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JRF006294

Vtg 【BELL TRADING POST】Thunderbird Stamped Band Ring c.1940~

Vtg 【BELL TRADING POST】Thunderbird Stamped Band Ring c.1940~
18,700 円(税込)
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに生産されたピースで、それらのツーリストアイテム製造を代表する工房の一つであり【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社製のアイテム。『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースとし、サンダーバードのモチーフが特徴的なピースで、比較的珍しいメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

内側には丸く『BELL STERLING』の文字とベルが描かれたホールマークが施されており、そのホールマークデザインから1930年代末頃~1950年代に作られた個体と推測されます。
とても程よいボリューム感のリングで、このようなワイドウィズで円周全てが同じ幅に作られたリングは『バンドリング』とも呼ばれ、インディアンジュエリーに限らず、リング全般においてオーセンティックな造形スタイルの一つとなっています。そのようなシャンクをべースにサンダーバードが連続で施され、シンプルながら大変センスの良いピース。サンダーバードには細かなテクスチャーも刻まれ、インディアンジュエリーらしい奥行きが与えられています。
また、シンプルでオーセンティックなデザインは現代的な印象も持っていますが、シルバーの肌や武骨な質感などはビンテージ独特の味わいが感じられます。制作工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ある程度量産されたリングですが現在では希少な物となっています。

内側にはBELL TRADING POSTのショップマーク/ホールマークと、スターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。そのショップホールマークは、ベル/鐘のシンボルを中心にしたラウンド型のホールマークです。このホールマークがいつ頃まで使用されていたかについては、1940年代末頃や1950年代後半、1961年頃など諸説ありますが、後にベルのマークが看板に描かれているカンパニーロゴへと変更されます。1972年に買収されて以降は、また新しいロゴのホールマークへと変更されています。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州アルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。
チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


内側の『STERLING』刻印は、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代中頃には登場していた刻印です。ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代末以降のようです。1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の銀の不足が影響した事で広く普及したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。
『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


オーセンティックなシェイプとデザインは、性別を問わず使いやすい印象を持ったリングですが、こちらは珍しいメンズ向けのサイズとなっています。
また、遊び心も感じさせるアイコニックなサンダーバードモチーフのピースですが、ビンテージインディアンジュエリーの風格やクラシックな印象もあり、その味わいやビンテージの質感は大人向けのアイテムではないかと思います。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションはシルバーには全体にクスミや細かな傷などの使用感が見られますが、目立ったダメージやリペア跡の無い状態となっています。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに生産されたピースで、それらのツーリストアイテム製造を代表する工房の一つであり【NAVAJO】ナバホ/【PUEBLO】プエブロの職人が多く所属した【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社製のアイテム。『バンドリング』とも呼ばれる造形スタイルをベースとし、サンダーバードのモチーフが特徴的なピースで、比較的珍しいメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

内側には丸く『BELL STERLING』の文字とベルが描かれたホールマークが施されており、そのホールマークデザインから1930年代末頃~1950年代に作られた個体と推測されます。
とても程よいボリューム感のリングで、このようなワイドウィズで円周全てが同じ幅に作られたリングは『バンドリング』とも呼ばれ、インディアンジュエリーに限らず、リング全般においてオーセンティックな造形スタイルの一つとなっています。そのようなシャンクをべースにサンダーバードが連続で施され、シンプルながら大変センスの良いピース。サンダーバードには細かなテクスチャーも刻まれ、インディアンジュエリーらしい奥行きが与えられています。
また、シンプルでオーセンティックなデザインは現代的な印象も持っていますが、シルバーの肌や武骨な質感などはビンテージ独特の味わいが感じられます。制作工程には機械が用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ある程度量産されたリングですが現在では希少な物となっています。

内側にはBELL TRADING POSTのショップマーク/ホールマークと、スターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。そのショップホールマークは、ベル/鐘のシンボルを中心にしたラウンド型のホールマークです。このホールマークがいつ頃まで使用されていたかについては、1940年代末頃や1950年代後半、1961年頃など諸説ありますが、後にベルのマークが看板に描かれているカンパニーロゴへと変更されます。1972年に買収されて以降は、また新しいロゴのホールマークへと変更されています。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州アルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していた【Maisel's】マイセルズの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。
チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


内側の『STERLING』刻印は、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代中頃には登場していた刻印です。ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代末以降のようです。1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の銀の不足が影響した事で広く普及したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。
『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


オーセンティックなシェイプとデザインは、性別を問わず使いやすい印象を持ったリングですが、こちらは珍しいメンズ向けのサイズとなっています。
また、遊び心も感じさせるアイコニックなサンダーバードモチーフのピースですが、ビンテージインディアンジュエリーの風格やクラシックな印象もあり、その味わいやビンテージの質感は大人向けのアイテムではないかと思います。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションはシルバーには全体にクスミや細かな傷などの使用感が見られますが、目立ったダメージやリペア跡の無い状態となっています。
Size

日本規格 約 19号   円周 約 59.7㎜   us 9.5
正面幅 約 9.7㎜

Material

Sterling Silver