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JRO007702

Vintage Navajo Four Gem Red Coral Ring in Silver c.1960~

Vintage Navajo Four Gem Red Coral Ring in Silver c.1960~
35,200 円(税込)
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Vintage Navajo Four Gem Red Coral Ring in Silver c.1960~
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C0g4AO2PNkI/
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、クリーンで神秘的なシルバーワークをベースに、大変美しいレッドコーラル(赤珊瑚)がマウントされた作品。構造的な設計と美しいデザインを両立し、高い完成度を誇るアンティーク/ビンテージリングです。

ホールマーク(作者のサイン)が入らない為、作者は不明となっていますが、本作のデザイン/造形は、1927年創業のサウスウエスタンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップを経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の影響を強く感じさせる作品となっています。


Frank Patania Sr.の活躍以降、長く受け継がれる事となった造形スタイルをベースとしている為、正確な制作時期の特定も困難ですが、細部のディテールやコーラルの質等からは、1960年代~1980年代初頭頃の作品と推測されます。

ドーム状の膨らみを持つシャンクをベースに、フロント部分を大きくスプリットしたシャンクをオーバーレイし、その間に4つのコーラルを上下左右対称にマウントしています。
オーバーレイ技法によって立体的な造形に構成され、スプリットされた部分に影を生み出すことで『シャドーボックス』に近い構造となっており、石の美しさを際立たせています。


また、石と石の間にはシルバーボール/シルバードロップが配され、コーラルとの連続性を与えつつ、クリーンでモダンな印象のデザインにナバホジュエリーらしいエスニシティな味わいも付加しているようです。


スプリットシャンク等、基本的なシルバーワークはナバホの伝統を踏襲していますが、それらを応用し独自に美しいパターンを生み出したのがFrank Pataniaであり、本作も同作者を代表するデザインの一つです。


マウントされたレッドコーラル/赤珊瑚は、イタリア産か東南アジア産と思われ、強い透明感と発色を持つジェムクオリティのコーラルです。
美しい色味と共に硬度を感じさせる艶を持っており、現在多く見られるダイド(染めた)コーラルではなく、おそらくナチュラルなカラーであろうと思われます。

紅い色彩は強い存在感を放ちますが、ナチュラルな素材特有の馴染みの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。



【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。
主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。
巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらのデザインもそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインの貴重な作品です。

ただし本作は、前述の通りインディアンジュエリーの定番的な造形スタイルとして、長く受け継がれた事や素材のコーラルの質等から、Frank Patania本人による作品ではなく、もう少し新しい時代にFrank Pataniaの弟子や強い影響を受けたシルバースミスによるものと思われます。


造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲しながら、魅惑的なコーラルを際立たせ、神秘的でクラシックなリングとなっています。
また、立体的な構造と上質なコーラルの強い発色により、特別な存在感を有しますが、性別やスタイルを問わず取り入れて頂けるクリーンなシルバーワークを基本としており、日常のコーディネイトに素晴らしいアクセントをもたらすことが出来るリングです。


1990年代以前と比べ格段に価値が上昇したレッドコーラルがメインに構成されており、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは多少の使用感と共にシルバーのクスミや細かなキズ、制作上のムラは見られますが、目立ったダメージは無くコーラルを含め良い状態を保っています。

また、バックサイドにはシャンクを繋いだロウ付け跡が確認できますが、サイズお直しの跡か制作上のロウ付け跡か不明です。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、クリーンで神秘的なシルバーワークをベースに、大変美しいレッドコーラル(赤珊瑚)がマウントされた作品。構造的な設計と美しいデザインを両立し、高い完成度を誇るアンティーク/ビンテージリングです。

ホールマーク(作者のサイン)が入らない為、作者は不明となっていますが、本作のデザイン/造形は、1927年創業のサウスウエスタンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップを経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の影響を強く感じさせる作品となっています。


Frank Patania Sr.の活躍以降、長く受け継がれる事となった造形スタイルをベースとしている為、正確な制作時期の特定も困難ですが、細部のディテールやコーラルの質等からは、1960年代~1980年代初頭頃の作品と推測されます。

ドーム状の膨らみを持つシャンクをベースに、フロント部分を大きくスプリットしたシャンクをオーバーレイし、その間に4つのコーラルを上下左右対称にマウントしています。
オーバーレイ技法によって立体的な造形に構成され、スプリットされた部分に影を生み出すことで『シャドーボックス』に近い構造となっており、石の美しさを際立たせています。


また、石と石の間にはシルバーボール/シルバードロップが配され、コーラルとの連続性を与えつつ、クリーンでモダンな印象のデザインにナバホジュエリーらしいエスニシティな味わいも付加しているようです。


スプリットシャンク等、基本的なシルバーワークはナバホの伝統を踏襲していますが、それらを応用し独自に美しいパターンを生み出したのがFrank Pataniaであり、本作も同作者を代表するデザインの一つです。


マウントされたレッドコーラル/赤珊瑚は、イタリア産か東南アジア産と思われ、強い透明感と発色を持つジェムクオリティのコーラルです。
美しい色味と共に硬度を感じさせる艶を持っており、現在多く見られるダイド(染めた)コーラルではなく、おそらくナチュラルなカラーであろうと思われます。

紅い色彩は強い存在感を放ちますが、ナチュラルな素材特有の馴染みの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。



【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。
主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。
巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらのデザインもそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインの貴重な作品です。

ただし本作は、前述の通りインディアンジュエリーの定番的な造形スタイルとして、長く受け継がれた事や素材のコーラルの質等から、Frank Patania本人による作品ではなく、もう少し新しい時代にFrank Pataniaの弟子や強い影響を受けたシルバースミスによるものと思われます。


造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲しながら、魅惑的なコーラルを際立たせ、神秘的でクラシックなリングとなっています。
また、立体的な構造と上質なコーラルの強い発色により、特別な存在感を有しますが、性別やスタイルを問わず取り入れて頂けるクリーンなシルバーワークを基本としており、日常のコーディネイトに素晴らしいアクセントをもたらすことが出来るリングです。


1990年代以前と比べ格段に価値が上昇したレッドコーラルがメインに構成されており、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは多少の使用感と共にシルバーのクスミや細かなキズ、制作上のムラは見られますが、目立ったダメージは無くコーラルを含め良い状態を保っています。

また、バックサイドにはシャンクを繋いだロウ付け跡が確認できますが、サイズお直しの跡か制作上のロウ付け跡か不明です。
Size

日本規格 約 12号   円周 約 52.5㎜   us 6.5
正面幅 約 23.2㎜

Material

Silver, Gem Quality Coral