【NAVAJO】ナバホの貴重なアンティークジュエリー、美しく存在感のあるオールドナンバーエイトターコイズがメインに構成されたアンティーク/ビンテージリングです。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンク等、プリミティブでありながら優れた技術を感じさせ、アンティークでありながらも上質な印象を与えるデザインと、ハイエンドなシルバーワークも魅力的な作品となっています。
1930年代頃に作られた作品で、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは、『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれていますが、サイドよりも内側に近い位置から大胆に長く割り開かれており、フロントに向けて少しづつ幅が広く造形されています。
さらに、そのスプリットの起点となる内側部分には、さり気なくも独特の味わいを付加するスタンプワークが施されています。
その様なアンティーク作品らしい特徴を持ったシルバーワークをベースとして、ロングオーバルカットされたオールドナンバーエイトターコイズがマウントされています。
また、その石を留めるベゼル(覆輪)には2本のワイヤーを撚り合わせる事で作り出したツイステッドワイヤーが施され、シャンクとターコイズの間には小さなシルバーボールが配されることで、伝統的で古いナバホジュエリーらしい雰囲気に仕上がっています。
セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズで、柔らかな水色にグリーンのグラデーションが見られ、ナンバーエイトらしいブラウンウェブが入ります。濃いブルーではありませんが、ナンバーエイトらしい色彩と景色を持った石です。
ミドルグレード上位~ハイグレードに属するジェムクオリティを有し、ナチュラル無添加なターコイズとなっています。
また、アンティーク作品ではジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、長い年月を経て少しマットな質感になっていますが、いまだその煌きを失っていません。
【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。
特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。
本作においても美しいナンバーエイトターコイズが際立ち、シンプルでクラシックなデザイン/造形もその石のクオリティーを引き立てているようです。
また、丁寧でプリミティブなシルバーワークによって武骨でアンティークらしい質感も感じられますが、ターコイズのクオリティーとエレガントなシェイプなどにより、気品を持った作品に仕上げられています。
縦に長いオーバルシェイプにカットされたターコイズにより、際立った存在感を示しますが、長くスプリットされたシャンクは、肌が大きく透けるスリットとなっている為、指にナチュラルに馴染みやすく、高い汎用性を示します。
またその存在感は、日常のコーディネイトにとても素晴らしいアクセントとなり、違いをもたらすことが出来るリングかと思われます。
サイズ、デザイン共に女性に向いたリングですが、ターコイズのボリューム感もあって男性のピンキーリングにも良いかもしれません。
本作の様なリングは、アンティークインディアンジュエリーの中でも着用による劣化や紛失、シルバーのリサイクル等によって現存数が非常に少なくなっています。
深淵な美しさを見せるターコイズと古いナバホジュエリー独特のシルバーワークによって、アートピースとしても美しい佇まい。ターコイズのクオリティーのみならず高い希少価値を有する作品だと思われます。
◆着用サンプル画像はこちら◆
コンディションは全体にアンティークらしい使用感が見られ、シルバーには多少の摩耗があります。しかしながら特に目立ったダメージ等はなく、ターコイズのグラつき等、ご使用にあたっての不安のないコンディションを保っています。