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JRO015696

Antique Navajo Fox Turquoise Men's Ring c.1940~

Antique Navajo Fox Turquoise Men's Ring c.1940~
64,900 円(税込)
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Antique Navajo Fox Turquoise Men's Ring  c.1940~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オーセンティックでクラシックなシルバーワークをベースに、美しいフォックスターコイズがマウントされたピース。素朴ながら素晴らしいクオリティーを持ったメンズサイズのビンテージ/アンティークリングです。

1940年代~1950年代頃の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは丁寧なシルバーワークによって形作られており、フェイスは幻想的な美しさを持ったフォックスターコイズで構成されています。その石を留めるベゼル(覆輪)も厚いシルバーとなっており、緻密なデザイン・造形ではありませんが、質実剛健なシルバーワークによって作り上げられています。さらに、フェイスの両サイドにはスタンプワークの刻まれた半円型のコンチョのアップリケが施されています。

リングとしてとても美しいバランスに仕上がった作品で、残念ながら作者は不明となっていますが、トラディショナルで洗練されたデザイン/造形やサイドに刻まれたスタンプ(鏨)、そしてマウントされた石の選択などからは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させる作品です。また、本作の様な作品は現代においてもナバホのトラディショナルなスタイルとして受け継がれており、最高峰の技術を持つ【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が制作を継続しています。

セットされたターコイズは神秘的で深い表情をもつ【Fox Turquoise】フォックスターコイズと思われ、独特の少しグレイッシュなアクアカラーを持ち、少しマットな質感となっていますが、高い硬度を感じさせる透明感を持った素晴らしいターコイズです。
フォックスターコイズは、1900年代初頭に発見された鉱山で、ネバダ州の鉱山の中でも最大の産出量を誇ります。産出量に比例してそのカラーバリエーションも幅広い鉱山です。
また、前述のようにFred Peshlakaも好んだ鉱山であり、同作者の作品においても散見されるターコイズです。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後ナバホラグでも有名なクリスタルにおいて19人と言う大きな家族で育ちました。そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 そんな恵まれた環境にあったFred Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはシルバースミスとしての仕事を再開し、1931年からはフォートウィンゲートインディアンスクールでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。
そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。そこでジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み重ねていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻ります。そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
ナバホの古典技術を、第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家です。やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケネス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。


ナバホの古典的な技術によって構成されたトラディショナルなスタイルの作品。伝統的なデザイン・造形ですが、本作の様に重厚で上質なシルバーワークで作られたリングは現存数がとても少なく、大変貴重な作品となっています。

また、クラシックでエレガントな印象も併せ持つ作品であり、繊細でありながら力強い質感と味わい深いターコイズは長い年月を経ていまだそのその存在感と威厳を失っていません。ナチュラルで豊かな表情と普遍的な造形美はスタイルやシーンを問わずとても馴染みやすいリングです。

ビンテージインディアンジュエリーらしい武骨な表情も感じさせるシルバーワークですが、素晴らしい造形センスとアンティーク工芸品としての完成度も感じさせるコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年による細かなキズや摩耗、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、特に目立ったダメージはなく良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オーセンティックでクラシックなシルバーワークをベースに、美しいフォックスターコイズがマウントされたピース。素朴ながら素晴らしいクオリティーを持ったメンズサイズのビンテージ/アンティークリングです。

1940年代~1950年代頃の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは丁寧なシルバーワークによって形作られており、フェイスは幻想的な美しさを持ったフォックスターコイズで構成されています。その石を留めるベゼル(覆輪)も厚いシルバーとなっており、緻密なデザイン・造形ではありませんが、質実剛健なシルバーワークによって作り上げられています。さらに、フェイスの両サイドにはスタンプワークの刻まれた半円型のコンチョのアップリケが施されています。

リングとしてとても美しいバランスに仕上がった作品で、残念ながら作者は不明となっていますが、トラディショナルで洗練されたデザイン/造形やサイドに刻まれたスタンプ(鏨)、そしてマウントされた石の選択などからは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させる作品です。また、本作の様な作品は現代においてもナバホのトラディショナルなスタイルとして受け継がれており、最高峰の技術を持つ【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が制作を継続しています。

セットされたターコイズは神秘的で深い表情をもつ【Fox Turquoise】フォックスターコイズと思われ、独特の少しグレイッシュなアクアカラーを持ち、少しマットな質感となっていますが、高い硬度を感じさせる透明感を持った素晴らしいターコイズです。
フォックスターコイズは、1900年代初頭に発見された鉱山で、ネバダ州の鉱山の中でも最大の産出量を誇ります。産出量に比例してそのカラーバリエーションも幅広い鉱山です。
また、前述のようにFred Peshlakaも好んだ鉱山であり、同作者の作品においても散見されるターコイズです。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後ナバホラグでも有名なクリスタルにおいて19人と言う大きな家族で育ちました。そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 そんな恵まれた環境にあったFred Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはシルバースミスとしての仕事を再開し、1931年からはフォートウィンゲートインディアンスクールでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。
そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。そこでジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み重ねていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻ります。そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
ナバホの古典技術を、第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家です。やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケネス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。


ナバホの古典的な技術によって構成されたトラディショナルなスタイルの作品。伝統的なデザイン・造形ですが、本作の様に重厚で上質なシルバーワークで作られたリングは現存数がとても少なく、大変貴重な作品となっています。

また、クラシックでエレガントな印象も併せ持つ作品であり、繊細でありながら力強い質感と味わい深いターコイズは長い年月を経ていまだそのその存在感と威厳を失っていません。ナチュラルで豊かな表情と普遍的な造形美はスタイルやシーンを問わずとても馴染みやすいリングです。

ビンテージインディアンジュエリーらしい武骨な表情も感じさせるシルバーワークですが、素晴らしい造形センスとアンティーク工芸品としての完成度も感じさせるコレクタブルな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年による細かなキズや摩耗、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、特に目立ったダメージはなく良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 20号  円周 約 60.8㎜    us 10
正面幅 約 21.2㎜
ターコイズサイズは 19.3㎜×11.80㎜ 程度

Material

Ingot Silver, Fox Turquoise