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JBO007449

Vintage Navajo Silver "Hopi Chain" Link Bracelet c.1950~

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49,500 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/C0y8gHkvxQF/
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリー、ネックレス等において『ホピチェーン』とも呼ばれる造形スタイルのチェーンを原型としたリンクブレスレットです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することは困難です。
ただし、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られたジュエリーをメインとした個人コレクションから発見されており、こちらもFrank Patania Sr./Thunderbird Shopの作品である可能性が考えられます。

また、古いカタログ資料においては【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下ガンズクラフト)のカタログにおいて、本作と酷似した造形にスタンプワークの施されたリンクブレスレットが掲載されていますが、残念ながら具体的な根拠と成り得る要素がなく、正確な背景の特定は出来ません。

その作者は、ナバホのシルバースミスである可能性が高いと考えておりますが、ホピチェーンと呼ばれるホピ族が発祥と思われる造形スタイルのチェーンであり、ナバホ・プエブロの特定も不可能となっています。


作られた年代も正確に特定する事が困難な作品ですが、その製法やSTERLNGの刻印、前オーナーのコレクションにより1950年代~1960年代に作られた作品である事が判断可能です。

非常に丁寧なオールハンドメイドのシルバーワークによって形作られたリンクブレスレットです。
ラウンドシェイプのコマと幅のあるオーバルシェイプのコマが交互につながれた『ホピチェーン』とも呼ばれるスタイルのチェーンを基調とし、精巧に作られた繋ぎ目のジョイントパーツ等を含め、高度なシルバーワークが特徴的な作品です。

このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものとなっています。
本作においてもラウンド型のリングには繋ぎ目が確認できる部分が見られますが、全て丁寧にロウ付けされており、丸環上のリングが変形したりチェーンが外れる様な事は有りません。

ジョイントパーツ/バックルパーツ(接続部)の造作も大変精巧で、心地よい開閉感を実現しています。コマとほとんど変わらないサイズと造形により、一見でリンクパーツと判断できない造りも素晴らしいディテールです。


また、そのジョイントパーツや幅のあるオーバル型のコマは、ふっくらとリッチな膨らみが施されており、本作の上質感や造形上の最大の特徴となっています。
さらに、手首に触れる方についても手首のカーブに添うように、曲面に仕上げられており、作者の技量や細部への拘りを感じ取ることが出来ます。

これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)、金型等に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。


ジョイントパーツ裏面に施された『STERLING』の刻印については、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代初頭頃には登場していました。
ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代後半以降のようです。
1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の金属需要が影響したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。

『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。
主にイギリスの影響を受けた国において『STERLING』、それ以外の国において『925』の表記・刻印が使用されています。

Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



インディアンジュエリーにおいては、カフブレスレット/バングルに比べるとマイノリティであるリンクブレスレットですが、メキシカンジュエリー等に見られる類似作品に比べ、ナバホジュエリーの素朴で武骨な雰囲気と堅牢なシルバーワークが魅力的な作品となっています。


その削ぎ落とされたクリーンなデザインの中に、どこかエスニシティな雰囲気や優美な印象が与えられており、多くのスタイルにフィットしながら、変幻自在な表情を見せる作品。石がマウントされていないソリッドな表情は、飽きることなく長年にわたってご愛用いただけると思われます。


伝統的でプリミティブな製法で作り上げられたビンテージインディアンジュエリーですが、現在では殆ど発見出来なくなってしまった貴重なリンクブレスレット。現代的で構築的な印象もあり、大変コレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、全体にシルバーのクスミや僅かなキズ、ロウ付け跡等のハンドメイド作品特有の制作上のムラが確認できますが、目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのビンテージジュエリー、ネックレス等において『ホピチェーン』とも呼ばれる造形スタイルのチェーンを原型としたリンクブレスレットです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することは困難です。
ただし、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られたジュエリーをメインとした個人コレクションから発見されており、こちらもFrank Patania Sr./Thunderbird Shopの作品である可能性が考えられます。

また、古いカタログ資料においては【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下ガンズクラフト)のカタログにおいて、本作と酷似した造形にスタンプワークの施されたリンクブレスレットが掲載されていますが、残念ながら具体的な根拠と成り得る要素がなく、正確な背景の特定は出来ません。

その作者は、ナバホのシルバースミスである可能性が高いと考えておりますが、ホピチェーンと呼ばれるホピ族が発祥と思われる造形スタイルのチェーンであり、ナバホ・プエブロの特定も不可能となっています。


作られた年代も正確に特定する事が困難な作品ですが、その製法やSTERLNGの刻印、前オーナーのコレクションにより1950年代~1960年代に作られた作品である事が判断可能です。

非常に丁寧なオールハンドメイドのシルバーワークによって形作られたリンクブレスレットです。
ラウンドシェイプのコマと幅のあるオーバルシェイプのコマが交互につながれた『ホピチェーン』とも呼ばれるスタイルのチェーンを基調とし、精巧に作られた繋ぎ目のジョイントパーツ等を含め、高度なシルバーワークが特徴的な作品です。

このようなチェーンは、棒や細い板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものとなっています。
本作においてもラウンド型のリングには繋ぎ目が確認できる部分が見られますが、全て丁寧にロウ付けされており、丸環上のリングが変形したりチェーンが外れる様な事は有りません。

ジョイントパーツ/バックルパーツ(接続部)の造作も大変精巧で、心地よい開閉感を実現しています。コマとほとんど変わらないサイズと造形により、一見でリンクパーツと判断できない造りも素晴らしいディテールです。


また、そのジョイントパーツや幅のあるオーバル型のコマは、ふっくらとリッチな膨らみが施されており、本作の上質感や造形上の最大の特徴となっています。
さらに、手首に触れる方についても手首のカーブに添うように、曲面に仕上げられており、作者の技量や細部への拘りを感じ取ることが出来ます。

これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)、金型等に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。


ジョイントパーツ裏面に施された『STERLING』の刻印については、銀含有率92.5%の地金であることを示す表記であり、1930年代初頭頃には登場していました。
ただし、ショップやトレーディングポストにおいて多用されるようになったのは戦後である1940年代後半以降のようです。
1940年代以前に作られたツーリストジュエリーでも散見されますが、第二次世界大戦中の金属需要が影響したと推測され、1940年代末以降の作品で非常に多くみられるようになりました。

『925』の表記も同じ意味を持っていますが、925の刻印はインディアンジュエリーにおいては非常に新しく採用された刻印であり、そのほとんどが1990年代以降の作品に刻印されています。
主にイギリスの影響を受けた国において『STERLING』、それ以外の国において『925』の表記・刻印が使用されています。

Sterling Silver/スターリングシルバー=925シルバーは、熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いている為、現在においても食器や宝飾品等様々な物に利用されています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。
転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。
それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



インディアンジュエリーにおいては、カフブレスレット/バングルに比べるとマイノリティであるリンクブレスレットですが、メキシカンジュエリー等に見られる類似作品に比べ、ナバホジュエリーの素朴で武骨な雰囲気と堅牢なシルバーワークが魅力的な作品となっています。


その削ぎ落とされたクリーンなデザインの中に、どこかエスニシティな雰囲気や優美な印象が与えられており、多くのスタイルにフィットしながら、変幻自在な表情を見せる作品。石がマウントされていないソリッドな表情は、飽きることなく長年にわたってご愛用いただけると思われます。


伝統的でプリミティブな製法で作り上げられたビンテージインディアンジュエリーですが、現在では殆ど発見出来なくなってしまった貴重なリンクブレスレット。現代的で構築的な印象もあり、大変コレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションは、全体にシルバーのクスミや僅かなキズ、ロウ付け跡等のハンドメイド作品特有の制作上のムラが確認できますが、目立ったダメージの無い良好な状態を保っています。
Size

全長(リストサイズ) 約192㎜    最大幅 約10㎜

Material

Sterling Silver