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JBO06832

【NAVAJO GUILD】Stamped Silver Cuff w/Gem #8 Turquoise c.1941~

【NAVAJO GUILD】Stamped Silver Cuff w/Gem #8 Turquoise c.1941~
198,000 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Cqft9ETveDH/
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で作られた作品。シルバーのみの作品が多く発見されている同工房では比較的珍しい、石の使用された作品であり、中央に大変美しいナンバーエイトターコイズがマウントされたハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

また本作には、ホールマーク(作者やショップのサイン)が刻印されていませんが、使用されているスタンプ/鏨から【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された物と特定可能な作品となっています。


1941年~1950年代頃に作られた作品と思われ、バンドの両サイドに見られるようなスティック状のスタンプツール(鏨・刻印)のデザインは、後にナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が、1930年代当時にインディアンスクールで教鞭をとっていた彫金クラスにおいて生み出されたデザインです。
それは、彫金クラスでの中でもキワ/サントドミンゴの生徒を対象としたクラスで、Ambrose Roanhorseの教えを受けてキワ族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄である、フェザーの図案をデザインソースとして創作された記録が残っています。

しかしながら、その後間もなくナバホ出身の生徒も上記の影響を受けたスタンプツール(鏨・刻印)を制作しており、サントドミンゴフェザーのスタンプが使用された作品が、キワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は後に、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代~1940年代の作品において稀に見られるディテールとなっています。

なお、本作におけるサントドミンゴフェザーのスタンプツールは、ナバホギルドのホールマークが入る作品において、同じデザインではなく全く同一のスタンプツールが使用されたピースが過去に発見されている事から、ナバホギルドで制作された確証を得る事が可能な判断材料となっています。


インゴットシルバー(銀塊)から成形された硬く滑らかな質感のバンド/地金をベースとし、中央にはラウンドカットの美しいナンバーエイトターコイズがマウントされています。
そして、フロントから左右対称に連続してスタンプワークが刻まれ、サイドには前述のサントドミンゴフェザー、ターミナルには秀逸なアローと、ナバホギルド作品としては珍しく具体的なモチーフのスタンプが力強く刻まれています。
これらの大胆なスタンプワークの構成により、力強いナバホジュエリーらしさとグラフィカルで程よい存在感が与えられているようです。


セットされたターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズと思われます。 ジェムクオリティーを持つターコイズで、ミドルグレード以上~ハイグレードにグレーディングできる石です。
ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色に、グレー・ブラウン・ブラックのタイトなウェブが入り、部分的にホワイト等のグラデーションも見られます。非常に高い硬度を感じさせる透明感と、今なお艶と照りが見られ、宝石としての価値を持ったナンバーエイトターコイズです。
大変質の高いオールドナンバーエイトのため、数十年を経過していながら変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛える、無添加ナチュラルのターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。
また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でも本作の様にホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバーから成形されることで、硬く滑らかなシルバーの肌と独特の上質感を持ち、ビンテージインディアンジュエリー特有の素朴で武骨な魅力を放つ上質なブレスレットです。

美しいターコイズとナバホのオーセンティックなシルバーワークが織りなす味わいは、着用時に高揚感さえ与える「力」のある作品ですが、程よいボリューム感や無駄の削ぎ落とされた造形美により、日常のコーディネイトにさりげなく取り入れていただきやすいバングルです。
上質でアーシーな石やインゴットシルバーの表情は、ワルドでありながら少しフォーマルなスタイルにもさえフィットするエレガントな雰囲気を併せ持った作品です。


ハンドメイドナバホジュエリーの魅力と、複雑な景色を持つターコイズによる、小さくも深淵な世界が広がるジュエリー作品。現在では、類似したピースがミュージアム収蔵品としても散見される非常にコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。僅かなクスミや小キズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感少なく大変良い状態です・
またターコイズも艶を持ち、ダメージのない素晴らしいコンディションを保っています。
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で作られた作品。シルバーのみの作品が多く発見されている同工房では比較的珍しい、石の使用された作品であり、中央に大変美しいナンバーエイトターコイズがマウントされたハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

また本作には、ホールマーク(作者やショップのサイン)が刻印されていませんが、使用されているスタンプ/鏨から【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』で制作された物と特定可能な作品となっています。


1941年~1950年代頃に作られた作品と思われ、バンドの両サイドに見られるようなスティック状のスタンプツール(鏨・刻印)のデザインは、後にナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が、1930年代当時にインディアンスクールで教鞭をとっていた彫金クラスにおいて生み出されたデザインです。
それは、彫金クラスでの中でもキワ/サントドミンゴの生徒を対象としたクラスで、Ambrose Roanhorseの教えを受けてキワ族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄である、フェザーの図案をデザインソースとして創作された記録が残っています。

しかしながら、その後間もなくナバホ出身の生徒も上記の影響を受けたスタンプツール(鏨・刻印)を制作しており、サントドミンゴフェザーのスタンプが使用された作品が、キワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は後に、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代~1940年代の作品において稀に見られるディテールとなっています。

なお、本作におけるサントドミンゴフェザーのスタンプツールは、ナバホギルドのホールマークが入る作品において、同じデザインではなく全く同一のスタンプツールが使用されたピースが過去に発見されている事から、ナバホギルドで制作された確証を得る事が可能な判断材料となっています。


インゴットシルバー(銀塊)から成形された硬く滑らかな質感のバンド/地金をベースとし、中央にはラウンドカットの美しいナンバーエイトターコイズがマウントされています。
そして、フロントから左右対称に連続してスタンプワークが刻まれ、サイドには前述のサントドミンゴフェザー、ターミナルには秀逸なアローと、ナバホギルド作品としては珍しく具体的なモチーフのスタンプが力強く刻まれています。
これらの大胆なスタンプワークの構成により、力強いナバホジュエリーらしさとグラフィカルで程よい存在感が与えられているようです。


セットされたターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズと思われます。 ジェムクオリティーを持つターコイズで、ミドルグレード以上~ハイグレードにグレーディングできる石です。
ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色に、グレー・ブラウン・ブラックのタイトなウェブが入り、部分的にホワイト等のグラデーションも見られます。非常に高い硬度を感じさせる透明感と、今なお艶と照りが見られ、宝石としての価値を持ったナンバーエイトターコイズです。
大変質の高いオールドナンバーエイトのため、数十年を経過していながら変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛える、無添加ナチュラルのターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。
また、採掘されるターコイズの色味や質等は、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。



【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドはインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)とも近しい目的の為に、ナバホのシルバースミス達の手によって組織されました。

中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。明確にはなっていませんが、U.S.NAVAJO/Indian Arts & Crafts Boardが1937年~1940年代の初め頃までしか見られないのも、第二次世界大戦の激化による影響だけではなく、どちらの組織においても重要な役割を担っていたAmbrose Roanhorseが、Navajo Guild/The Navajo Arts & Crafts Guildに注力したためではないかと考えられます。

ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。

また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーだったようです。

さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人のホールマーク(署名/サイン)が認められていませんでした。そのため、1941年の発足から1940年代の半ばごろまでは、まったくホールマークなどが記載されていないか1943年以前には『U.S.NAVAJO 70』が用いられています。
その後、1943年に【Horned Moon/ホーンドムーン】と呼ばれる空を司る精霊をモチーフとしたシンボルがナバホギルドの象徴として商標登録されており、諸説ありますが1940年代後半頃からホールマークとして作品に刻印されるようになったようです。1950年代以降になってからは『NAVAJO』の文字や、銀含有率92.5%の地金であることを示す『STERLING』の刻印が追加されていきます。
また、1940年代後半以降でも本作の様にホールマークの刻印が刻まれていない個体も多く発見されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。



【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。

また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もインゴットシルバーから成形されることで、硬く滑らかなシルバーの肌と独特の上質感を持ち、ビンテージインディアンジュエリー特有の素朴で武骨な魅力を放つ上質なブレスレットです。

美しいターコイズとナバホのオーセンティックなシルバーワークが織りなす味わいは、着用時に高揚感さえ与える「力」のある作品ですが、程よいボリューム感や無駄の削ぎ落とされた造形美により、日常のコーディネイトにさりげなく取り入れていただきやすいバングルです。
上質でアーシーな石やインゴットシルバーの表情は、ワルドでありながら少しフォーマルなスタイルにもさえフィットするエレガントな雰囲気を併せ持った作品です。


ハンドメイドナバホジュエリーの魅力と、複雑な景色を持つターコイズによる、小さくも深淵な世界が広がるジュエリー作品。現在では、類似したピースがミュージアム収蔵品としても散見される非常にコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆



コンディションも大変良好です。僅かなクスミや小キズ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、使用感少なく大変良い状態です・
またターコイズも艶を持ち、ダメージのない素晴らしいコンディションを保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約63.2㎜    正面幅(高さ) 約15.2㎜
内周 約148㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 7/8inch   opening 1 1/8inch 

ターコイズ 縦 約11.5㎜  横 約11.5㎜

※バングルはサイズ調整可能です。L~XXLの男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Silver, Brown Web Number Eight Turquoise    約24.5g