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JPO007125

【Kenneth Begay】Navajo Whirlpool Design Pin in Silver c.1955~

【Kenneth Begay】Navajo Whirlpool Design Pin in Silver c.1955~
49,500 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Cz1Ib9gP7If/
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)の作品で、シンプルながら力強いシルバーワークにより構成され、小さなピースでありながら一見してその作者を特定可能なアンティーク/ビンテージのピン(ピンズ)です。

裏側に刻印されたホールマーク(作者やショップ等のサイン)は、50%以上が読めない状態ですが、当店で保管しているKenneth Begay作品のホールマークと完全に一致ししており、同作者がアリゾナ州スコッツデールのインディアンアートギャラリー【White Hogan】ホワイト ホーガンに所属した時期の作品と推定可能となっています。


本作は本来、タイタックピン/タイピンと呼ばれるアイテムを原型としていますが、こちらには裏側のキャッチパーツにチェーンと小さなバーがついていないタイプの為、ネクタイをシャツにホールドすることは出来ません。

現在の日本における「ネクタイピン」は、バー形状でクリップタイプのものが主流となっていますが、元々はこちらの様な針/ニードルパーツの付くピンが「タイピン」です。
ネクタイの中央にピンをセットし、チェーンでつながれた小さなバーをシャツのボタンホールに通すことでシャツとネクタイを接続します。1950年代までは多くみられたアイテムであり、非常にエレガントで美しいポイントとなりますが、ネクタイに穴をあけることになる為、現在では前述のようなクリップタイプの「タイバー」が主流となりました。

現在では、本作の様にタイピンのニードルパーツを備えたアイテムがピンズと呼ばれて普及しており、ジャケットのフラワーホールに飾る「ラペルピン/ブートニエール」へと流用され、その使用法と共にアイテムとしても生まれ変わっている印象です。


ホールマークや造形スタイル等から、1950年代後半~1960年代頃の作品と思われ、菱形のシェイプをベースに簡素で素朴なシルバーワークによって、渦巻きをモチーフとしたであろうデザインが造形されており、簡素で素朴でありながら強さと繊細な奥行きを備えた稀有な作品となっています。

小さな作品が大胆なデザインで構成されていますが、その小さなピースの細部には作者の技巧によるものか、端正な美しさが宿っているように感じられます。



【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)にガナードに近いアリゾナ州スティームボードキャニオンで生まれ、子供のころにはブラックスミス(金属(鉄)鍛冶)の技術からそのキャリアをスタートさせたようです。
その後、1930年代初めごろにはニューメキシコ州クリスタルの学校に就学し、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)からシルバースミスとしての技術を教わることになります。

【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年生まれで、インディアンジュエリーの創始者でありルーツとされるシルバースミス【Atsidi Sani】【Slender Maker of Silver】【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】を父親と叔父に持つ、とても正統な第二世代の作家で、受け継いだ伝統を守りながら新しい技術/スタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアと言うべき人物です。

さらに、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)からもその技術を学んでおり、上記の二人の作家による影響は1960年代以降のキャリア興隆期のモダンで独自性の強い作品にも感じ取ることが出来ます。

そんな偉大な作家達から基礎を教授され、1930年代末~1940年代中ごろまではナバホギルドでAmbrose Roanhorseと共に仕事をし、国立公園内のクラフトショップ、クリオのためにナバホのトラディッショナルスタイルの作品を制作していました。
1946年からは、アリゾナ州フラッグスタッフに移り、従兄であるAllen Keeと共に【White Hogan】ホワイト ホーガンに創業から所属し、同ショップを有名店にしてゆく立役者となっていきます。

非常に成熟した技術を持ち、インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。



【White Hogan】ホワイト ホーガンは、1930年代後半に【Fred Wilson's】フレッド・ウィルソンズで働いていた【John Bonnell】ジョン・ボンネルがアリゾナ州フラッグスタッフで始めたインディアンクラフトショップで、創業当時からKenneth Begayと【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)の両名とはパートナーシップを持っていました。

1951年には、同州スコッツデールに移転し、有名ショップとなっていきます。
当時の二人が作り上げるジュエリーはシンプルでエレガント、ナバホの武骨で原始的な技術を継承していましたが、非常に新鮮で新しい価値観を持っており、なんと、1950年だけで66本ものアワード受賞リボンを獲得しています。 

そんなセンセーショナルな彼らの活躍によりWhite Hoganが批判の的になることもあったようですが、オーナーであるJohn Bonnellはインディアンシルバースミスをパートナーとして対等に接し、彼らの活躍の礎を築いたようです。

そしてKenneth BegayとAllen Keeは、当時日本に比べるとかなり発達していた書籍/メディアにも取り上げられ、全米で知名度のある作家となっていきます。
その後も二人の作り上げた世界観は、弟の【Johnnie Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイ、従兄にあたる【George Kee】ジョージ・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、Allen Keeの甥【Anthony Kee】アンソニー・キー、さらには現代作家として活躍する【Edison Cummings】エディソン・カミングスへと引き継がれてゆき、2006年に閉店するまで受け継がれていました。

また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen KeeやJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人です。



本作も、そんなKenneth Begayによるオリジナリティと新しい造形を取り込み、生み出すことへの意欲的な姿勢がうかがえるピンです。
決して大作ではありませんが、その小さなジュエリー作品には作者の思想や価値観が宿っているようにさえ感じます。


ビンテージ作品ながら非常に現代的で洗練された印象がもたらされています。それにより、ビンテージインディアンジュエリーらしいナチュラルな印象と、少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな上質感を併せ持っています。

ラペルピン/ブートニエールやアウターのワンポイントとしても粋なアクセントになってくれますし、日常のスーツに違いを生み出せる作品です。
ニードルを受ける留め具/キャッチパーツに厚みがある為、ハットピンなどには向いていませんが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのアイテムに違和感なくフィットすると思われます。

また、菱形のシェイプとして使用している表情と、正方形の方向で使用した際の印象が異なる部分も本作の楽しい特徴となっています。


小さなピンですが【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイという作家のアイデンティティを有するハイエンドで大変コレクタブルな作品です。

◆着用サンプル画像はこちら◆



全体に僅かなシルバーのクスミや、ハンドメイド作品独特の制作上のムラがみられますが、良好なコンディションを保っています。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)の作品で、シンプルながら力強いシルバーワークにより構成され、小さなピースでありながら一見してその作者を特定可能なアンティーク/ビンテージのピン(ピンズ)です。

裏側に刻印されたホールマーク(作者やショップ等のサイン)は、50%以上が読めない状態ですが、当店で保管しているKenneth Begay作品のホールマークと完全に一致ししており、同作者がアリゾナ州スコッツデールのインディアンアートギャラリー【White Hogan】ホワイト ホーガンに所属した時期の作品と推定可能となっています。


本作は本来、タイタックピン/タイピンと呼ばれるアイテムを原型としていますが、こちらには裏側のキャッチパーツにチェーンと小さなバーがついていないタイプの為、ネクタイをシャツにホールドすることは出来ません。

現在の日本における「ネクタイピン」は、バー形状でクリップタイプのものが主流となっていますが、元々はこちらの様な針/ニードルパーツの付くピンが「タイピン」です。
ネクタイの中央にピンをセットし、チェーンでつながれた小さなバーをシャツのボタンホールに通すことでシャツとネクタイを接続します。1950年代までは多くみられたアイテムであり、非常にエレガントで美しいポイントとなりますが、ネクタイに穴をあけることになる為、現在では前述のようなクリップタイプの「タイバー」が主流となりました。

現在では、本作の様にタイピンのニードルパーツを備えたアイテムがピンズと呼ばれて普及しており、ジャケットのフラワーホールに飾る「ラペルピン/ブートニエール」へと流用され、その使用法と共にアイテムとしても生まれ変わっている印象です。


ホールマークや造形スタイル等から、1950年代後半~1960年代頃の作品と思われ、菱形のシェイプをベースに簡素で素朴なシルバーワークによって、渦巻きをモチーフとしたであろうデザインが造形されており、簡素で素朴でありながら強さと繊細な奥行きを備えた稀有な作品となっています。

小さな作品が大胆なデザインで構成されていますが、その小さなピースの細部には作者の技巧によるものか、端正な美しさが宿っているように感じられます。



【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)にガナードに近いアリゾナ州スティームボードキャニオンで生まれ、子供のころにはブラックスミス(金属(鉄)鍛冶)の技術からそのキャリアをスタートさせたようです。
その後、1930年代初めごろにはニューメキシコ州クリスタルの学校に就学し、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)からシルバースミスとしての技術を教わることになります。

【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年生まれで、インディアンジュエリーの創始者でありルーツとされるシルバースミス【Atsidi Sani】【Slender Maker of Silver】【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】を父親と叔父に持つ、とても正統な第二世代の作家で、受け継いだ伝統を守りながら新しい技術/スタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアと言うべき人物です。

さらに、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)からもその技術を学んでおり、上記の二人の作家による影響は1960年代以降のキャリア興隆期のモダンで独自性の強い作品にも感じ取ることが出来ます。

そんな偉大な作家達から基礎を教授され、1930年代末~1940年代中ごろまではナバホギルドでAmbrose Roanhorseと共に仕事をし、国立公園内のクラフトショップ、クリオのためにナバホのトラディッショナルスタイルの作品を制作していました。
1946年からは、アリゾナ州フラッグスタッフに移り、従兄であるAllen Keeと共に【White Hogan】ホワイト ホーガンに創業から所属し、同ショップを有名店にしてゆく立役者となっていきます。

非常に成熟した技術を持ち、インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。



【White Hogan】ホワイト ホーガンは、1930年代後半に【Fred Wilson's】フレッド・ウィルソンズで働いていた【John Bonnell】ジョン・ボンネルがアリゾナ州フラッグスタッフで始めたインディアンクラフトショップで、創業当時からKenneth Begayと【Allen Kee】アレン・キー(1916-1972)の両名とはパートナーシップを持っていました。

1951年には、同州スコッツデールに移転し、有名ショップとなっていきます。
当時の二人が作り上げるジュエリーはシンプルでエレガント、ナバホの武骨で原始的な技術を継承していましたが、非常に新鮮で新しい価値観を持っており、なんと、1950年だけで66本ものアワード受賞リボンを獲得しています。 

そんなセンセーショナルな彼らの活躍によりWhite Hoganが批判の的になることもあったようですが、オーナーであるJohn Bonnellはインディアンシルバースミスをパートナーとして対等に接し、彼らの活躍の礎を築いたようです。

そしてKenneth BegayとAllen Keeは、当時日本に比べるとかなり発達していた書籍/メディアにも取り上げられ、全米で知名度のある作家となっていきます。
その後も二人の作り上げた世界観は、弟の【Johnnie Mike Begay】ジョニー・マイク・ビゲイ、従兄にあたる【George Kee】ジョージ・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、Allen Keeの甥【Anthony Kee】アンソニー・キー、さらには現代作家として活躍する【Edison Cummings】エディソン・カミングスへと引き継がれてゆき、2006年に閉店するまで受け継がれていました。

また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen KeeやJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人です。



本作も、そんなKenneth Begayによるオリジナリティと新しい造形を取り込み、生み出すことへの意欲的な姿勢がうかがえるピンです。
決して大作ではありませんが、その小さなジュエリー作品には作者の思想や価値観が宿っているようにさえ感じます。


ビンテージ作品ながら非常に現代的で洗練された印象がもたらされています。それにより、ビンテージインディアンジュエリーらしいナチュラルな印象と、少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな上質感を併せ持っています。

ラペルピン/ブートニエールやアウターのワンポイントとしても粋なアクセントになってくれますし、日常のスーツに違いを生み出せる作品です。
ニードルを受ける留め具/キャッチパーツに厚みがある為、ハットピンなどには向いていませんが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのアイテムに違和感なくフィットすると思われます。

また、菱形のシェイプとして使用している表情と、正方形の方向で使用した際の印象が異なる部分も本作の楽しい特徴となっています。


小さなピンですが【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイという作家のアイデンティティを有するハイエンドで大変コレクタブルな作品です。

◆着用サンプル画像はこちら◆



全体に僅かなシルバーのクスミや、ハンドメイド作品独特の制作上のムラがみられますが、良好なコンディションを保っています。
Size

縦 約1.75㎝   横 約1.7㎝  ※菱形方向で計測

Material

Sterling Silver