【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロののビンテージジュエリー、シンプルで伝統的なディテールで構成されたシルバーワークをベースに、Rhombus Shape/菱型にカットされた大変美しい【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズがマウントされたアンティーク/ビンテージリングです。
ターコイズにはリペア跡が確認できますが、それでもなおハイグレードにグレーディングできるような高度を感じさせる艶と透明感、そして発色を持った上質な無添加ターコイズとなっています。
スタンプワークやホールマーク(作者のサイン)等、制作された年代や背景を判断する材料となるディテールが乏しく、制作背景を明確にすることが困難ですが、使用されているターコイズや装飾のデザイン等、不確かな判断材料からは、1930年代~1950年代前半頃までに作られた作品である可能性が高いと考えられます。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたと思われるシャンクは、サイドからフロントに向かって3本に割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的なスタイルに造形されています。
そしてそのフェイスはランバス型/ダイヤモンド型にカットされたターコイズが面に構成され、美しい石の魅力を最大限に活かすシンプルなデザインとなっています。
ターコイズの両サイド部分にはS字を描く繊細なワイヤーワークのアップリケが施され、さり気なくもアンティークナバホジュエリーらしい印象が作られています。
マウントされた石は、強い彩度を持つ澄んだ水色に強いチョコブラウン等のスパイダーウェブを持ち、部分的に濃淡のグラデーションが入る複雑な景色を形成する【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズです。
残念ながら中央付近にリペアが入り、いつ頃のリペアか不明ですが、マトリックスに色を合わせた綺麗な仕上がりのリペアとなっており、肉眼ではリペア跡の確認が難しく、強度にも問題ないと思われます。
またボリューム感と奥行きを感じさせる透明感を持ち、素晴らしい存在感と煌きを誇る無添加ナチュラルターコイズです。
【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。
ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。
こちらの石も上質で大変ワイルドな景色を形成しており、そのターコイズが作り上げる華やかでワイルドな存在感は、着用者に自然・大地の一部を身に付けるような感覚さえも与えます。
また、ミニマルな造形と硬度を感じるジェムクオリティーターコイズが織り成す上質感とアーシーな魅力は、多くのスタイルにおいて品格を損なわず、さりげなくも日常の装いに違いを与える際立ったアクセントとなり得る作品です。
アンティーク作品ではジェムクオリティーターコイズがセットされた作品は非常に貴重であり、その自然の偉大さを感じさせる悠然とした存在感により、小さくも深淵な世界が広がるジュエリー作品。現在では、本作の様なビンテージピースはコレクタブルで大変貴重な作品の一つとなっています。
◆着用サンプル画像はこちら◆
コンディションは経年によるシルバーのクスミや摩耗が確認できます。
特にターコイズを留めるベゼル(覆輪)には欠損部分のリペア跡と思われる部分があり、シャンクにもリペアが施されているかも知れません。
ターコイズにもリペア跡が入りますが、リペアの際にリポリッシュ(再研磨)されていると思われ、非常に強く美しい艶を見せています。
またしっかりとしたリペアにより、着用に当たって不安のない強度となっています。