ITEM CODE:
JRF005766

Atq 卍 Stamped T-bird Face Ingot Coin Slv Small Ring c.1925~

Atq 卍 Stamped T-bird Face Ingot Coin Slv Small Ring c.1925~
28,600 円(税込)
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Atq 卍 Stamped T-bird Face Ingot Coin Slv Small Ring  c.1925~
  • Atq 卍 Stamped T-bird Face Ingot Coin Slv Small Ring  c.1925~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、古典的なオーバルフェイスが野趣あふれる表情のサンダーバードで構成された、デザインのギャップがとても魅力的な作品。シンプルながら伝統的な技術で形作られた小さいサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに作られたスーベニアアイテムの一つであり、それらを代表するようなサンダーバードモチーフの作品ながら、全てハンドメイドで仕上げられています。そのため、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、ディテールやデザインセンスなど各部に素晴らしい完成度と味わいを持った作品です。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたフェイスは、翼を閉じたサンダーバードが巧みなデザインワークにより、縦に長く美しいオーバルシェイプの中に描き出されています。さらに、スタンプワークによって細部が構成され、中央には【逆卍】Whirling Log/Nohokosやクロスアローズのモチーフが刻まれています。また、尾の部分などは深く立体感のあるスタンプが刻まれ、サンダーバードの脚部はとても素朴で愛らしいタッチのスタンプワークとなっており、当時のキャッチーなセンスとエスニシティな味わい、そしてアンティーク独特な古拙の美を感じることが出来る作品となっています。
さらに、フェイス全体がハンマーワークによって柔らかいアール/曲面に仕上げられており、細いシャンク部分にもアローの刻印が配される等、素朴ながら細部にも行き届いた拘りとハンドメイドの味わいが感じられるピースです。

またこちらのようなアイテムは、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストが当時発行したカタログに類似作品が確認できます。またそれにより、コインシルバー製であることが判断可能となっています。ただし、まだショップマークやホールマーク(サイン)が刻印される事の無かった時代の作品の為、絶対的な判断は不可能です。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Crossed Arrows】クロスアローは『フレンドシップ』『友情』を象徴しています。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


こちらの作品も、ツーリストアイテムらしく華奢で軽い造りとなっていますが、コインシルバーからハンマーワークをメインに形作られる事で、非常に硬さを持ったシルバーとなっています。
また、フェイスのサンダーバードがキャッチーでアイコニックな造形ながら、アンティーク独特の重厚な雰囲気も感じさせ、その長い年月を経た質感によって大人向けのアイテムに昇華されていると思います。

少し縦に長いサンダーバードのシェイプは拡大すると武骨なサンダーバードの表情が際立ちますが、遠目にはクラシックで流麗なシルエットを持ち、さり気なくスタイルに奥行きをもたらすことが出来るビンテージリングです。
また、女性に向いた小さいサイズですが、男性のピンキーリングとしてもお使い頂きやすい造形となっています。

プリミティブなシルバーワークと、当時の自由でエスニシティなデザインワークが生み出したとても魅力的なリング。どこか威厳さえも感じることが出来るアンティークの良作です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感の少ないとても良好な状態です。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、古典的なオーバルフェイスが野趣あふれる表情のサンダーバードで構成された、デザインのギャップがとても魅力的な作品。シンプルながら伝統的な技術で形作られた小さいサイズのアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに作られたスーベニアアイテムの一つであり、それらを代表するようなサンダーバードモチーフの作品ながら、全てハンドメイドで仕上げられています。そのため、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、ディテールやデザインセンスなど各部に素晴らしい完成度と味わいを持った作品です。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたフェイスは、翼を閉じたサンダーバードが巧みなデザインワークにより、縦に長く美しいオーバルシェイプの中に描き出されています。さらに、スタンプワークによって細部が構成され、中央には【逆卍】Whirling Log/Nohokosやクロスアローズのモチーフが刻まれています。また、尾の部分などは深く立体感のあるスタンプが刻まれ、サンダーバードの脚部はとても素朴で愛らしいタッチのスタンプワークとなっており、当時のキャッチーなセンスとエスニシティな味わい、そしてアンティーク独特な古拙の美を感じることが出来る作品となっています。
さらに、フェイス全体がハンマーワークによって柔らかいアール/曲面に仕上げられており、細いシャンク部分にもアローの刻印が配される等、素朴ながら細部にも行き届いた拘りとハンドメイドの味わいが感じられるピースです。

またこちらのようなアイテムは、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストが当時発行したカタログに類似作品が確認できます。またそれにより、コインシルバー製であることが判断可能となっています。ただし、まだショップマークやホールマーク(サイン)が刻印される事の無かった時代の作品の為、絶対的な判断は不可能です。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Crossed Arrows】クロスアローは『フレンドシップ』『友情』を象徴しています。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


こちらの作品も、ツーリストアイテムらしく華奢で軽い造りとなっていますが、コインシルバーからハンマーワークをメインに形作られる事で、非常に硬さを持ったシルバーとなっています。
また、フェイスのサンダーバードがキャッチーでアイコニックな造形ながら、アンティーク独特の重厚な雰囲気も感じさせ、その長い年月を経た質感によって大人向けのアイテムに昇華されていると思います。

少し縦に長いサンダーバードのシェイプは拡大すると武骨なサンダーバードの表情が際立ちますが、遠目にはクラシックで流麗なシルエットを持ち、さり気なくスタイルに奥行きをもたらすことが出来るビンテージリングです。
また、女性に向いた小さいサイズですが、男性のピンキーリングとしてもお使い頂きやすい造形となっています。

プリミティブなシルバーワークと、当時の自由でエスニシティなデザインワークが生み出したとても魅力的なリング。どこか威厳さえも感じることが出来るアンティークの良作です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感の少ないとても良好な状態です。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

日本規格 約 8.5号   円周 約 48.8㎜   us 5
正面幅 約 27.5㎜

Material

Ingot Coin Silver