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JBO007654

【NAVAJO GUILD】Vintage Sand Casted Silver Wide Cuff c.1950

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129,800HOLD 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C6G4_RnPq9e/
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された作品。サンドキャストで成形された独特なフォルムが美しいアンティーク/ビンテージバングルです。

本作の内側には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】と【NAVAJO】の文字が刻印され、スクラッチによって『5?-22-10-1943』という数字が記されています。

これは、1943年の10月22日という製作日時や販売された日付の可能性もありますが、22の前にも5の様な数字が確認でき、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)や、流通上で記されたトレーディングポストの管理番号である可能性が考えられます。


またNavajo Guild/ナバホギルドは、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか、1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、ホールマークとしての刻印開始には、諸説ありますが1940年代後半頃から作品に刻印されるようになった可能性が高いです。

本作の様な『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印は、1940年代末以降になってから採用された可能性が高く、本作も1940年代末~1950年代に作られた作品と思われます。


流麗で優美な造形美を持つバンドは、サンドキャスト(砂型鋳物)による成形で、素朴でプリミティブなシルバーワークながらナバホギルドらしく根源的な美しさや力強さを持ち、インディアンジュエリー創成期の作品を意識したものとなっています。

さらに、サンドキャストによる成形技術は、ナバホジュエリーの古典期から現在に至るまで大きく変わっておらず、その製法やデザインスタイルも長く受け継がれていますが、現在では多くが同一の『型』を使用した作品となってしまいました。

本作は、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、作者のオリジナルデザインと思われますが、1990年代以降に至るまで、類似した造形が受け継がれており、こちらはそれらの源流/デザインソースとなったビンテージ作品です。

ナバホギルドで制作されたサンドキャストのデザインは、現代にも受け継がれている造形が多く存在し、珍しい事ではありませんが、それらの中でも現代のサンドキャストデザインの偉大な定番となっている造形が本作を元としています。


また、古いサンドキャスト製法の特徴として、左右が別々の成形された後、中央でロウ付けされてバンドが形作られており、中央には繋ぎ目のロウ付け跡が確認できます。

そして、エッジのしっかりと立った造形や、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、綺麗に削り磨くことで滑らかでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



本作もナバホギルドを代表する伝統的で原始的な造形技法『サンドキャスト』によって成形された作品。細部には荒々しい部分も残っていますが、現在もほとんど変わらない造形で受け継がれるデザインの完成度は、タイムレスで今でも惹きつけられる魅力を宿しています。

またそれは【NAVAJO GUILD】ナバホギルドが重要視した、伝統的な製法やデザインを重視しながらも高い完成度を実現するという理念・思想が具現化されたブレスレットであるという事です。


左右対称のデザインはクラシックな印象ですが、流麗なシェイプによる有機的で柔らかなフォルムは、ワイドなボリューム感でありながら、女性にもナチュラルにフィットする作品であり、アウターの袖から少し覗かせたり、ニットの上からご着用いただいても様になるブレスレット。
また、ソリッドなシルバーのみの質感と普遍的な造形美は長くご愛用いただける印象を作っています。


『ナバホギルド』で作られたことが明確で歴史的な資料価値も高く、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された作品。サンドキャストで成形された独特なフォルムが美しいアンティーク/ビンテージバングルです。

本作の内側には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】と【NAVAJO】の文字が刻印され、スクラッチによって『5?-22-10-1943』という数字が記されています。

これは、1943年の10月22日という製作日時や販売された日付の可能性もありますが、22の前にも5の様な数字が確認でき、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)や、流通上で記されたトレーディングポストの管理番号である可能性が考えられます。


またNavajo Guild/ナバホギルドは、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか、1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、ホールマークとしての刻印開始には、諸説ありますが1940年代後半頃から作品に刻印されるようになった可能性が高いです。

本作の様な『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印は、1940年代末以降になってから採用された可能性が高く、本作も1940年代末~1950年代に作られた作品と思われます。


流麗で優美な造形美を持つバンドは、サンドキャスト(砂型鋳物)による成形で、素朴でプリミティブなシルバーワークながらナバホギルドらしく根源的な美しさや力強さを持ち、インディアンジュエリー創成期の作品を意識したものとなっています。

さらに、サンドキャストによる成形技術は、ナバホジュエリーの古典期から現在に至るまで大きく変わっておらず、その製法やデザインスタイルも長く受け継がれていますが、現在では多くが同一の『型』を使用した作品となってしまいました。

本作は、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、作者のオリジナルデザインと思われますが、1990年代以降に至るまで、類似した造形が受け継がれており、こちらはそれらの源流/デザインソースとなったビンテージ作品です。

ナバホギルドで制作されたサンドキャストのデザインは、現代にも受け継がれている造形が多く存在し、珍しい事ではありませんが、それらの中でも現代のサンドキャストデザインの偉大な定番となっている造形が本作を元としています。


また、古いサンドキャスト製法の特徴として、左右が別々の成形された後、中央でロウ付けされてバンドが形作られており、中央には繋ぎ目のロウ付け跡が確認できます。

そして、エッジのしっかりと立った造形や、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、綺麗に削り磨くことで滑らかでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。


ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。
サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



本作もナバホギルドを代表する伝統的で原始的な造形技法『サンドキャスト』によって成形された作品。細部には荒々しい部分も残っていますが、現在もほとんど変わらない造形で受け継がれるデザインの完成度は、タイムレスで今でも惹きつけられる魅力を宿しています。

またそれは【NAVAJO GUILD】ナバホギルドが重要視した、伝統的な製法やデザインを重視しながらも高い完成度を実現するという理念・思想が具現化されたブレスレットであるという事です。


左右対称のデザインはクラシックな印象ですが、流麗なシェイプによる有機的で柔らかなフォルムは、ワイドなボリューム感でありながら、女性にもナチュラルにフィットする作品であり、アウターの袖から少し覗かせたり、ニットの上からご着用いただいても様になるブレスレット。
また、ソリッドなシルバーのみの質感と普遍的な造形美は長くご愛用いただける印象を作っています。


『ナバホギルド』で作られたことが明確で歴史的な資料価値も高く、大変コレクタブルでトレジャーハントプライスな作品の一つです。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、細かなキズやシルバーのクスミ、ハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージの無い良好な状態を保っています。
Size

レディースサイズ ML - L 程度
メンズサイズ XS - SM 程度

内径最大幅 約55.0㎜    正面幅(高さ) 約35.5㎜
内周 約132㎜    開口部 約26㎜
Inside Measurement 5 3/16inch   opening 1inch

※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以下の男性、M~XLサイズの女性であればほとんどの方にフィットすると思われます。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver    約51.8g