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JRO013398

【Julian Lovato】Kewa Silver Ring w/Hi-Grade Persian Turquoise

【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の大巨匠【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)の作品で、1970年代後半~90年代頃に作られたと思われる同作者を代表する重厚なシルバーワークに、美しいハイドームカットのハイグレードパージャンターコイズがセットされたハイエンドなビンテージリング。希少なメンズサイズの作品です。

こちらのターコイズは1930年代後半~1940年代頃に産出し、1940年代後半~1950年代に輸入された石と推測され、最も良質の石が輸入された当時のオールドパージャンと推測されます。

キャストではなく高度なシルバーワークを駆使して造形されたリングであり、こちらの様なデザイン/造形は、同作者を代表する作品の一つです。高さのあるオーバルカットターコイズを最大限に活かしたデザインで、ターコイズとシャンクを一体化させるような造形に仕上げられています。サイドのにはさりげなくアップリケ/パッチワークが施されており、独特の完成度を持つは美しくリングに仕上げられています。

また、こちらにセットされたターコイズは、とても素晴らしいクオリティーを持ったパージャンターコイズで、まるで【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズターコイズの様な色味と強い透明感を持つターコイズです。
澄んだ深い水色を湛え、パージャンらしいダークブラウン~ダークグレーのとてもワイルドなマトリックスが入ります。ハイドームにカットされ、複雑な景色を形成する表情は、ハイグレード~トップグレードにグレーディングできる石だと思います。


【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズは、現在のイラン産にあたり、カスピ海近くの鉱山で古くからたくさんのターコイズを算出しています。その歴史は紀元前にさかのぼることができ、中世にはトルコを経由してヨーロッパに輸出されたことから、ターコイズ/トルコ石と呼ばれるようになりました。(トルコではターコイズは産出していません。)
北米とは違った価値基準を持ち、マトリックスの入らないフラットなブルーが上質とされ、すでに1930年代以前からアメリカにも輸出されていたようです。また、1950年代にはネバダ、アリゾナの多くのターコイズ鉱山の石が細かくグレーディングされ、パージャンターコイズも上質なものは流通量が少なくなっていたようです。
北米産ターコイズの多くが薄い脈状で形成されているのに対し、パージャンターコイズは塊で採掘できるのが特徴で、それにより高さのあるハイドームカットが可能になっています。北米産では、【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズ等が塊状で採掘されます。 色はターコイズらしい水色~ブルーの石を産出し、大変幅広いバリエーションを持っています。
幅広いバリエーションを持つ為、グレーディングの困難なターコイズであり、前述の様に世界基準と北米の基準は全く異なっていますが、比較的ペールトーンの石が多く、透明感と深く濃い色味を持ちワイルドなマトリックスの入るこちらの様な石が北米における基準では最も高く評価されると思います。


【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトは、インディアンジュエリー作家の中でも最も高い評価を受ける作家の一人であり、その卓越した技術と長いキャリア、独特のモダンでエレガントなスタイルにより、アメリカ国内では『living legend』(人間州宝)として大変有名です。
1925年、キワプエブロに生まれ、祖父、父親共にサントドミンゴの伝統的なターコイズを用いたジュエリーの制作に携わっており、ジュリアンも10代のころから自然にジュエリー制作のキャリアをスタートさせたようです。1940年代初頭には短期間ながら【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズで石のカッターとして働いていました。その後、兵役を経てFrank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップに所属しました。

師である【Frank Patania Sr】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。 そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。ニューヨークでジュエラーとしての経験を積んだ後、1927年にはサンタフェにThunderbird Shopをオープンしました。 当時シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。

そんな『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われるモダンで革新的な造形美を持つ作品を残した代表的な作家が、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナです。それらの作品は、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品群で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
さらに、その中でもFrank Pataniaの死後もThunderbird Shopのホールマークとそのスタイルを受け継ぎ、独自に進化させていったのが、Julian Lovatoです。
こちらの作品にも見られるホールマークは、Thunderbird Shopのサンダーバード、その下に氏の名前、そしてIndian Hand Made を表す『IHM』と『STERLING』の文字が刻まれており、Sterling Silver=925シルバー製であることを表しています。
2003年頃にはジュエリーの制作から引退していますが、長いアーティストとしてのキャリアの中では、所属したショップや制作時期により多くのスタイルの作品を生み出しています。それらの中でも同作者らしい重厚でクオリティーの高いシルバーワークで構成されたクリーンでエレガントな作品の評価が高く、現在ではその作品を発見すること自体が困難な作家となっています。


ジュリアン・ロバトの代表的なデザイン/造形を持つ作品であり、際立った美しさを持つターコイズと重厚で成功なシルバーワークによって品位と迫力を併せ持ったリングです。

また、存在感とボリューム感のあるターコイズ、さらに重厚なシルバーワークを持ったリングですが、仰々しい印象はなく、クラシックなデザイン/造形は男性的でエレガントな質感を感じさせ、フォーマルなシーンでも品格を損なわず、多くのスタイルにフィットするハイエンドなリングです。

巨匠と呼ばれる作者ならではの技術力を感じさせる美しいシルバーワークも秀逸な作品であり、貴重なターコイズがセットされたコレクタブルなピース。当店でも最もハイエンドなリングの一つであり、ジュリアン・ロバトの作品はコレクターの手を離れることがほとんどない貴重なピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバー僅かなクスミや細かなキズはありますが、ターコイズも今なお高い艶を保ち、母石/マトリックス部分に凹凸が見られ、一部にクラックがありますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ凹凸とクラックだと思われます。現在も美しい艶と透明感を保っています。

また、通常は2~3号程度のサイズ直し(有償)を承っておりますが、こちらは作品の希少性を考慮し当店でのサイズ直しはお断りさせていただきます。ご了承ください。
NORMAL PRICE:
410,000 円(税込)
PRICE:
328,000 円(税込)
SIZE:
日本規格 約 21~215号   円周 約 62.4㎜   us 10.5
正面幅 約 27.7㎜
ターコイズサイズは 25.9㎜×14.8㎜ 程度
MATERIAL:
Sterling Silver, High Grade Persian Turquoise
SOLD OUT
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