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JBO018353

Attr.to【C.G.Wallace T.P.】Silver Cuff w/Gem Turquoise c.1935~

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165,000 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/DIEYgjFTteW/
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、シンプルながら力強いスタンプワークが刻まれたバンドをベースとし、発色の大変美しいジェムクオリティターコイズがマウントされた作品。高い完成度と共に現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者や工房のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、使用されているスタンプツール(鏨・刻印)や過去に発見されている類似作品からは、ナバホの偉大なシルバースミス兄弟である、兄【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、又は弟の【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)を初めとする【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストに所属したシルバースミスによる作品である事が推定可能となっています。


1930年代後半~1960年代初頭頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、独特な硬さを持ち大変滑らかな質感に仕上げられています。

その中央にはオーバルカットされた上質なターコイズがマウントされており、そのターコイズを中心として左右対称に力強く洗練されたスタンプワークが刻まれています。

本作の特殊な部分として、古いナバホジュエリーではあまり見られない『ブランク/空白』を活かしたスタンプワークの構成です。
ナバホジュエリーにおいては伝統的に隙間なくスタンプワークを刻み『空白を好まない』傾向がありますが、本作では上下のエッジに沿った規則的なスタンプと、ターコイズを際立たせる両サイドの文様のみで構成され、大きくブランクを残したデザインとなっています。

これはおそらく、農耕民族でありナバホ族とは異なった価値観や美意識を持つズニ族の作家をメインとしたC. G. Wallace Trading Postで制作された事に起因していると思われます。



マウントされたターコイズは、特別な透明感と発色を持つ上質な石で、澄んだ水色を基調とし、複雑な表情を生み出すグラデーション、ウォーターウェブを持つジェムクオリティターコイズです。

タイトなウェブではありませんが、ワイルドな表情を作り出すチャート等、ブラックのマトリックスが入り、強い存在感とアーシーな表情の両立が素晴らしいターコイズとなっています。

残念ながら古い作品の為に、鉱山を正確に特定することはできませんが【Persian Turquoise】パージャンターコイズや【Kingman Turquoise】キングマンターコイズ、そして【Stormy Mt. Turquoise】ストーミーマウンテンターコイズや【Godber/Burnham Turquoise】ガドバー/バーナムターコイズ等が想起される特徴を持っています。

独特の美しい発色にワイルドなマトリックスを持ったジェムクオリティを誇るナチュラル無添加ターコイズであり、モダンで洗練されたデザインに、アーシーな表情と深遠な奥行きを与えているようです。



【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。

創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。

また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークのデザインや表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。

それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。
また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


さらに本作の特徴からは、前述のIke Wilsonによるホールマークが入る作品に類似作品が発見されており、同作者によって作られた可能性が高い事が判断可能ですが、C. G. Wallace Trading Postに作品を供給していた一部の作家たちにおいては、スタンプツール(鏨・刻印)の共有が指摘されており、作者個人の特定は困難となっています。



【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンと【Ike Wilson】アイク・ウィルソンは、ナバホ族の兄弟であり、二人とも1901年生まれで、一説にはアングロ/白人の血が入っていたのではないかとされています。

インディアンジュエリー作家の第二世代、セカンドジェネレーションと呼ばれる【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、 ホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、等と同世代であり、インディアンジュエリーの『作家』として活動を始めた最初期の一人です。

二人ともナバホリザベーションに生まれますが、弟のIke Wilsonが先にシルバースミスとして【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postで仕事を始めます。
その後、兄であるAustin Wilsonを同じC. G. Wallace Trading Postに誘いれたようです。

キャリア中期以降は、ズニプエブロに存在するC. G. Wallace以外のトレーダーにも作品を供給しており、多くの素晴らしい作品を生み出しました。
それは、彼らによる多くの作品がすでにミュージアムに収蔵されていることからも作家としての独自性やシルバースミスとしての高い技術がうかがえます。

また、C. G. Wallace はZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーでしたが、1920年代にナバホのシルバー彫金技術を必要としてIke Wilson等、ナバホのシルバースミスを登用したとされています。
しかしながら、所属するジュエリー作家の多くがズニのジュエラーであった為、Austin WilsonとIke Wilsonの兄弟の作品の中には、その当時ではほとんど考えられなかったズニの作家との共作と思われるチャンネルインレイ技術が使われた作品などが見つかっています。

ただし、二人は基本的にシルバーワークを専門としており、ナバホのトラディッショナルな技術をベースに、ズニの作家による石のカットやカービングと彼らのシルバーワークを組み合わせたピースが残されています。
その技術・技法はナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事には、ズニの影響が感じられます。


ブレスレットやリングなど、トラディショナルなナバホスタイルを踏襲した作品が多く見つかっていますが、ボックスやカトラリー等多岐にわたるシルバー作品を残しており、伝統的な技術を踏襲しながらも新しいスタイルや実験的な造形のピースも見られ、そのクリエイティブな作風や美意識は後世の作家にも多くの影響を与えています。

さらに、1941年発足の職人団体【The Navajo Arts & Crafts Guild】 ナバホギルドのメンバーとしてもその名前が残されています。

弟のIke Wilsonは1942年に事故で亡くなられており、兄のAustin Wilsonは1976年没。また、Ike Wilsonの孫にあたるのが、コンテンポラリージュエリーの有名作家【Harry Morgan】ハリー・モーガン(1946-2007)です。

ホールマーク(作家のサイン)については、同兄弟のどちらかの刻印として、ボウ&アローの刻まれた作品が多く見つかっていますが、おそらく弟のIkeの使用したサインである可能性が高くなっています。ただし、本作にはホールマークの刻印自体がございません。

当時の高名な作家と同じようにホールマークの刻印されていない作品も確認されていますが、当時の作家の中では多作であり、比較的ホールマークの刻印されたピースが残っている作者です。



本作は全てのシルバーワークがナバホの伝統的な技法を応用したディテールとなっており、オーセンティックでクラシックな印象も受けますが、前述の通りスタンプワークの構成などにはナバホジュエリーと異なった特徴を持ち、作者のオリジナリティーと卓越した技術によって、際立った存在感とスペシャリティを持ったブレスレットに仕上げられています。


美しいターコイズとナバホのトラディショナルなシルバーワークが織りなす味わいは、着用時に高揚感さえ与える「力」のある作品ですが、無駄のないデザインと普遍的な造形美、程よいボリューム感は多くのスタイルに良く馴染む高い汎用性を示します。

またその汎用性と共に、どんな装いにもフィットするクリーンな印象と、硬く強靭な造りによる独特な上質感も備えており、日常のコーディネイトにさりげなく取り入れて頂きやすく、タイムレスにご愛用いただけるブレスレットとなっています。


ハンドメイドナバホシルバーの魅力と、複雑な景色を持つターコイズによる、小さくも深淵な世界が広がるジュエリー作品。現在では、類似したピースがミュージアム収蔵品としても散見される非常に貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも大変良好です。
シルバーには僅かなクスミやキズハンドメイドによる造形特有の制作上のムラ等が見られますが、使用感を感じさせない大変良好な状態を保っています。

ターコイズも素晴らしい艶と透明感を保ち、マトリックス部分には天然石由来の凹凸が見られますがそれらはダメージではありません。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、シンプルながら力強いスタンプワークが刻まれたバンドをベースとし、発色の大変美しいジェムクオリティターコイズがマウントされた作品。高い完成度と共に現在においても洗練された印象を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

ホールマーク(作者や工房のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、使用されているスタンプツール(鏨・刻印)や過去に発見されている類似作品からは、ナバホの偉大なシルバースミス兄弟である、兄【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、又は弟の【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)を初めとする【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーディングポストに所属したシルバースミスによる作品である事が推定可能となっています。


1930年代後半~1960年代初頭頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、独特な硬さを持ち大変滑らかな質感に仕上げられています。

その中央にはオーバルカットされた上質なターコイズがマウントされており、そのターコイズを中心として左右対称に力強く洗練されたスタンプワークが刻まれています。

本作の特殊な部分として、古いナバホジュエリーではあまり見られない『ブランク/空白』を活かしたスタンプワークの構成です。
ナバホジュエリーにおいては伝統的に隙間なくスタンプワークを刻み『空白を好まない』傾向がありますが、本作では上下のエッジに沿った規則的なスタンプと、ターコイズを際立たせる両サイドの文様のみで構成され、大きくブランクを残したデザインとなっています。

これはおそらく、農耕民族でありナバホ族とは異なった価値観や美意識を持つズニ族の作家をメインとしたC. G. Wallace Trading Postで制作された事に起因していると思われます。



マウントされたターコイズは、特別な透明感と発色を持つ上質な石で、澄んだ水色を基調とし、複雑な表情を生み出すグラデーション、ウォーターウェブを持つジェムクオリティターコイズです。

タイトなウェブではありませんが、ワイルドな表情を作り出すチャート等、ブラックのマトリックスが入り、強い存在感とアーシーな表情の両立が素晴らしいターコイズとなっています。

残念ながら古い作品の為に、鉱山を正確に特定することはできませんが【Persian Turquoise】パージャンターコイズや【Kingman Turquoise】キングマンターコイズ、そして【Stormy Mt. Turquoise】ストーミーマウンテンターコイズや【Godber/Burnham Turquoise】ガドバー/バーナムターコイズ等が想起される特徴を持っています。

独特の美しい発色にワイルドなマトリックスを持ったジェムクオリティを誇るナチュラル無添加ターコイズであり、モダンで洗練されたデザインに、アーシーな表情と深遠な奥行きを与えているようです。



【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。

創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらの作者もその中の一人による作品だと思われます。

また、彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、植物のようなスタンプワークのデザインや表現等、そのデザインスタイルやディテールには、ナバホジュエリーにはあまり見られないズニ/プエブロの影響を受けていると考えられる作品が多く残されています。

そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。

それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。
また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


さらに本作の特徴からは、前述のIke Wilsonによるホールマークが入る作品に類似作品が発見されており、同作者によって作られた可能性が高い事が判断可能ですが、C. G. Wallace Trading Postに作品を供給していた一部の作家たちにおいては、スタンプツール(鏨・刻印)の共有が指摘されており、作者個人の特定は困難となっています。



【Austin Wilson】オースティン・ウィルソンと【Ike Wilson】アイク・ウィルソンは、ナバホ族の兄弟であり、二人とも1901年生まれで、一説にはアングロ/白人の血が入っていたのではないかとされています。

インディアンジュエリー作家の第二世代、セカンドジェネレーションと呼ばれる【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、 ホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)、等と同世代であり、インディアンジュエリーの『作家』として活動を始めた最初期の一人です。

二人ともナバホリザベーションに生まれますが、弟のIke Wilsonが先にシルバースミスとして【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレス(1898-1993)の経営するズニプエブロのC. G. Wallace Trading Postで仕事を始めます。
その後、兄であるAustin Wilsonを同じC. G. Wallace Trading Postに誘いれたようです。

キャリア中期以降は、ズニプエブロに存在するC. G. Wallace以外のトレーダーにも作品を供給しており、多くの素晴らしい作品を生み出しました。
それは、彼らによる多くの作品がすでにミュージアムに収蔵されていることからも作家としての独自性やシルバースミスとしての高い技術がうかがえます。

また、C. G. Wallace はZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーでしたが、1920年代にナバホのシルバー彫金技術を必要としてIke Wilson等、ナバホのシルバースミスを登用したとされています。
しかしながら、所属するジュエリー作家の多くがズニのジュエラーであった為、Austin WilsonとIke Wilsonの兄弟の作品の中には、その当時ではほとんど考えられなかったズニの作家との共作と思われるチャンネルインレイ技術が使われた作品などが見つかっています。

ただし、二人は基本的にシルバーワークを専門としており、ナバホのトラディッショナルな技術をベースに、ズニの作家による石のカットやカービングと彼らのシルバーワークを組み合わせたピースが残されています。
その技術・技法はナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事には、ズニの影響が感じられます。


ブレスレットやリングなど、トラディショナルなナバホスタイルを踏襲した作品が多く見つかっていますが、ボックスやカトラリー等多岐にわたるシルバー作品を残しており、伝統的な技術を踏襲しながらも新しいスタイルや実験的な造形のピースも見られ、そのクリエイティブな作風や美意識は後世の作家にも多くの影響を与えています。

さらに、1941年発足の職人団体【The Navajo Arts & Crafts Guild】 ナバホギルドのメンバーとしてもその名前が残されています。

弟のIke Wilsonは1942年に事故で亡くなられており、兄のAustin Wilsonは1976年没。また、Ike Wilsonの孫にあたるのが、コンテンポラリージュエリーの有名作家【Harry Morgan】ハリー・モーガン(1946-2007)です。

ホールマーク(作家のサイン)については、同兄弟のどちらかの刻印として、ボウ&アローの刻まれた作品が多く見つかっていますが、おそらく弟のIkeの使用したサインである可能性が高くなっています。ただし、本作にはホールマークの刻印自体がございません。

当時の高名な作家と同じようにホールマークの刻印されていない作品も確認されていますが、当時の作家の中では多作であり、比較的ホールマークの刻印されたピースが残っている作者です。



本作は全てのシルバーワークがナバホの伝統的な技法を応用したディテールとなっており、オーセンティックでクラシックな印象も受けますが、前述の通りスタンプワークの構成などにはナバホジュエリーと異なった特徴を持ち、作者のオリジナリティーと卓越した技術によって、際立った存在感とスペシャリティを持ったブレスレットに仕上げられています。


美しいターコイズとナバホのトラディショナルなシルバーワークが織りなす味わいは、着用時に高揚感さえ与える「力」のある作品ですが、無駄のないデザインと普遍的な造形美、程よいボリューム感は多くのスタイルに良く馴染む高い汎用性を示します。

またその汎用性と共に、どんな装いにもフィットするクリーンな印象と、硬く強靭な造りによる独特な上質感も備えており、日常のコーディネイトにさりげなく取り入れて頂きやすく、タイムレスにご愛用いただけるブレスレットとなっています。


ハンドメイドナバホシルバーの魅力と、複雑な景色を持つターコイズによる、小さくも深淵な世界が広がるジュエリー作品。現在では、類似したピースがミュージアム収蔵品としても散見される非常に貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも大変良好です。
シルバーには僅かなクスミやキズハンドメイドによる造形特有の制作上のムラ等が見られますが、使用感を感じさせない大変良好な状態を保っています。

ターコイズも素晴らしい艶と透明感を保ち、マトリックス部分には天然石由来の凹凸が見られますがそれらはダメージではありません。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約61.5㎜    正面幅(高さ) 約23.7㎜
内周 約140㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 3/16inch 

ターコイズ 縦 約21.8㎜  横 約17.7㎜

※バングルはサイズ調整可能です。
SM~XLサイズの男性、L~XXLサイズ以上の女性であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Silver (probably Ingot Silver), Gem Quality Turquoise    約37.5g