ITEM CODE:
JPO014523

Antique Navajo Repoused Silver Concho Pin w/Turquoise c.1920

Antique Navajo Repoused Silver Concho Pin w/Turquoise c.1920
55,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オールドナバホジュエリーらしい武骨さを持ちながら非常に精巧で質の高いシルバーワークによって構成されたハイエンドな作品。元々はコンチョボタンとして作られた作品で、後年にコンチョボタンの足部分が除去され、ピンブローチ用のニードルパーツをつけることでリフォームされたアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1910年代末~1930年代前半頃に制作されたと思われるコンチョボタンをベースにした作品で、ピンブローチとしてリフォームされた時期は不明ですが、おそらく1930年代以降に加工されています。本作のようにコンチョデザインのピンブローチは、1930年代以降には多く作られたオーセンティックなスタイルの一つとなっており、その当時すでに古いコンチョであった本作もピンブローチとしてリフォームされたピースと推測されます。

インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシルバーは、コインシルバーかそれに近い純度のシルバーが用いられていると推測され、古い作品ながら全てのディテールが非常に高い技術力を感じさせる秀逸なシルバーワークで構成された作品です。
少し大きめのラウンドシェイプをべースにしており、エッジは『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプに造形されています。センターにはアクセントとなる小粒ながら美しいターコイズがセットされ、バースト状に8ヶ所のバンプアウトが施されます。これらは『リポウズ』と呼ばれる鋼で作られた凹と凸の金型に挟み込むことでシルバーを叩き出し凹凸(バンプ)を作るシルバーワークによって成形されています。さらに、その外側部分には、『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術により、しっかりとした凹凸によるラインが作り込まれ、そのライン上には細かく精密にチゼルワークが刻まれています。シンプルな造形でありながら非常に手の込んだシルバーワークによって形作られ、細かなスタンプワークが正確に刻まれることで奥行きのある表情が与えられているようです。
また、全体に立体的なアールがつけられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。

すべてのディテールはナバホの伝統的な技術や造形スタイルによって作られており、ターコイズのベゼルに至るまで丁寧なハンマーワークによって構成されたコンチョです。
このような造形スタイルや原始的なシルバーワークの技術は、1940年代には【Navajo Guild】(Navajo Arts and Crafts Guild)等で巨匠【Ambrose Roanhorse】らにより受け継がれました。現代においてもコンテンポラリー作家の中でも最高峰の技術を持つ【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が受け継ぎ、現在でも製作されている造形ですが、こちらのピースはアンティークを凌ぐクオリティーを持つPerry Shortyの作品をさらに上回るような完成度を誇っています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。また、こちらの様に黒くなるのは割金の「鉄」成分が多い為と考えられています。


アンティークインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さも感じさせながら、極限まで高められたシルバーワークによりアートピース/ウェアラブルアートとしても高く評価されるジュエリー作品となっています。

また、アーリーナバホジュエリーを代表するアイテムの一つであるコンチョボタンは、ラペルやハット以外にも多くのアイテムに馴染み、ビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドな表情とエレガントで悠然とした佇まいを兼ねそろえた作品です。
エスニシティーで素朴な魅力を宿し、アンティーク独特の重厚感や迫力も感じさせる非常にコレクタブルな作品の一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


全体に黒くなっていますが良好なコンディションです。細かな傷や僅かな摩耗などは見られますが、ターコイズを含め良い状態です。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、オールドナバホジュエリーらしい武骨さを持ちながら非常に精巧で質の高いシルバーワークによって構成されたハイエンドな作品。元々はコンチョボタンとして作られた作品で、後年にコンチョボタンの足部分が除去され、ピンブローチ用のニードルパーツをつけることでリフォームされたアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1910年代末~1930年代前半頃に制作されたと思われるコンチョボタンをベースにした作品で、ピンブローチとしてリフォームされた時期は不明ですが、おそらく1930年代以降に加工されています。本作のようにコンチョデザインのピンブローチは、1930年代以降には多く作られたオーセンティックなスタイルの一つとなっており、その当時すでに古いコンチョであった本作もピンブローチとしてリフォームされたピースと推測されます。

インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシルバーは、コインシルバーかそれに近い純度のシルバーが用いられていると推測され、古い作品ながら全てのディテールが非常に高い技術力を感じさせる秀逸なシルバーワークで構成された作品です。
少し大きめのラウンドシェイプをべースにしており、エッジは『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプに造形されています。センターにはアクセントとなる小粒ながら美しいターコイズがセットされ、バースト状に8ヶ所のバンプアウトが施されます。これらは『リポウズ』と呼ばれる鋼で作られた凹と凸の金型に挟み込むことでシルバーを叩き出し凹凸(バンプ)を作るシルバーワークによって成形されています。さらに、その外側部分には、『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術により、しっかりとした凹凸によるラインが作り込まれ、そのライン上には細かく精密にチゼルワークが刻まれています。シンプルな造形でありながら非常に手の込んだシルバーワークによって形作られ、細かなスタンプワークが正確に刻まれることで奥行きのある表情が与えられているようです。
また、全体に立体的なアールがつけられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。

すべてのディテールはナバホの伝統的な技術や造形スタイルによって作られており、ターコイズのベゼルに至るまで丁寧なハンマーワークによって構成されたコンチョです。
このような造形スタイルや原始的なシルバーワークの技術は、1940年代には【Navajo Guild】(Navajo Arts and Crafts Guild)等で巨匠【Ambrose Roanhorse】らにより受け継がれました。現代においてもコンテンポラリー作家の中でも最高峰の技術を持つ【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が受け継ぎ、現在でも製作されている造形ですが、こちらのピースはアンティークを凌ぐクオリティーを持つPerry Shortyの作品をさらに上回るような完成度を誇っています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。また、こちらの様に黒くなるのは割金の「鉄」成分が多い為と考えられています。


アンティークインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さも感じさせながら、極限まで高められたシルバーワークによりアートピース/ウェアラブルアートとしても高く評価されるジュエリー作品となっています。

また、アーリーナバホジュエリーを代表するアイテムの一つであるコンチョボタンは、ラペルやハット以外にも多くのアイテムに馴染み、ビンテージインディアンジュエリー独特のワイルドな表情とエレガントで悠然とした佇まいを兼ねそろえた作品です。
エスニシティーで素朴な魅力を宿し、アンティーク独特の重厚感や迫力も感じさせる非常にコレクタブルな作品の一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


全体に黒くなっていますが良好なコンディションです。細かな傷や僅かな摩耗などは見られますが、ターコイズを含め良い状態です。
Size

縦 約5.35㎝   横 約5.35㎝ 

Material

Silver, Turquoise