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JRO009081

【David Taliman】Navajo Split Shank Ring w/Serpentine c.1940~

【David Taliman】Navajo Split Shank Ring w/Serpentine c.1940~
110,000 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DBoQ47tTM-a/
【NAVAJO】ナバホの偉大なシルバースミス【David Taliman】デビッド・タリマン(1901or1902-1967)の作品。クラシックな造形/デザインとインディアンジュエリーにおいては大変珍しい石により、古い作品特有の迫力と深遠な表情を見せるメンズサイズのビンテージ/アンティークリングです。


1940年代~1950年代頃に作られた事が推測されますが、正確な制作時期を推定する判断材料に乏しく、可能性としては1930年代後半~1960年代頃まで考えられる作品です。

神秘的でアーシーな石の表情を最大限に活かしたとてもシンプルな造形となっており、シャンクはフロントが3本にスプリットされた『スプリットシャンク』と呼ばれるオーセンティックな造形によって、サイドからボリューム感のあるフェイスに向けて自然な流れを作り出しています。


フェイスはボリューム感のあるドームシェイプのカットが特徴的な石によって構成されており、その両サイドにはさりげなくハーフラウンドワイヤーが配される事で、石の立体感を際立たせ、ベゼル(覆輪)を補強・保護する役割も担っているようです。

そして、フェイスとシャンクとの繋ぎ目にはレインドロップとも呼ばれるシルバーボールが配され、ナバホジュエリーの大変オーセンティックな造形スタイルとなっており、無駄のないミニマルで美しいバランスに仕上がったリングです。


長い経年と着用によりエッジが摩耗したシルバーは、完璧なコンディションとは言えませんが。鞣されたシルバーと石と一体化した様な表情は、独特のなめらかで有機的な質感を生み出しています。


マウントされた石は【Serpentine】サーペンティン、日本語では『蛇紋石』と呼ばれる石と思われます。
グリーンアゲートやジャスパー等の可能性もありますが、乳白色のグリーンにマーブルの様な濃淡と文様が入り、僅かな透明感を有しています。

長い経年と着用により少しマットな質感となっていますが、静かで神秘的な色相と表情を持ち、柔らかな質感と渋く野趣を感じる印象の双方を備えた石となっています。



【David Taliman】デビッド・タリマンは、1901年又は1902年にアリゾナ州ガナードに生まれ、ナバホ族の作家ですが夫人が【Santa Clara Pueblo】サンタクララ プエブロの女性だったことや、アメリカ中西部各地の色々なロケーションにある多くのトレーディングポストに所属していた形跡があるため、【Cochiti Pueblo】コチティ族や【ZUNI】ズニ族の出身と言われることがあります。

1900年代の初頭に生まれており、同世代の作家は【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)や【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1904-1942)で、【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)や【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ(1914-1996)よりも一世代上の作家になります。

その経歴ははっきりしていない部分もありますが、カリフォルニア州で【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)と共にシルバースミスとして仕事をし、ニューメキシコ州サンタフェにあった【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】、同州アルバカーキの【Maisel's Indian Trading Post】、ロス・アラモス【Wooden Indian Trading Post】、さらにコロラド州の【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】にも作品を供給していたようです。
また、老舗【Gallup Mercantile Company】を運営したIlfeldファミリーの【Bill Ilfeld】がデザインしたジュエリーの制作を担当していた記録も残っています。

シルバースミスとしての活動期間は1920年代~1960年代とされ、1967年にサンタフェで亡くなられています。

また航空会社にも所属し、全米各都市に赴いてシルバーワークのデモンストレーションを行っていたともされており、その作品はナバホの伝統的なスタイルをベースにしていたようですが、各地の工房でキャリアを積み、他部族のアーティストから受けた影響も感じられる独創性豊かな作品も多く遺されていることが特徴です。

書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』では、【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)との共作と思われるボロタイ等も紹介されており、その多岐にわたる活動の一端を見ることが出来ます。



本作もデビッド・タリマンらしいナバホの伝統を踏襲したオーセンティックなデザインと端正で質実剛健なシルバーワークが特徴的な作品であり、上質感と共にインディアンジュエリーでは類を見ないマテリアルであるサーペンティンによる独自性が与えられたリングです。


また、スクエアシェイプのフェイスとシンプルでミニマルなシルバーワークは、ビンテージジュエリーでありながら洗練された完成度と現代的な印象をもたらしています。
男性の手にも映えるボリューム感と共に、クラシックでナチュラルな印象を備えており、ビンテージスタイルとの相性はもちろん素晴らしいリングですが、豊かな表情と普遍的な造形美はシーンやスタイルを問わず馴染みやすいリングです。


深遠な表情が魅力的な石とオーセンティックでシンプルな造形、さらに経年による迫力により、素朴ながらタフでワイルドな力強さが宿るリング。そして、デビッド・タリマンという偉大な作家の価値観や精神性も感じさせ、高い史料価値も持ったアンティークピースです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、全体に経年によるシルバーのクスミや摩耗等の使用感、ハンドメイド特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージは無く着用に当たって不安のない状態となっています。
【NAVAJO】ナバホの偉大なシルバースミス【David Taliman】デビッド・タリマン(1901or1902-1967)の作品。クラシックな造形/デザインとインディアンジュエリーにおいては大変珍しい石により、古い作品特有の迫力と深遠な表情を見せるメンズサイズのビンテージ/アンティークリングです。


1940年代~1950年代頃に作られた事が推測されますが、正確な制作時期を推定する判断材料に乏しく、可能性としては1930年代後半~1960年代頃まで考えられる作品です。

神秘的でアーシーな石の表情を最大限に活かしたとてもシンプルな造形となっており、シャンクはフロントが3本にスプリットされた『スプリットシャンク』と呼ばれるオーセンティックな造形によって、サイドからボリューム感のあるフェイスに向けて自然な流れを作り出しています。


フェイスはボリューム感のあるドームシェイプのカットが特徴的な石によって構成されており、その両サイドにはさりげなくハーフラウンドワイヤーが配される事で、石の立体感を際立たせ、ベゼル(覆輪)を補強・保護する役割も担っているようです。

そして、フェイスとシャンクとの繋ぎ目にはレインドロップとも呼ばれるシルバーボールが配され、ナバホジュエリーの大変オーセンティックな造形スタイルとなっており、無駄のないミニマルで美しいバランスに仕上がったリングです。


長い経年と着用によりエッジが摩耗したシルバーは、完璧なコンディションとは言えませんが。鞣されたシルバーと石と一体化した様な表情は、独特のなめらかで有機的な質感を生み出しています。


マウントされた石は【Serpentine】サーペンティン、日本語では『蛇紋石』と呼ばれる石と思われます。
グリーンアゲートやジャスパー等の可能性もありますが、乳白色のグリーンにマーブルの様な濃淡と文様が入り、僅かな透明感を有しています。

長い経年と着用により少しマットな質感となっていますが、静かで神秘的な色相と表情を持ち、柔らかな質感と渋く野趣を感じる印象の双方を備えた石となっています。



【David Taliman】デビッド・タリマンは、1901年又は1902年にアリゾナ州ガナードに生まれ、ナバホ族の作家ですが夫人が【Santa Clara Pueblo】サンタクララ プエブロの女性だったことや、アメリカ中西部各地の色々なロケーションにある多くのトレーディングポストに所属していた形跡があるため、【Cochiti Pueblo】コチティ族や【ZUNI】ズニ族の出身と言われることがあります。

1900年代の初頭に生まれており、同世代の作家は【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)や【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1904-1942)で、【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)や【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ(1914-1996)よりも一世代上の作家になります。

その経歴ははっきりしていない部分もありますが、カリフォルニア州で【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)と共にシルバースミスとして仕事をし、ニューメキシコ州サンタフェにあった【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】、同州アルバカーキの【Maisel's Indian Trading Post】、ロス・アラモス【Wooden Indian Trading Post】、さらにコロラド州の【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】にも作品を供給していたようです。
また、老舗【Gallup Mercantile Company】を運営したIlfeldファミリーの【Bill Ilfeld】がデザインしたジュエリーの制作を担当していた記録も残っています。

シルバースミスとしての活動期間は1920年代~1960年代とされ、1967年にサンタフェで亡くなられています。

また航空会社にも所属し、全米各都市に赴いてシルバーワークのデモンストレーションを行っていたともされており、その作品はナバホの伝統的なスタイルをベースにしていたようですが、各地の工房でキャリアを積み、他部族のアーティストから受けた影響も感じられる独創性豊かな作品も多く遺されていることが特徴です。

書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』では、【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)との共作と思われるボロタイ等も紹介されており、その多岐にわたる活動の一端を見ることが出来ます。



本作もデビッド・タリマンらしいナバホの伝統を踏襲したオーセンティックなデザインと端正で質実剛健なシルバーワークが特徴的な作品であり、上質感と共にインディアンジュエリーでは類を見ないマテリアルであるサーペンティンによる独自性が与えられたリングです。


また、スクエアシェイプのフェイスとシンプルでミニマルなシルバーワークは、ビンテージジュエリーでありながら洗練された完成度と現代的な印象をもたらしています。
男性の手にも映えるボリューム感と共に、クラシックでナチュラルな印象を備えており、ビンテージスタイルとの相性はもちろん素晴らしいリングですが、豊かな表情と普遍的な造形美はシーンやスタイルを問わず馴染みやすいリングです。


深遠な表情が魅力的な石とオーセンティックでシンプルな造形、さらに経年による迫力により、素朴ながらタフでワイルドな力強さが宿るリング。そして、デビッド・タリマンという偉大な作家の価値観や精神性も感じさせ、高い史料価値も持ったアンティークピースです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、全体に経年によるシルバーのクスミや摩耗等の使用感、ハンドメイド特有の制作上のムラ等が見られますが、目立ったダメージは無く着用に当たって不安のない状態となっています。
Size

日本規格 約 23.5~24.5号  円周 約 65.1㎜    us 11.5
正面幅 約 19.6㎜

Material

Silver, probably Serpentine