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JRO005586N

Vintage Navajo Heavy Silver Men's Ring w/Gemsilica c.1955~

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78,100 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、とても珍しい【Gemsilica】ジェムシリカがマウントされた作品で、武骨なデザインと手の込んだシルバーワークも特徴的です。ジェムシリカの強い透明感を持った神秘的なグリーンにより、ターコイズとは異なった雰囲気を帯びたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1950年代後半~1970年代初頭頃の作品と思われ、キャストで成形された重厚なシャンクをベースとしています。そのフェイスにスクエアカットのジェムシリカがマウントされ、その石を留めるベゼル(覆輪)は、上下左右に配されたアップリケがシャンクから石に重なることで、ベゼルの役割を担う構造となっています。このようなアップリケが石の上に被さり、ベゼルを兼ねる造形は非常に古い作品でも散見され、ナバホの巨匠 【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等も好んだディテールです。また、それらのアップリケにはナバホジュエリーらしいスタンプワークが刻まれ、エッジがジグザグにカットされる事で、クラシックな雰囲気のスクエアカットジェムシリカにインディアンジュエリーらしい動きのある表情を付加しており、武骨でエスニシティな魅力与えているようです。


セットされた石は、幻想的な光を持った宝石【Gemsilica】ジェムシリカです。【Chrysocolla】クリソコラと中間的な印象ですが、強い透明感はジェムシリカにしか見られない特徴です。画像よりも少し濃く重厚なグリーンの石であり、ターコイズに比べ静かでクラシックな雰囲気を持った宝石です。クウォーツ/水晶に由来する透明感と、どこかエレガントな光が特徴的です。
アリゾナ州の鉱山で産出した石と思われ、産出量がとても少ない為に知名度は高くありませんが、その多くはターコイズ以上の市場価値を持っています。第二次世界大戦中の1940年代~1950年代前半には、ターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したために【Petrified Wood】ペトリファイドウッドや【Agate】アゲート等が用いられた作品が多く作られていますが、ジェムシリカは宝石として高く評価され高額であった為に、本作のようにインディアンジュエリーに用いられていることの少ない石です。


【Gemsilica】ジェムシリカ/【Aikicified chrysocolla】シリシファイド・クリソコラは、【Chrysocolla】クリソコラにケイ素が浸透し結晶化することで生まれる宝石です。クリソコラは、ターコイズと同じように銅山から産出することが多い石で、発色の美しいグリーンを基調としマーブル模様や縞模様を持ったものが多く見られますが、中にはターコイズと酷似したものも見られ、【Pilot Mt. Turquoise】パイロットマウンテンターコイズや【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズとして流通する石の一部は、鉱物学的にはクリソコラに属する石も含まれています。
そのようなクリソコラが珪化(水晶/クウォーツと結びついた)した石が、ジェムシリカと呼ばれる希少な石となります。正式名称はシリシファイド・クリソコラ、日本語では『珪孔雀石』です。アリゾナ州のヤヴァパイ郡周辺や南米ペルーでのみ採掘される世界的にも希少な宝石の一つとなっています。クリソコラにはない透明感と硬度を持ち、柔らかく幻想的な光を放つグリーンからアクアブルーの物が多く見られます。
古くは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も好んだ石であり、インディアンジュエリーにおいて多く見られるマテリアルではありませんが、ナバホリザベーションから産出し伝統的に用いられている宝石の一つです。


シャンクの内側には『STERLING』の文字列の一部が確認できます。この『STERLING』は、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代中頃には登場していた刻印です。ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代末以降のようです。1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の銀の不足が影響したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。
Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。


ナバホジュエリーらしい印象のデザイン・造形を持ったリングですが、高度なシルバーワークを駆使して形作られており、作者の高い技術力を感じさせるリングです。また、スクエアシェイプにカットされたエレガントでクラシックなジェムシリカにより、唯一無二のオリジナリティを持った作品となっており、類似作品を発見する事は不可能に近いと思われます。

また、特別な独創性を有するリングですが、ナバホの伝統的なシルバーワークと静かで幻想的な石は、渋く落ち着いた印象を作っており、スタイルやシーンを問わず多くのスタイル・コーディネイトにとても馴染みやすいリングです。

シルバーワークのエスニシティでワイルドな表情と、ジェムシリカの静かで深遠な景色が混然一体となり、他に類を見ない魅力を放つリングとなっています。ジェムシリカという石の希少性を含め大変コレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージはなく良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、とても珍しい【Gemsilica】ジェムシリカがマウントされた作品で、武骨なデザインと手の込んだシルバーワークも特徴的です。ジェムシリカの強い透明感を持った神秘的なグリーンにより、ターコイズとは異なった雰囲気を帯びたメンズサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

1950年代後半~1970年代初頭頃の作品と思われ、キャストで成形された重厚なシャンクをベースとしています。そのフェイスにスクエアカットのジェムシリカがマウントされ、その石を留めるベゼル(覆輪)は、上下左右に配されたアップリケがシャンクから石に重なることで、ベゼルの役割を担う構造となっています。このようなアップリケが石の上に被さり、ベゼルを兼ねる造形は非常に古い作品でも散見され、ナバホの巨匠 【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等も好んだディテールです。また、それらのアップリケにはナバホジュエリーらしいスタンプワークが刻まれ、エッジがジグザグにカットされる事で、クラシックな雰囲気のスクエアカットジェムシリカにインディアンジュエリーらしい動きのある表情を付加しており、武骨でエスニシティな魅力与えているようです。


セットされた石は、幻想的な光を持った宝石【Gemsilica】ジェムシリカです。【Chrysocolla】クリソコラと中間的な印象ですが、強い透明感はジェムシリカにしか見られない特徴です。画像よりも少し濃く重厚なグリーンの石であり、ターコイズに比べ静かでクラシックな雰囲気を持った宝石です。クウォーツ/水晶に由来する透明感と、どこかエレガントな光が特徴的です。
アリゾナ州の鉱山で産出した石と思われ、産出量がとても少ない為に知名度は高くありませんが、その多くはターコイズ以上の市場価値を持っています。第二次世界大戦中の1940年代~1950年代前半には、ターコイズを採掘する鉱夫の人出が不足したために【Petrified Wood】ペトリファイドウッドや【Agate】アゲート等が用いられた作品が多く作られていますが、ジェムシリカは宝石として高く評価され高額であった為に、本作のようにインディアンジュエリーに用いられていることの少ない石です。


【Gemsilica】ジェムシリカ/【Aikicified chrysocolla】シリシファイド・クリソコラは、【Chrysocolla】クリソコラにケイ素が浸透し結晶化することで生まれる宝石です。クリソコラは、ターコイズと同じように銅山から産出することが多い石で、発色の美しいグリーンを基調としマーブル模様や縞模様を持ったものが多く見られますが、中にはターコイズと酷似したものも見られ、【Pilot Mt. Turquoise】パイロットマウンテンターコイズや【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズとして流通する石の一部は、鉱物学的にはクリソコラに属する石も含まれています。
そのようなクリソコラが珪化(水晶/クウォーツと結びついた)した石が、ジェムシリカと呼ばれる希少な石となります。正式名称はシリシファイド・クリソコラ、日本語では『珪孔雀石』です。アリゾナ州のヤヴァパイ郡周辺や南米ペルーでのみ採掘される世界的にも希少な宝石の一つとなっています。クリソコラにはない透明感と硬度を持ち、柔らかく幻想的な光を放つグリーンからアクアブルーの物が多く見られます。
古くは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)も好んだ石であり、インディアンジュエリーにおいて多く見られるマテリアルではありませんが、ナバホリザベーションから産出し伝統的に用いられている宝石の一つです。


シャンクの内側には『STERLING』の文字列の一部が確認できます。この『STERLING』は、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代中頃には登場していた刻印です。ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代末以降のようです。1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の銀の不足が影響したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。
Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。


ナバホジュエリーらしい印象のデザイン・造形を持ったリングですが、高度なシルバーワークを駆使して形作られており、作者の高い技術力を感じさせるリングです。また、スクエアシェイプにカットされたエレガントでクラシックなジェムシリカにより、唯一無二のオリジナリティを持った作品となっており、類似作品を発見する事は不可能に近いと思われます。

また、特別な独創性を有するリングですが、ナバホの伝統的なシルバーワークと静かで幻想的な石は、渋く落ち着いた印象を作っており、スタイルやシーンを問わず多くのスタイル・コーディネイトにとても馴染みやすいリングです。

シルバーワークのエスニシティでワイルドな表情と、ジェムシリカの静かで深遠な景色が混然一体となり、他に類を見ない魅力を放つリングとなっています。ジェムシリカという石の希少性を含め大変コレクタブルな作品の一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージはなく良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 21~21.5号  円周 約 62.5㎜    us 10.5
正面幅 約 21.2㎜

Material

Sterling Silver, Gemsilica (Aikicified chrysocolla)