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【NAVAJO GUILD】Bias Stamped Ingot Heavy Silver Cuff c.1940~

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0HOLD 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C_0XmO5z7Nn/
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された作品。ファイルワークとスタンプワークによってバイアス方向に美しい紋様が刻まれ、同組織の理念や美意識が具現化した様なアンティーク/ビンテージバングルです。

インゴットシルバー(銀塊)から成形された厚いバンド(地金)は50gを超え、ナバホギルドらしくシンプルでクリーンなデザインでありながら、丁寧で手の込んだシルバーワークによって形作られたハイエンドな作品となっています。


本作の内側には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】のみが刻印されており、1940年代後半~1950年代頃の作品と思われます。

重厚なバンドは、日本において『平打ち』と呼ばれるフラットな造形となっていますが、既製のシルバーゲージ(プレート)ではなく、インゴットシルバー(銀塊)をハンマーによるパウンティング(鍛造)やローラーによって成形しており、硬く滑らかな質感が与えられています。


その様なバンドをベースとし、ファイルワーク/カッティングワークという原始的な技術でバイアス方向にライン模様が刻まれ、それに合わせて細かく美しいスタンプワークが施されています。

さらに、エッジには丁寧にチゼルワークと呼ばれる細かく連続した刻印が施され、手仕事とは思えない正確なスタンプワークによって美しい紋様が生み出されています。


製法やデザイン・造形、高い完成度等、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの提唱した価値観・美意識を重視したピース。1910年代以前の作品を意識したデザイン/造形ながら現代的でとても洗練された印象を持ち、重厚で武骨なナバホジュエリーらしさと、モダンでミニマルなデザインと仕上げによる気品を兼ね備えた作品となっています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。

そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか、1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。
1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でもホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。
コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。

現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。
それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。



本作もインゴットシルバーからの成形を含む、全てディテールが原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、手間を惜しまない丁寧で完成されたシルバーワークと、アンティーク作品と思えないデザインの洗練度、そして長い経年により、アートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価される作品に昇華されています。

またこの様な非常にシンプルでミニマルなデザインは、特別な特徴を持っていないようにも感じられますが、当時はナバホギルド又は同組織出身のシルバースミス以外には作られていない造形スタイルであり、簡単に再現できない技巧と作者の精神性が注ぎ込まれた作品です。

またそれは、時代を超越した魅力を放ち、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感・迫力と共に現代においても色褪せない精神性と造形美が感じられます。


工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと普遍的な造形美は、多くのスタイルに良く馴染み、武骨でアーシーな表情と少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を併せ持ったブレスレット。硬く強靭な造りと独特な上質感も備えており、タイムレスに末永く長くご愛用いただける作品となっています。


前述のホールマーク【Horned Moon】が刻印され、【The Navajo Arts & Crafts Guild/ナバホギルド】の美意識や特徴を集約したような造形スタイルのバングル。歴史的な資料価値も高く大変コレクタブルで貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。



こちらの価格につきましてはお問い合わせください。
お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・お名前・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された作品。ファイルワークとスタンプワークによってバイアス方向に美しい紋様が刻まれ、同組織の理念や美意識が具現化した様なアンティーク/ビンテージバングルです。

インゴットシルバー(銀塊)から成形された厚いバンド(地金)は50gを超え、ナバホギルドらしくシンプルでクリーンなデザインでありながら、丁寧で手の込んだシルバーワークによって形作られたハイエンドな作品となっています。


本作の内側には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】のみが刻印されており、1940年代後半~1950年代頃の作品と思われます。

重厚なバンドは、日本において『平打ち』と呼ばれるフラットな造形となっていますが、既製のシルバーゲージ(プレート)ではなく、インゴットシルバー(銀塊)をハンマーによるパウンティング(鍛造)やローラーによって成形しており、硬く滑らかな質感が与えられています。


その様なバンドをベースとし、ファイルワーク/カッティングワークという原始的な技術でバイアス方向にライン模様が刻まれ、それに合わせて細かく美しいスタンプワークが施されています。

さらに、エッジには丁寧にチゼルワークと呼ばれる細かく連続した刻印が施され、手仕事とは思えない正確なスタンプワークによって美しい紋様が生み出されています。


製法やデザイン・造形、高い完成度等、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの提唱した価値観・美意識を重視したピース。1910年代以前の作品を意識したデザイン/造形ながら現代的でとても洗練された印象を持ち、重厚で武骨なナバホジュエリーらしさと、モダンでミニマルなデザインと仕上げによる気品を兼ね備えた作品となっています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。

そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか、1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。
1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でもホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。
コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。

現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。
最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。
それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。



本作もインゴットシルバーからの成形を含む、全てディテールが原始的な技術で構成された素朴なアンティークジュエリーですが、手間を惜しまない丁寧で完成されたシルバーワークと、アンティーク作品と思えないデザインの洗練度、そして長い経年により、アートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価される作品に昇華されています。

またこの様な非常にシンプルでミニマルなデザインは、特別な特徴を持っていないようにも感じられますが、当時はナバホギルド又は同組織出身のシルバースミス以外には作られていない造形スタイルであり、簡単に再現できない技巧と作者の精神性が注ぎ込まれた作品です。

またそれは、時代を超越した魅力を放ち、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感・迫力と共に現代においても色褪せない精神性と造形美が感じられます。


工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと普遍的な造形美は、多くのスタイルに良く馴染み、武骨でアーシーな表情と少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を併せ持ったブレスレット。硬く強靭な造りと独特な上質感も備えており、タイムレスに末永く長くご愛用いただける作品となっています。


前述のホールマーク【Horned Moon】が刻印され、【The Navajo Arts & Crafts Guild/ナバホギルド】の美意識や特徴を集約したような造形スタイルのバングル。歴史的な資料価値も高く大変コレクタブルで貴重な作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも良好です。
細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感は少なくとても良い状態を保っています。



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Size

メンズサイズ M - XL 程度

内径最大幅 約61.4㎜    正面幅(高さ) 約21.6㎜
内周 約141㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 9/16inch   opening 1 1/8inch

※バングルはサイズ調整可能です。
SM~XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であれば多くの方にフィットすると思われます。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Ingot Silver    約53.1g