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JBO006534

Antique Hopi or Navajo ◇ Stamped Ingot Silver Cuff c.1910~

Antique Hopi or Navajo ◇ Stamped Ingot Silver Cuff c.1910~
154,000 円(税込)
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Antique Hopi or Navajo ◇ Stamped Ingot Silver Cuff  c.1910~
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【Hopi】ホピか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)をべースに、ランバス/菱型をメインとしたスタンプワークが力強く刻まれた作品。プリミティブな印象でありながら、独特の上質感と威厳を感じさせるハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。
古い作品では非常に稀有なホピジュエリーであることが推測可能な作品であり、高い史料価値も有するコレクタブルなピースとなっています。

1910年代~1930年代頃までに作られた作品で、インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されたバンドの厚みは、フロント~サイド部分が厚く、サイド~ターミナル(両端)に向けて薄く造形されています。このようなハンマーワーク成形特有の特徴も魅力的で、30g近い心地よい重厚感を持ったブレスレットです。
その様なバンドをベースに、スタンプワークとファイルワークと呼ばれる鑢で削る技術を用いて、上下2本の深いライン模様が刻まれており、その間には菱形の文様と小さな丸を刻むスタンプワークが連続して刻印されています。このような技術・技法はナバホジュエリーと共通したスタンプワークであり、ナバホのシルバースミスによる作品である可能性も排除することは出来ません。しかしながら、本作の菱形の中に細かな格子模様を含む比較的大きい文様を刻むスタンプツール(鏨・刻印)となっており、このような特徴はホピ族の中でも1930年代以前から活動した【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)や【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)、【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、【Willie Coin】ウィリー・コイン(1904-1992)等が使用した特徴的なデザイン。ミュージアム収蔵品では幾つかそのアーカイブが発見できますが、現在ではとてもサンプル数の少ない貴重な作品群です。

ナバホジュエリーの基本技術がインディアンジュエリーの全てだった時代に、ホピ族のアイデンティティや価値観、美意識が独特なデザインとして、ジュエリーに落とし込まれていく、その過程の初期に生み出された作品です。その絶妙なバランスや独創性は1930年代以前、まだ少数だったホピのシルバースミスによる作品だけに見られる限定的で貴重な特徴です。また、このような大胆で大きな文様を刻み込んでいく中で、スタンプというツールにデザインを限定されない技法・製法として、オーバーレイという技術が生み出されたと考えられています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において、一部に見られるようなシルバーの重なったような部分や小さなクラックは、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴であり、ダメージではありません。
1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。本作の様にスタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家であり前述のPaul Saufkieによって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、本作の様にオーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
本作はスタンプワーク・ファイルワークのみで構成され、オーバーレイ技法は使用されていませんが、オーバーレイ技法へと繋がっていく造形・デザインの作品となっています。


本作もインゴットシルバーからハンマーワークによって成形され、ナバホジュエリーの基本的な技術によって制作された、プリミティブで原始的なシルバーワークが特徴的なアンティークインディアンジュエリーらしいブレスレットです。しかしながら、その荒々しく野性味のあるシルバーワークと相反するモダンで象徴的な雰囲気や、どこか柔らかな質感を感じさせるデザインは、自然の営みや理を大切にしたホピ族のシルバースミスによる作品である事に起因していると思われ、他に類を見ない魅力と独特な調和が垣間見えるブレスレットです。

アンティーク作品らしい粗野な部分や使用感も感じさせながら、ミニマルで原始的な魅力も素晴らしいバングル。シルバーだけで構成されたソリッドな印象や控えめで馴染みやすいボリューム感も含めとても高い汎用性を示します。また、単独でもしっかりとした存在感を示しますが、ナバホ・ホピを問わず他のジュエリーとも馴染みやすい作品となっています。

アンティークホピジュエリーと推測される特徴と、作者の独創性や創造性を宿す大変貴重なブレスレットであり、非常に貴重なピース。アンティーク工芸品・アートピースとしての価値も有し、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは全体に摩耗や細かなキズは見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等もありますが、目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
また、一部にインゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるものでダメージではありません。ご使用にあたっての強度にも不安のないコンディションです。
【Hopi】ホピか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)をべースに、ランバス/菱型をメインとしたスタンプワークが力強く刻まれた作品。プリミティブな印象でありながら、独特の上質感と威厳を感じさせるハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。
古い作品では非常に稀有なホピジュエリーであることが推測可能な作品であり、高い史料価値も有するコレクタブルなピースとなっています。

1910年代~1930年代頃までに作られた作品で、インゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されたバンドの厚みは、フロント~サイド部分が厚く、サイド~ターミナル(両端)に向けて薄く造形されています。このようなハンマーワーク成形特有の特徴も魅力的で、30g近い心地よい重厚感を持ったブレスレットです。
その様なバンドをベースに、スタンプワークとファイルワークと呼ばれる鑢で削る技術を用いて、上下2本の深いライン模様が刻まれており、その間には菱形の文様と小さな丸を刻むスタンプワークが連続して刻印されています。このような技術・技法はナバホジュエリーと共通したスタンプワークであり、ナバホのシルバースミスによる作品である可能性も排除することは出来ません。しかしながら、本作の菱形の中に細かな格子模様を含む比較的大きい文様を刻むスタンプツール(鏨・刻印)となっており、このような特徴はホピ族の中でも1930年代以前から活動した【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)や【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)、【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、【Willie Coin】ウィリー・コイン(1904-1992)等が使用した特徴的なデザイン。ミュージアム収蔵品では幾つかそのアーカイブが発見できますが、現在ではとてもサンプル数の少ない貴重な作品群です。

ナバホジュエリーの基本技術がインディアンジュエリーの全てだった時代に、ホピ族のアイデンティティや価値観、美意識が独特なデザインとして、ジュエリーに落とし込まれていく、その過程の初期に生み出された作品です。その絶妙なバランスや独創性は1930年代以前、まだ少数だったホピのシルバースミスによる作品だけに見られる限定的で貴重な特徴です。また、このような大胆で大きな文様を刻み込んでいく中で、スタンプというツールにデザインを限定されない技法・製法として、オーバーレイという技術が生み出されたと考えられています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において、一部に見られるようなシルバーの重なったような部分や小さなクラックは、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴であり、ダメージではありません。
1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。本作の様にスタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家であり前述のPaul Saufkieによって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、本作の様にオーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。
本作はスタンプワーク・ファイルワークのみで構成され、オーバーレイ技法は使用されていませんが、オーバーレイ技法へと繋がっていく造形・デザインの作品となっています。


本作もインゴットシルバーからハンマーワークによって成形され、ナバホジュエリーの基本的な技術によって制作された、プリミティブで原始的なシルバーワークが特徴的なアンティークインディアンジュエリーらしいブレスレットです。しかしながら、その荒々しく野性味のあるシルバーワークと相反するモダンで象徴的な雰囲気や、どこか柔らかな質感を感じさせるデザインは、自然の営みや理を大切にしたホピ族のシルバースミスによる作品である事に起因していると思われ、他に類を見ない魅力と独特な調和が垣間見えるブレスレットです。

アンティーク作品らしい粗野な部分や使用感も感じさせながら、ミニマルで原始的な魅力も素晴らしいバングル。シルバーだけで構成されたソリッドな印象や控えめで馴染みやすいボリューム感も含めとても高い汎用性を示します。また、単独でもしっかりとした存在感を示しますが、ナバホ・ホピを問わず他のジュエリーとも馴染みやすい作品となっています。

アンティークホピジュエリーと推測される特徴と、作者の独創性や創造性を宿す大変貴重なブレスレットであり、非常に貴重なピース。アンティーク工芸品・アートピースとしての価値も有し、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは全体に摩耗や細かなキズは見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等もありますが、目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
また、一部にインゴット製法による独特の僅かな亀裂がみられますが、これらは制作中にできるものでダメージではありません。ご使用にあたっての強度にも不安のないコンディションです。
Size

メンズサイズ M - L 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約59.8㎜    正面幅(高さ) 約12.0㎜
内周 約139㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 1/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。S~Lサイズの男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Silver    約28.4g