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JBO015922

Atq Navajo Silver Cuff w/Zuni Carved No.8 Turquoise c.1930~

Atq Navajo Silver Cuff w/Zuni Carved No.8 Turquoise c.1930~
264,000 円(税込)
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Atq Navajo Silver Cuff w/Zuni Carved No.8 Turquoise  c.1930~
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【NAVAJO】ナバホのシルバースミスと、【ZUNI】ズニのターコイズカーバー(彫刻家)による「共作」と思われる大変貴重な作品。【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストで制作されたものと推定可能なピースであり、非常に質の高いシルバーワークをベースに、カービングされたナンバーエイトターコイズがマウントされたミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代~1950年代初頭頃に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)は『スプリットバンド』と呼ばれる伝統的な造形でサイドから3本に割り開かれており、センターに向かって幅とボリューム感を持たせたナバホのトラディショナルな造形スタイルです。その中央にカービング(彫刻)された高さのあるナンバーエイトターコイズがマウントされており、そのターコイズの存在感を活かしながら、石の迫力に負けない細部まで手の込んだシルバーワークによる完成度や作品としての奥行きも特徴的なブレスレットです。
複雑なシェイプを持つターコイズに合わせ精密に作られたベゼル(覆輪)がしっかりと石を固定し、その外側にはとても細かなコンチョが並べられることで、繊細で複雑な印象となっています。また、バンドのサイド~ターミナルにかけては力強いスタンプワークが刻まれており、上下のエッジ部分はスタンプワークによる文様と呼応した『ファイルワーク』と呼ばれるヤスリによる刻みが施される事で、作品に動きや奥行きが与えられているようです。さらに、バンドとフェイスの間には大きなシルバーボールが配される事で、高さのあるターコイズとバンドの間を繋ぐ立体感が生み出されており、作品のバランスを整えるながらシルバーとターコイズのコントラストが美しいブレスレットに仕上げられています。

本作のようなズニのカーバーによるカービングターコイズやチャンネルインレイが用いられたナバホスタイルのジュエリーは1920年代後半頃から見られ、主にC.G. Wallace Trading Companyに作品を供給した作家達によって生み出されました。
代表的な例としては、ズ二の大巨匠【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユーセ(1889-1966)のターコイズカービング(フェティッシュを含む)をナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や、同じくナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等がジュエリーに仕立てた作品が幾つか残されており、Leekya Deyuseの作品の中でも、こちらの様な具体物をかたどっていないターコイズカービングの作品が発見されています。それは、本作と類似した特徴を持つブレスレットですが、本作に関わったナバホ・ズニ双方の作家に関しては、明確に人物を特定することが不可能となっています。

マウントされたターコイズは【Old Number Eight Turquoise】オールドナンバーエイトターコイズです。1930年代に産出した石と思われ、このようなカービング可能なカラットと硬さを備えたターコイズを供給できたことも、C. G. Wallace Trading Postがバックアップしていたことを物語るディテールとなっています。
それほど濃い色相のターコイズではありませんが、とても立派なナゲット(塊)からカット・カービンされており、美しいブラウンウェブと素晴らしい迫力を持ったターコイズです。
質の高いオールドナンバーエイトのため、少しマットな質感ながら数十年を経過してなお変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛えています。もちろん無添加ナチュラルターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバー特有の質感を持った重厚なバンドがベースとなっており、そこに文様を刻むアンティーク作品特有のクオリティを持つスタンプ/鏨ツールからも作者の高い技術とクリエイティビティが感じられます。
さらに、ズニのカーバーとの共作と推定される制作背景には、C. G. Wallace Trading Postの特異性やオリジナリティを含み、非常に高い史料価値・ミュージアムクオリティといえる希少性を秘めたブレスレットとなっています。

ナバホジュエリーのトラディッショナルなシルバーワークを踏襲していますが、高さがあり独特の表情を見せるカービングターコイズがマウントされる事で独特な存在感を示し、多くのスタイル・コーディネイトにおいて要となり得るジュエリー作品。その独創性とアンティークながら完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価され、ウェアラブルアートとしても大変魅力的な作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリーの見識や予備知識を必要とするコレクター向けの作品となりますが、比肩する価値を持った作品が市場に出ることの無いピースであり、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作時のムラなどが見られますが、使用感を感じない素晴らしい状態を保っています。
ターコイズも少しマットな質感にはなっており、天然石由来の凹凸等は見られますが、良好なコンディションとなっています。
【NAVAJO】ナバホのシルバースミスと、【ZUNI】ズニのターコイズカーバー(彫刻家)による「共作」と思われる大変貴重な作品。【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストで制作されたものと推定可能なピースであり、非常に質の高いシルバーワークをベースに、カービングされたナンバーエイトターコイズがマウントされたミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代~1950年代初頭頃に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)は『スプリットバンド』と呼ばれる伝統的な造形でサイドから3本に割り開かれており、センターに向かって幅とボリューム感を持たせたナバホのトラディショナルな造形スタイルです。その中央にカービング(彫刻)された高さのあるナンバーエイトターコイズがマウントされており、そのターコイズの存在感を活かしながら、石の迫力に負けない細部まで手の込んだシルバーワークによる完成度や作品としての奥行きも特徴的なブレスレットです。
複雑なシェイプを持つターコイズに合わせ精密に作られたベゼル(覆輪)がしっかりと石を固定し、その外側にはとても細かなコンチョが並べられることで、繊細で複雑な印象となっています。また、バンドのサイド~ターミナルにかけては力強いスタンプワークが刻まれており、上下のエッジ部分はスタンプワークによる文様と呼応した『ファイルワーク』と呼ばれるヤスリによる刻みが施される事で、作品に動きや奥行きが与えられているようです。さらに、バンドとフェイスの間には大きなシルバーボールが配される事で、高さのあるターコイズとバンドの間を繋ぐ立体感が生み出されており、作品のバランスを整えるながらシルバーとターコイズのコントラストが美しいブレスレットに仕上げられています。

本作のようなズニのカーバーによるカービングターコイズやチャンネルインレイが用いられたナバホスタイルのジュエリーは1920年代後半頃から見られ、主にC.G. Wallace Trading Companyに作品を供給した作家達によって生み出されました。
代表的な例としては、ズ二の大巨匠【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユーセ(1889-1966)のターコイズカービング(フェティッシュを含む)をナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や、同じくナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等がジュエリーに仕立てた作品が幾つか残されており、Leekya Deyuseの作品の中でも、こちらの様な具体物をかたどっていないターコイズカービングの作品が発見されています。それは、本作と類似した特徴を持つブレスレットですが、本作に関わったナバホ・ズニ双方の作家に関しては、明確に人物を特定することが不可能となっています。

マウントされたターコイズは【Old Number Eight Turquoise】オールドナンバーエイトターコイズです。1930年代に産出した石と思われ、このようなカービング可能なカラットと硬さを備えたターコイズを供給できたことも、C. G. Wallace Trading Postがバックアップしていたことを物語るディテールとなっています。
それほど濃い色相のターコイズではありませんが、とても立派なナゲット(塊)からカット・カービンされており、美しいブラウンウェブと素晴らしい迫力を持ったターコイズです。
質の高いオールドナンバーエイトのため、少しマットな質感ながら数十年を経過してなお変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛えています。もちろん無添加ナチュラルターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバー特有の質感を持った重厚なバンドがベースとなっており、そこに文様を刻むアンティーク作品特有のクオリティを持つスタンプ/鏨ツールからも作者の高い技術とクリエイティビティが感じられます。
さらに、ズニのカーバーとの共作と推定される制作背景には、C. G. Wallace Trading Postの特異性やオリジナリティを含み、非常に高い史料価値・ミュージアムクオリティといえる希少性を秘めたブレスレットとなっています。

ナバホジュエリーのトラディッショナルなシルバーワークを踏襲していますが、高さがあり独特の表情を見せるカービングターコイズがマウントされる事で独特な存在感を示し、多くのスタイル・コーディネイトにおいて要となり得るジュエリー作品。その独創性とアンティークながら完成されたシルバーワークは、アートピースとしても高く評価され、ウェアラブルアートとしても大変魅力的な作品となっています。

ビンテージインディアンジュエリーの見識や予備知識を必要とするコレクター向けの作品となりますが、比肩する価値を持った作品が市場に出ることの無いピースであり、トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作時のムラなどが見られますが、使用感を感じない素晴らしい状態を保っています。
ターコイズも少しマットな質感にはなっており、天然石由来の凹凸等は見られますが、良好なコンディションとなっています。
Size

メンズサイズ ML - L 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約61.1㎜    正面幅(高さ) 約37.9㎜
内周 約144㎜    開口部 約24㎜
Inside Measurement 5 11/16inch   opening 15/16 inch 

ターコイズ(中央の石) 縦 約30.8㎜  横 約20.1㎜ 高さ 約7.8㎜

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店で調整後のお渡しが可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Silver, Carved Number Eight Turquoise
        約46.6g