。



本作もインゴットシルバーからの成形を含む、全てのディテールが原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、細部まで丁寧で完成されたシルバーワークと、アンティーク作品と思えないデザインの洗練度によりアートピース・ウェアラブルアートとしても評価される作品に昇華されています。

また、Patania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形を持ち、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインは、クラシックでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせます。


ジュエリーとして練り上げられた無駄のないデザインと、重厚で武骨な表情を併せ持った秀逸なデザイン。ビンテージジュエリーでありながら現代的であり、普遍的な造形美によって多くのスタイルに良く馴染む高い汎用性を示します。
それは、近年のメゾンブランドがデザインソースとしているビンテージ作品であることも、その普遍的でモダンなデザインの完成度を物語っているようです。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr./Thunderbird Shopで作られた作品であり、ミュージアム収蔵品も多いFrank Patania作品を代表する造形スタイルを持った貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。
細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。
インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで作られたアンティーク/ビンテージバングルです。

同作者を代表する造形スタイルの一つである、シルバーワイヤーを編み込むことで作り上げたブレーデッドワイヤーと2本のハーフラウンドワイヤーを重ねた3連タイプに造形されたバングル。シンプルで完成されたデザインが特徴的な作品となっています。


内側に刻印されたホールマーク(作者やショップのサイン)から、1940年代~1950年代初頭頃に作られたピースと思われます。

伝統的な技術である『ツイステッドワイヤー』のバリエーションの一つであるシルバーワイヤーを編んで作りだしたブレーデッドワイヤーと、上下2本配されたハーフラウンドワイヤーで構成されています。

また、それぞれのワイヤーは全てインゴットシルバー(銀塊)から成形されており、それをローラーやハンマーワークによってハーフラウンド(断面が半円)やラウンド(断面が丸)に成形しています。
そのラウンドワイヤーを編むことで、中央のブレーデッドワイヤーが生み出されており、編み込まれた後さらに、ハンマワークによって三角形に近いシェイプへと造形され、内側はフラットに叩き鞣されています。


そして、それら3連となったワイヤーがターミナル(両端)部分の内側に施されたタブパーツによってしっかりと統合されており、この様なディテールからもさり気なく作者の技術力や拘りが感じられます。



大変シンプルながら非常に手の込んだ造形であり、洗練されたデザインワークや現代的な印象は、ステレオタイプなインディアンジュエリーのイメージとは異なっていますが、太いワイヤーを用いた重厚な造りやインゴットシルバーから成形された地金の硬さ等には、インディアンジュエリーらしさも感じられます。



また、こちらのようなシルバーワイヤーを編むことで作り出すブレーデッドワイヤーは、アンティークのヨーロッパ(イギリス)やアジア(チベット)、さらにはメキシカンシルバー作品等にもみられる造形の一つであり、インディアンジュエリーにおいてはヨーロッパのアンティークジュエリーや古いメキシカンジュエリーが起源となって取り込まれたデザインと推測されますが、いつ頃に取り入れられたものか正確にはわかっていません。

参考となる作品としては、ホピの偉大な作家【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)の1950年代以前に作られた作品においても同様のディテールを見ることが出来ます。

また【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる観光客向けアイテムを製造した代表的な工房の一つである【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストでも作られていた記録が残っていますが、それら量産されたアイテムはFrank Patania Sr.が制作した、まさしく本作をデザインソースとして模倣されたものと推定可能です。

それら、残された過去のアーカイブからは、やはり本作と同様にFrank Patania Sr.が1940年代前後に制作した作品が、インディアンジュエリーのディテールとして採用された起源とも思われます。インディアンジュエリーにおいて多く見られるディテールではありませんが、古くから伝わる伝統的な技術であることが判ります。

現在ではメゾンブランドもリバイバルしているデザインであり、普遍的な造形美を持ったシルバーワークである事を示唆しています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。

現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。
それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。



本作もインゴットシルバーからの成形を含む、全てのディテールが原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、細部まで丁寧で完成されたシルバーワークと、アンティーク作品と思えないデザインの洗練度によりアートピース・ウェアラブルアートとしても評価される作品に昇華されています。

また、Patania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形を持ち、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインは、クラシックでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせます。


ジュエリーとして練り上げられた無駄のないデザインと、重厚で武骨な表情を併せ持った秀逸なデザイン。ビンテージジュエリーでありながら現代的であり、普遍的な造形美によって多くのスタイルに良く馴染む高い汎用性を示します。
それは、近年のメゾンブランドがデザインソースとしているビンテージ作品であることも、その普遍的でモダンなデザインの完成度を物語っているようです。


インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr./Thunderbird Shopで作られた作品であり、ミュージアム収蔵品も多いFrank Patania作品を代表する造形スタイルを持った貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。
細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約61.1㎜    正面幅(高さ) 約19.8㎜
内周 約145㎜    開口部 約27.5㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1 1/16inch 

※バングルはサイズ調整可能です。
ML~XXLサイズの男性、XLサイズ以上の女性であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Sterling Silver    約74.3g