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JBH007688

【Richard Kagenvema】Vtg Hopi Heavy Silver Overlay Cuff c.1960

【Richard Kagenvema】Vtg Hopi Heavy Silver Overlay Cuff c.1960
ask 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DAJCIFtz-6u/
【Hopi】ホピのビンテージジュエリー、中でもホピジュエリーの伝統を形成する上で、非常に重要な役割を担った『GI Bill/GI法』(復員軍人援護法による退役軍人向け教育支援)のクラスの卒業生であり、オーバーレイ技法確立に大きく貢献した作家の一人である【Richard Kagenvema】リチャード・カゲンヴェマ(192?-1982)によって作られたアンティーク/ビンテージバングルです。

オーバーレイ技法黎明期に作られた個体であり、作者の明確となっている作品としては、オーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)や、巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)らによる古いホピ作品以外では発見されていない特殊な造作によって作り上げられた貴重な作品となっています。


裏側に刻印され作者のホールマーク『Rattlesnake Head/ガラガラ蛇の頭』のデザインにより、1950年代後半頃~1960年代末以前の同作者の中でもキャリア中期以前に作られた事が判断可能な作品。
1960年代末~1970年代の作品では、本作と同様のスネークヘッドにファング(牙)か、タン(舌)と思われる吹き出しの様な描写が追加されます。


現代のオーバーレイジュエリーとは大きく異なった厚いシルバーがオーバーレイされる事で、カッティングされた文様が深く強い影によって描き出されており、その立体感と奥行きのある造形も素晴らしいブレスレットです。

シンプルで素朴な表情ながら、実際には非常に特殊な造形を持ち、波や雲、水の循環等、自然現象が象徴的に様式化・抽象化されたデザインも秀逸な作品となっています。

また特別厚いシルバー/地金と全体のアール(曲面)によって立体造形物としての特徴も有し、アングルによりその表情を変化させる多面性が与えられています。


40g近い心地よい重量感も特徴的です。現代のオーバーレイ作品では類を見ない非常に厚いシルバープレートをカッティングする事で、独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、柔らかなアールがつけられ立体的で美しい曲線・曲面が与えられています。

これは中空構造(ホロースタイル)ではなく、キャストやハンマーワークによってある成形されたものを最終的に削り出すことでアールが形成されていると思われます。

古いナバホジュエリーでは、ハンマーワークによって同様のアールがつけられた作品は散見されますが、本作は内側がフラットなフォルムとなっており、このようなディテールはホピジュエリーの伝統を形成する上で、非常に重要な役割を担った『GI Bill/GI法』(復員軍人援護法による退役軍人向け教育支援)のクラスで教材として制作された事が推測される作品等、ホピのオーバーレイジュエリー黎明期に作られた作品でのみ発見されており、当時の実験的な試みを含んだディテールかと思われます。


また、現代のオーバーレイ作品と共通した下地となるシルバーへのテクスチャー(スタンプやエングレイビングによる表面加工)が刻まれている事から、1950年代後半以降に作られたピースである事が判断されます。

さらに、シルバーのプレート自体も既製の材料ではなく、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたものと推測されます。



【Richard Kagenvema】リチャード・カゲンヴェマは、アリゾナ州セカンドメサに近いションゴポーヴィの出身で、クラン(ホピ特有の氏族)は『Sun’s Forehead』、1920年代中頃の生まれとされています。

詳しい生い立ちは伝わっていませんが、1949年~1951年にかけて前述のGI Billのクラスにおいて、【Fred Kabotie】フレッド・カボティ(1900-1986)と【Paul Saufkie】ポール・スフキーという現代ホピジュエリーの生みの親といえる作家達から彫金やホピの伝統的な美術様式などを学んでいます。

卒業後には【Hopi Silver Craft Guild】)ホピシルバークラフトギルドに所属しましたが、現代では息子であり教え子の【Brian Kagenvema】ブライアン・カゲンヴェマ氏や【Bennett Kagenvema】ベネット・カゲンヴェマ氏が活躍されています。



【Hopi SilverCraft Guild】【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】)※以下ホピギルドは、1949年に発足したホピ族の職人により組織され、創設メンバーには当時すでにオーバーレイと云う新しいスタイルを確立し成功をおさめていた【Paul Saufkie】ポール・スフキー、そして絵画でも多くの傑作を残したアーティスト【Fred Kabotie】フレッド・カボティがおり、彼らが彫金クラスを開設することで、非常に多くのホピシルバースミスを育てました。

現在、巨匠として知られるホピのアーティストも若いころには、そのほとんどがホピギルドに所属していたと言えます。
そして、前述の創設メンバー二人の精力的なエキジビジョンやプロモーション活動により、オーバーレイと言う技術をホピの特徴的な技術・スタイルとして確立しました。

ホピギルドでは、ナバホギルドとは違い個人のホールマークも初期から認められており、その多くはこちらの作品の様にギルドのスタンプと共に個人のホールマークが刻まれています。

また、ナバホギルド以上に後進の教育・育成に力を注いだようです。それは、ジュエリー以外の絵画や織物、彫刻等多くのアーティストを支援し、1970年代にはFred Kabotieの息子である【Michael Kabotie】マイケル・カボティー(1942-2009)の成功にも繋がっていきました。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。
本作の様にスタンプワークと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。

1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。
1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。

オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。



本作の作者もオーバーレイ技術を育み、後世に伝えた人物の一人であるRichard Kagenvemaによって制作された作品であり、古い作品ですが既にとても高い完成度を誇り、時代を超えて上質で魅力的なブレスレットとなっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。
また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち、他部族の作品を含め多くのアイテムに馴染みやすく性別やスタイルを問わずお使いいただけると思われます。

また本作は、どこかグラフィカルな印象も持ち、ハンドメイドの柔らかな表情と作者の思想が込められたセンスなどが渾然一体となり、エスニシティな魅力とジュエリーとして品位の双方を兼ね備えた作品となっています。


Richard Kagenvemaは、日本においてそれほど知名度の高い作家ではありませんが、ホピジュエリーの確立に貢献した人物であり、本作も初期オーバーレイジュエリー特有のクオリティーと味わいを感じることが出来る作品です。

派手さはありませんが大きなスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、大変希少でトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションはシルバーに多少のクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特に目立ったダメージのないコンディションを保っています。
【Hopi】ホピのビンテージジュエリー、中でもホピジュエリーの伝統を形成する上で、非常に重要な役割を担った『GI Bill/GI法』(復員軍人援護法による退役軍人向け教育支援)のクラスの卒業生であり、オーバーレイ技法確立に大きく貢献した作家の一人である【Richard Kagenvema】リチャード・カゲンヴェマ(192?-1982)によって作られたアンティーク/ビンテージバングルです。

オーバーレイ技法黎明期に作られた個体であり、作者の明確となっている作品としては、オーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)や、巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)らによる古いホピ作品以外では発見されていない特殊な造作によって作り上げられた貴重な作品となっています。


裏側に刻印され作者のホールマーク『Rattlesnake Head/ガラガラ蛇の頭』のデザインにより、1950年代後半頃~1960年代末以前の同作者の中でもキャリア中期以前に作られた事が判断可能な作品。
1960年代末~1970年代の作品では、本作と同様のスネークヘッドにファング(牙)か、タン(舌)と思われる吹き出しの様な描写が追加されます。


現代のオーバーレイジュエリーとは大きく異なった厚いシルバーがオーバーレイされる事で、カッティングされた文様が深く強い影によって描き出されており、その立体感と奥行きのある造形も素晴らしいブレスレットです。

シンプルで素朴な表情ながら、実際には非常に特殊な造形を持ち、波や雲、水の循環等、自然現象が象徴的に様式化・抽象化されたデザインも秀逸な作品となっています。

また特別厚いシルバー/地金と全体のアール(曲面)によって立体造形物としての特徴も有し、アングルによりその表情を変化させる多面性が与えられています。


40g近い心地よい重量感も特徴的です。現代のオーバーレイ作品では類を見ない非常に厚いシルバープレートをカッティングする事で、独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、柔らかなアールがつけられ立体的で美しい曲線・曲面が与えられています。

これは中空構造(ホロースタイル)ではなく、キャストやハンマーワークによってある成形されたものを最終的に削り出すことでアールが形成されていると思われます。

古いナバホジュエリーでは、ハンマーワークによって同様のアールがつけられた作品は散見されますが、本作は内側がフラットなフォルムとなっており、このようなディテールはホピジュエリーの伝統を形成する上で、非常に重要な役割を担った『GI Bill/GI法』(復員軍人援護法による退役軍人向け教育支援)のクラスで教材として制作された事が推測される作品等、ホピのオーバーレイジュエリー黎明期に作られた作品でのみ発見されており、当時の実験的な試みを含んだディテールかと思われます。


また、現代のオーバーレイ作品と共通した下地となるシルバーへのテクスチャー(スタンプやエングレイビングによる表面加工)が刻まれている事から、1950年代後半以降に作られたピースである事が判断されます。

さらに、シルバーのプレート自体も既製の材料ではなく、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたものと推測されます。



【Richard Kagenvema】リチャード・カゲンヴェマは、アリゾナ州セカンドメサに近いションゴポーヴィの出身で、クラン(ホピ特有の氏族)は『Sun’s Forehead』、1920年代中頃の生まれとされています。

詳しい生い立ちは伝わっていませんが、1949年~1951年にかけて前述のGI Billのクラスにおいて、【Fred Kabotie】フレッド・カボティ(1900-1986)と【Paul Saufkie】ポール・スフキーという現代ホピジュエリーの生みの親といえる作家達から彫金やホピの伝統的な美術様式などを学んでいます。

卒業後には【Hopi Silver Craft Guild】)ホピシルバークラフトギルドに所属しましたが、現代では息子であり教え子の【Brian Kagenvema】ブライアン・カゲンヴェマ氏や【Bennett Kagenvema】ベネット・カゲンヴェマ氏が活躍されています。



【Hopi SilverCraft Guild】【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】)※以下ホピギルドは、1949年に発足したホピ族の職人により組織され、創設メンバーには当時すでにオーバーレイと云う新しいスタイルを確立し成功をおさめていた【Paul Saufkie】ポール・スフキー、そして絵画でも多くの傑作を残したアーティスト【Fred Kabotie】フレッド・カボティがおり、彼らが彫金クラスを開設することで、非常に多くのホピシルバースミスを育てました。

現在、巨匠として知られるホピのアーティストも若いころには、そのほとんどがホピギルドに所属していたと言えます。
そして、前述の創設メンバー二人の精力的なエキジビジョンやプロモーション活動により、オーバーレイと言う技術をホピの特徴的な技術・スタイルとして確立しました。

ホピギルドでは、ナバホギルドとは違い個人のホールマークも初期から認められており、その多くはこちらの作品の様にギルドのスタンプと共に個人のホールマークが刻まれています。

また、ナバホギルド以上に後進の教育・育成に力を注いだようです。それは、ジュエリー以外の絵画や織物、彫刻等多くのアーティストを支援し、1970年代にはFred Kabotieの息子である【Michael Kabotie】マイケル・カボティー(1942-2009)の成功にも繋がっていきました。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。
本作の様にスタンプワークと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。

1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。
1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。

オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。



本作の作者もオーバーレイ技術を育み、後世に伝えた人物の一人であるRichard Kagenvemaによって制作された作品であり、古い作品ですが既にとても高い完成度を誇り、時代を超えて上質で魅力的なブレスレットとなっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。
また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち、他部族の作品を含め多くのアイテムに馴染みやすく性別やスタイルを問わずお使いいただけると思われます。

また本作は、どこかグラフィカルな印象も持ち、ハンドメイドの柔らかな表情と作者の思想が込められたセンスなどが渾然一体となり、エスニシティな魅力とジュエリーとして品位の双方を兼ね備えた作品となっています。


Richard Kagenvemaは、日本においてそれほど知名度の高い作家ではありませんが、ホピジュエリーの確立に貢献した人物であり、本作も初期オーバーレイジュエリー特有のクオリティーと味わいを感じることが出来る作品です。

派手さはありませんが大きなスペシャリティーを持ったハイエンドなピースであり、大変希少でトレジャーハントプライスなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションはシルバーに多少のクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特に目立ったダメージのないコンディションを保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約64.0㎜    正面幅(高さ) 約14.1㎜
内周 約148㎜    開口部 約29.5㎜
Inside Measurement 5 7/8inch   opening 1 3/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。
本作は、L~XXLサイズの男性であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver    約37.7g