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JBF005671

【Arrow Novelty】Atq Thunderbird/Horse Coin Silver Cuff c.1930

【Arrow Novelty】Atq Thunderbird/Horse Coin Silver Cuff c.1930
45,100 円(税込)
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。中でも当時有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピースで、愛らしいサンダーバードとホースモチーフのアップリケをメインに、アローやクロス等のスタンプワークも特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代末頃~1930年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)から作られたバンドは、フロント部分が3本に割り開かれた伝統的でオーセンティックなスプリットバンドの造形。そこに、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれるピースを代表するようなサンダーバードとホース/馬モチーフのアップリケが配されたピース。それぞれに力強く細かなスタンプワークによって細部を描き出し、クロスアローやモーニングスターなどのキャッチーなモチーフも刻まれる事で複雑な表情に仕上げられたブレスレットです。
また、スプリットバンドによりフロント部分に僅かな膨らみが与えられており、そこに厚みのあるアップリケや深く刻まれたスタンプワークが施される事で、全体に程よい立体感と奥行きのある表情が生み出されています。

モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、手の込んだシルバーワークが見られ、ツーリストジュエリーの中では比較的重量感がありしっかりとした造りのピースです。また、ほとんどの工程がハンドメイドで作られているようですが、アップリケ/パッチワークされたサンダーバードのカッティングなど一部の工程には、機械が用いられていると思われ、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースとなっています。
そして内側には、文字が読み難いですが、工房Arrow Noveltyのホールマークである『COIN 900』の文字が刻まれたアローヘッドが刻印されています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べ安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが、残念ながら製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの秀逸なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Horse】馬は旅を表し、人生や長い道のりを<導いてくれる物>を象徴します。

【Morning Star】モーニングスター(ホース/馬のアップリケに施されている三角形のスタンプ)は、導きや道標を表します。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。【Crossed Arrows】クロスアローは、 『フレンドシップ』『友情』を象徴しています。


ツーリストジュエリーでありながら経年とアンティークのシルバーが持つ質感によって渋い表情とビンテージ独特の迫力を持っています。またポップな印象のモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るビンテージ独特のバングルです。
また、アイコニックなモチーフがメインに構成されていますが、ターコイズがセットされていないため、ソリッドなシルバーによるシックなスタイルや大人の男性にも良く馴染む質感を持っています。

『マニュファクチュアラー』と呼ばれる、スーベニアジュエリーの量産化を図った大手の工房で作られたものですが、一つ一つ違ったアップリケやスタンプワークの構成となっており、全く同じ組み合わせはほとんど存在せず貴重でコレクタブルなアンティークピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーには全体にクスミ等が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等などは見られますが、使用感少なく良い状態を保っています。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。中でも当時有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピースで、愛らしいサンダーバードとホースモチーフのアップリケをメインに、アローやクロス等のスタンプワークも特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代末頃~1930年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)から作られたバンドは、フロント部分が3本に割り開かれた伝統的でオーセンティックなスプリットバンドの造形。そこに、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれるピースを代表するようなサンダーバードとホース/馬モチーフのアップリケが配されたピース。それぞれに力強く細かなスタンプワークによって細部を描き出し、クロスアローやモーニングスターなどのキャッチーなモチーフも刻まれる事で複雑な表情に仕上げられたブレスレットです。
また、スプリットバンドによりフロント部分に僅かな膨らみが与えられており、そこに厚みのあるアップリケや深く刻まれたスタンプワークが施される事で、全体に程よい立体感と奥行きのある表情が生み出されています。

モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、手の込んだシルバーワークが見られ、ツーリストジュエリーの中では比較的重量感がありしっかりとした造りのピースです。また、ほとんどの工程がハンドメイドで作られているようですが、アップリケ/パッチワークされたサンダーバードのカッティングなど一部の工程には、機械が用いられていると思われ、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースとなっています。
そして内側には、文字が読み難いですが、工房Arrow Noveltyのホールマークである『COIN 900』の文字が刻まれたアローヘッドが刻印されています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べ安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが、残念ながら製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの秀逸なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Horse】馬は旅を表し、人生や長い道のりを<導いてくれる物>を象徴します。

【Morning Star】モーニングスター(ホース/馬のアップリケに施されている三角形のスタンプ)は、導きや道標を表します。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。【Crossed Arrows】クロスアローは、 『フレンドシップ』『友情』を象徴しています。


ツーリストジュエリーでありながら経年とアンティークのシルバーが持つ質感によって渋い表情とビンテージ独特の迫力を持っています。またポップな印象のモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るビンテージ独特のバングルです。
また、アイコニックなモチーフがメインに構成されていますが、ターコイズがセットされていないため、ソリッドなシルバーによるシックなスタイルや大人の男性にも良く馴染む質感を持っています。

『マニュファクチュアラー』と呼ばれる、スーベニアジュエリーの量産化を図った大手の工房で作られたものですが、一つ一つ違ったアップリケやスタンプワークの構成となっており、全く同じ組み合わせはほとんど存在せず貴重でコレクタブルなアンティークピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーには全体にクスミ等が見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等などは見られますが、使用感少なく良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約60.0㎜    正面幅(高さ) 約21.1㎜
内周 約145㎜    開口部 約24.5㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1inch 

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Coin Silver 900
        約23.3g