ITEM CODE:
JRF007250

【H.H.Tammen】卍 Cut Out Shape & Chief Stamped Ring c.1905~

【H.H.Tammen】卍 Cut Out Shape & Chief Stamped Ring c.1905~
64,900 円(税込)
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【H.H.Tammen】卍 Cut Out Shape & Chief Stamped Ring  c.1905~
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/CzJcOH0PEnw/
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けジュエリーを制作した中でも、最古の工房/メーカーである【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社で作られた事が断定可能な卍モチーフのアンティーク/ビンテージリングです。

1906年にHarry Heye Tammenが最初のツーリストジュエリーを生み出したとされており、さらにその中でも本作の造形は、最も古い作品だと思われます。

※その判断材料として、内側に『`07』のエッチングが施されている事で1907年に購入された作品であり、その直前に作られたものと判断可能なリングのアーカイブが下記URLよりご確認頂けます。
ITEM CODE:JRF005978
【H.H.Tammen】Stamped 卍 Shape Histric Tourist Ring in1907

ハンドメイドの為、スタンプワークやカッティングには誤差が見られますが、全く同一のデザインとなっています。


本作も上記URLの作品と同様に、1906年~1920年代頃に作られたリング。シャンクはインゴットシルバー(銀塊)から成形され、ある程度量産された作品ですが、おそらく全ての工程が原始的な技術によるハンドメイドで作り上げられています。

『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースに【卍】Whirling Log/Nohokosのシェイプがカットアウトされ、細かなスタンプワークが施された武骨で強い存在感を示す迫力を持った作品です。

また、サイドにはインディアンチーフの姿が手作業によって描き出されており、キャッチーな印象も受けるデザインです。
この卍からインディアンチーフへとつながるデザインは、生産していたメーカーが元々生産していたスプーンの柄の部分を使用してリメイクしたものとなっており、同デザインのスプーンも時々発見されます。

ロウ付け等の細かなディテールには粗暴な部分が見られますが、それもプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情やマシンによる工程が導入されたツーリストジュエリーにはない、威厳のある質感を作り出しているようです。



【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社は、1881年にコロラド州デンバーでアンティークショップとして創業し、ツーリスト向けのジュエリー(フレッド・ハービースタイル)を最も古くから製造していたことで知られています。
創業時より色々なサウスウエスト観光のスーベニア(記念品・土産物)を製造し、1906年頃からシルバー製のジュエリーも制作を始めました。

ジュエリーの始まりとしては、元々作っていたスプーン(銀の匙)をリフォームして生み出したリングだったことが断定でき、本作と同様の造形/デザインだったと思われます。
また、それらの多くは900シルバーや800シルバー(銀含有率90.0%/80.0%)から製造されていて、独自にその地金を生産していたようです。

また、インディアンシルバースミスが少数在籍したともいわれていますが、基本的にインディアンメイドではないスーベニアジュエリーを生産していました。
ただし、本作の様な年代に作られた作品では、ナバホジュエリーの原始的な製法を守り、全ての工程がハンドメイドとなっています。

第二次世界大戦後に経営難に陥った際には、ニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンである【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンを採用し、経営方針を転換してハンドメイドのインディアンジュエリー制作販売という原点に立ち戻りました。
その為に招聘されたのが、【Santa Clara Pueblo】サンタクララプエブロの偉大な作家【Manuel Naranjo】マヌエル・ナランホ(1909?-2004)でした。

また、1919年に創業した【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで起業した会社で、初期にはアローノベルティ社がH.H.タンメン社向けのジュエリーを生産していた時期もあるようです。

同社のスーベニアジュエリーの特徴は、インディアンの特徴的なデザインを採用しながらもスタンプ等のディテールにはサウスウエスタンジュエリーの技術が混在している事。そして、実際の製造年代よりもかなり新しいような印象を受ける事です。
それは、自社生産の地金を使用していた事や、インディアンシルバースミスではなくアングロ(白人)のシルバースミスが持つ技術に起因していると思われます。

また、量産されたはずの同社生産ジュエリーですが、現在では殆ど見つからない貴重なピースとなっております。



卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。

当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



大胆なモチーフの構成やプリミティブなシルバーワークも魅力的なピース。
ワイドな幅のバンドリングは強い存在感を示しますが、シルバーのみで構成されている為、過度に派手な印象を持たず、スタイルを問わず使いやすい印象です。

また、本作は比較的珍しいメンズ向けのサイズ(23~23.5号程度)となっています。オーセンティックなシェイプも多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。


アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消耗や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。
さらに、本作は最初期に生まれたツーリストジュエリーであることが推定可能なピースであり、インディアンジュエリーの歴史そのものを体感できる作品です。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせるクスミやハンドメイド特有の制作上のムラなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られず良好なコンディションです。

また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けジュエリーを制作した中でも、最古の工房/メーカーである【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社で作られた事が断定可能な卍モチーフのアンティーク/ビンテージリングです。

1906年にHarry Heye Tammenが最初のツーリストジュエリーを生み出したとされており、さらにその中でも本作の造形は、最も古い作品だと思われます。

※その判断材料として、内側に『`07』のエッチングが施されている事で1907年に購入された作品であり、その直前に作られたものと判断可能なリングのアーカイブが下記URLよりご確認頂けます。
ITEM CODE:JRF005978
【H.H.Tammen】Stamped 卍 Shape Histric Tourist Ring in1907

ハンドメイドの為、スタンプワークやカッティングには誤差が見られますが、全く同一のデザインとなっています。


本作も上記URLの作品と同様に、1906年~1920年代頃に作られたリング。シャンクはインゴットシルバー(銀塊)から成形され、ある程度量産された作品ですが、おそらく全ての工程が原始的な技術によるハンドメイドで作り上げられています。

『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースに【卍】Whirling Log/Nohokosのシェイプがカットアウトされ、細かなスタンプワークが施された武骨で強い存在感を示す迫力を持った作品です。

また、サイドにはインディアンチーフの姿が手作業によって描き出されており、キャッチーな印象も受けるデザインです。
この卍からインディアンチーフへとつながるデザインは、生産していたメーカーが元々生産していたスプーンの柄の部分を使用してリメイクしたものとなっており、同デザインのスプーンも時々発見されます。

ロウ付け等の細かなディテールには粗暴な部分が見られますが、それもプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情やマシンによる工程が導入されたツーリストジュエリーにはない、威厳のある質感を作り出しているようです。



【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社は、1881年にコロラド州デンバーでアンティークショップとして創業し、ツーリスト向けのジュエリー(フレッド・ハービースタイル)を最も古くから製造していたことで知られています。
創業時より色々なサウスウエスト観光のスーベニア(記念品・土産物)を製造し、1906年頃からシルバー製のジュエリーも制作を始めました。

ジュエリーの始まりとしては、元々作っていたスプーン(銀の匙)をリフォームして生み出したリングだったことが断定でき、本作と同様の造形/デザインだったと思われます。
また、それらの多くは900シルバーや800シルバー(銀含有率90.0%/80.0%)から製造されていて、独自にその地金を生産していたようです。

また、インディアンシルバースミスが少数在籍したともいわれていますが、基本的にインディアンメイドではないスーベニアジュエリーを生産していました。
ただし、本作の様な年代に作られた作品では、ナバホジュエリーの原始的な製法を守り、全ての工程がハンドメイドとなっています。

第二次世界大戦後に経営難に陥った際には、ニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンである【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンを採用し、経営方針を転換してハンドメイドのインディアンジュエリー制作販売という原点に立ち戻りました。
その為に招聘されたのが、【Santa Clara Pueblo】サンタクララプエブロの偉大な作家【Manuel Naranjo】マヌエル・ナランホ(1909?-2004)でした。

また、1919年に創業した【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで起業した会社で、初期にはアローノベルティ社がH.H.タンメン社向けのジュエリーを生産していた時期もあるようです。

同社のスーベニアジュエリーの特徴は、インディアンの特徴的なデザインを採用しながらもスタンプ等のディテールにはサウスウエスタンジュエリーの技術が混在している事。そして、実際の製造年代よりもかなり新しいような印象を受ける事です。
それは、自社生産の地金を使用していた事や、インディアンシルバースミスではなくアングロ(白人)のシルバースミスが持つ技術に起因していると思われます。

また、量産されたはずの同社生産ジュエリーですが、現在では殆ど見つからない貴重なピースとなっております。



卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。

当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。



大胆なモチーフの構成やプリミティブなシルバーワークも魅力的なピース。
ワイドな幅のバンドリングは強い存在感を示しますが、シルバーのみで構成されている為、過度に派手な印象を持たず、スタイルを問わず使いやすい印象です。

また、本作は比較的珍しいメンズ向けのサイズ(23~23.5号程度)となっています。オーセンティックなシェイプも多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。


アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は使用による消耗や紛失などにより現存数が少なく、大変希少なピースとなっています。
さらに、本作は最初期に生まれたツーリストジュエリーであることが推定可能なピースであり、インディアンジュエリーの歴史そのものを体感できる作品です。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションは、経年を感じさせるクスミやハンドメイド特有の制作上のムラなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られず良好なコンディションです。

また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

日本規格 約 23~23.5号   円周 約 64.5㎜   us 11.5
正面幅 約 17.4㎜

Material

Silver(Ingot Coin Silver 900)