ITEM CODE:
JPF005797

Antique 卍 Stamped Arrowhead Shape Small Silver Pin c.1925~

Antique 卍 Stamped Arrowhead Shape Small Silver Pin c.1925~
13,200 円(税込)
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Antique 卍 Stamped Arrowhead Shape Small Silver Pin  c.1925~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、アローヘッド(矢頭)シェイプに【卍】Whirling Log等のスタンプワークやリポウズが施されたコインシルバー製の作品。全てハンドメイドで制作され、素朴で小さなピースながらエスニシティな魅力と奥行きを秘めたアンティーク/ビンテージピンブローチです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに作られたスーベニアアイテムの一つ。しかしながら、全ての工程がハンドメイドで仕上げられており、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、粗暴ながらも独特の完成度と味わいを有しています。

1920年代後半~1930年代製と思われる作品で、アンティーク独特の渋いシルバーの質感を持ち、小さなサイズながら逆卍やアロー等のスタンプがとても力強く刻まれています。また中央には、鏨(鉄製の金型ツール)を用いてシルバーを叩きだすことで作るシェルコンチョのリポウズ/バンプアウトが施されており、それらで使用されている鏨ツールは、現代の様な凸と凹の金型で挟み込むタイプではなく、まだ凹の金型に矢坊主(メタルダッピングツール)を用いて叩き込む事で作り出されたディテールとなっています。また、このリポウズが施される事で、小さな作品に立体的な動きや迫力が与えられているようです。


本作のようなアイテムは当時、幾つかのトレーディングポストやスーベニアジュエリーメーカーによって作られていました。しかしながら、本作については多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストが当時発行したカタログにスタンプやその構成まで酷似した作品が確認できます。
分業化・量産化を始める以前にMaisel's Indian Trading Postで制作された可能性が非常に高く、それによりコインシルバー製であることが判断可能となっています。ただし、まだショップマークやホールマーク(サイン)が刻印される事の無かった時代の作品の為、絶対的な判断は不可能です。


【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。

卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作も少し沈んだ色味を持つ重厚なシルバーをベースとしており、深く刻まれたスタンプワーク等から、手工芸品特有の味わいとビンテージジュエリー特有の魅力を感じることが出来る作品です。

また、とても小さなサイズ感とオーセンティックなデザインの為、多くのスタイルにフィットさせることが出来る高い汎用性を持っており、重さがない為にニットやカットソーのワンポイントにも使用可能です。
落ち着いたシルバーの質感は、色々なアイテムにフィットし、ラペルやハット等以外にもワンポイントとしてシャツやアウターに馴染みやすく、気の利いたアクセントになってくれると思います。

ツーリストジュエリーらしいモチーフのピンですが、探すと見つかりにくいコレクタブルなアイテムの一つです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも経年によるシルバーのクスミや、ハンドメイド作品特有の制作時のムラなどが見られますが、ダメージのない良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、アローヘッド(矢頭)シェイプに【卍】Whirling Log等のスタンプワークやリポウズが施されたコインシルバー製の作品。全てハンドメイドで制作され、素朴で小さなピースながらエスニシティな魅力と奥行きを秘めたアンティーク/ビンテージピンブローチです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに作られたスーベニアアイテムの一つ。しかしながら、全ての工程がハンドメイドで仕上げられており、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、粗暴ながらも独特の完成度と味わいを有しています。

1920年代後半~1930年代製と思われる作品で、アンティーク独特の渋いシルバーの質感を持ち、小さなサイズながら逆卍やアロー等のスタンプがとても力強く刻まれています。また中央には、鏨(鉄製の金型ツール)を用いてシルバーを叩きだすことで作るシェルコンチョのリポウズ/バンプアウトが施されており、それらで使用されている鏨ツールは、現代の様な凸と凹の金型で挟み込むタイプではなく、まだ凹の金型に矢坊主(メタルダッピングツール)を用いて叩き込む事で作り出されたディテールとなっています。また、このリポウズが施される事で、小さな作品に立体的な動きや迫力が与えられているようです。


本作のようなアイテムは当時、幾つかのトレーディングポストやスーベニアジュエリーメーカーによって作られていました。しかしながら、本作については多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストが当時発行したカタログにスタンプやその構成まで酷似した作品が確認できます。
分業化・量産化を始める以前にMaisel's Indian Trading Postで制作された可能性が非常に高く、それによりコインシルバー製であることが判断可能となっています。ただし、まだショップマークやホールマーク(サイン)が刻印される事の無かった時代の作品の為、絶対的な判断は不可能です。


【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。

卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


本作も少し沈んだ色味を持つ重厚なシルバーをベースとしており、深く刻まれたスタンプワーク等から、手工芸品特有の味わいとビンテージジュエリー特有の魅力を感じることが出来る作品です。

また、とても小さなサイズ感とオーセンティックなデザインの為、多くのスタイルにフィットさせることが出来る高い汎用性を持っており、重さがない為にニットやカットソーのワンポイントにも使用可能です。
落ち着いたシルバーの質感は、色々なアイテムにフィットし、ラペルやハット等以外にもワンポイントとしてシャツやアウターに馴染みやすく、気の利いたアクセントになってくれると思います。

ツーリストジュエリーらしいモチーフのピンですが、探すと見つかりにくいコレクタブルなアイテムの一つです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションも経年によるシルバーのクスミや、ハンドメイド作品特有の制作時のムラなどが見られますが、ダメージのない良好な状態を保っています。
Size

縦 約1.25㎝   横 約3.0㎝

Material

Silver