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JRO022286

Vintage Split Shank Silver Huge Ring w/Gem #8 TQ c.1945~

Vintage Split Shank Silver Huge Ring w/Gem #8 TQ c.1945~
85,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、非常にクオリティーの高いシルバーワークに質の高いナンバーエイトターコイズがセットされたピース。ボリューム感のある美しいアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代後半~1960年代前半頃の作品と思われ、ホールマーク(サイン)等が見られず作者の特定はできませんが造形のディテールや完成度、それに美しいターコイズの選択などは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させ、Fred Peshlakaiやその弟であるFrank Peshlakaiに近い人物による作品の可能性も高いピースです。

ハーフラウンドワイヤーのシャンクは、美しく3本に割り開かれたスプリットシャンクで、ファイスはオーバル型とティアドロップ型に造形され、そこにそれぞれのシェイプにあったカットのターコイズがセットされています。またそれらの間にはシルバードロップが配されています。スタンプワーク等が見られないシンプルな造形/デザインで構成されていますが、ベゼルを囲むジグザグのシルバーワークがターコイズの淵に影と奥行きを生み出し、とても効果的で特徴的なディテールとなっています。またこちらの様なシルバーワークは、発祥は不明となっていますが、1930年代~1940年代からみられるスタイルの一つです。特に前述のFred Peshlakaiが好んだディテールであり、氏が生み出したものかもしれません。

細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークは素晴らしい完成度を誇っています。また、そのデザイン/造形は当時の新しい試みとオリジナリティーが感じられるものとなっており、繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残すピースです。

セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズと思われます。柔らかな水色にグリーンのグラデーションが見られ、ブラウンウェブが入ります。濃い色味ではありませんが、ナンバーエイトらしい色彩と景色を持った石です。
また、アンティーク作品ではジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、長い年月を経て僅かにマットな質感になっていますが、いまだその煌きを失っていません。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後、ナバホラグでも有名なクリスタルで育ちました。 当時はまだ一夫多妻が珍しくなかったようで、父親であるシルバースミス【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】(Ansosi Peshlakai)の4番目の妻の子供として生まれ、その兄弟は19人と言う大きな家族だったようです。 母親はDine(ナバホ)ではなく、タオスプエブロの人でした。 そして7歳~8歳年下の弟が【Frank Peshlakai】フランク・ペシュラカイで、シルバースミスとして長く共にキャリアを積んだ兄弟であり、同じイニシャルを持つFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiはホールマークを含めその作品の区別は現在でも困難です。
そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。

非常に恵まれた環境にあったFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはガナードでシルバースミスとしての仕事を再開し、ギャラップで自身のショップを経営しました。
1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍し、カリフォルニア州ハリウッドにあるVaugn's Indian Storeで制作に従事しており、1937年頃には、Fred Peshlakaiもロサンゼルスに移り住んでハリウッドの店で制作するようになります。

そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ロサンゼルスダウンタウンに隣接した位置にありますが、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。
そこで、ジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み上げていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻るまで30年以上にわたりOlvera Streetで制作を継続。 そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
弟のFrank Peshlakaiは、ソーシャルセキュリティーレコードに1965年に亡くなったと言う記録が残されています。

彼らが非常に優秀なシルバースミスであったことは言うまでもありませんが、ナバホの古典技術を第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術/スタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家達です。
やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケニス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。
また、ターコイズの選定眼も素晴らしく、1950年代以前の作品ではほとんど見つけることが出来ない貴重なハイグレードターコイズがセットされた作品も多く残されています。


こちらの作品は作者を特定できていませんが、上記のシルバースミスを想起させる完成度や造形と、悠然とした佇まいを持つ作品。アンティーク作品ながらエレガントで、深淵な美しさを見せるターコイズもフォーマルなシーンにも対応できる品位を持っています。

ナバホの伝統的な技術や造形スタイルを用いて、アートの域まで高められたシルバーワークと造形美は非常にハイエンドでコレクタブルなリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションも大変良好です。シルバーには僅かなクスミなど見られますが、使用感少なくターコイズも含め良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、非常にクオリティーの高いシルバーワークに質の高いナンバーエイトターコイズがセットされたピース。ボリューム感のある美しいアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代後半~1960年代前半頃の作品と思われ、ホールマーク(サイン)等が見られず作者の特定はできませんが造形のディテールや完成度、それに美しいターコイズの選択などは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を想起させ、Fred Peshlakaiやその弟であるFrank Peshlakaiに近い人物による作品の可能性も高いピースです。

ハーフラウンドワイヤーのシャンクは、美しく3本に割り開かれたスプリットシャンクで、ファイスはオーバル型とティアドロップ型に造形され、そこにそれぞれのシェイプにあったカットのターコイズがセットされています。またそれらの間にはシルバードロップが配されています。スタンプワーク等が見られないシンプルな造形/デザインで構成されていますが、ベゼルを囲むジグザグのシルバーワークがターコイズの淵に影と奥行きを生み出し、とても効果的で特徴的なディテールとなっています。またこちらの様なシルバーワークは、発祥は不明となっていますが、1930年代~1940年代からみられるスタイルの一つです。特に前述のFred Peshlakaiが好んだディテールであり、氏が生み出したものかもしれません。

細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークは素晴らしい完成度を誇っています。また、そのデザイン/造形は当時の新しい試みとオリジナリティーが感じられるものとなっており、繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残すピースです。

セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズと思われます。柔らかな水色にグリーンのグラデーションが見られ、ブラウンウェブが入ります。濃い色味ではありませんが、ナンバーエイトらしい色彩と景色を持った石です。
また、アンティーク作品ではジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、長い年月を経て僅かにマットな質感になっていますが、いまだその煌きを失っていません。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後、ナバホラグでも有名なクリスタルで育ちました。 当時はまだ一夫多妻が珍しくなかったようで、父親であるシルバースミス【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】(Ansosi Peshlakai)の4番目の妻の子供として生まれ、その兄弟は19人と言う大きな家族だったようです。 母親はDine(ナバホ)ではなく、タオスプエブロの人でした。 そして7歳~8歳年下の弟が【Frank Peshlakai】フランク・ペシュラカイで、シルバースミスとして長く共にキャリアを積んだ兄弟であり、同じイニシャルを持つFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiはホールマークを含めその作品の区別は現在でも困難です。
そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。

非常に恵まれた環境にあったFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはガナードでシルバースミスとしての仕事を再開し、ギャラップで自身のショップを経営しました。
1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍し、カリフォルニア州ハリウッドにあるVaugn's Indian Storeで制作に従事しており、1937年頃には、Fred Peshlakaiもロサンゼルスに移り住んでハリウッドの店で制作するようになります。

そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ロサンゼルスダウンタウンに隣接した位置にありますが、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。
そこで、ジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み上げていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻るまで30年以上にわたりOlvera Streetで制作を継続。 そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
弟のFrank Peshlakaiは、ソーシャルセキュリティーレコードに1965年に亡くなったと言う記録が残されています。

彼らが非常に優秀なシルバースミスであったことは言うまでもありませんが、ナバホの古典技術を第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術/スタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家達です。
やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケニス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。
また、ターコイズの選定眼も素晴らしく、1950年代以前の作品ではほとんど見つけることが出来ない貴重なハイグレードターコイズがセットされた作品も多く残されています。


こちらの作品は作者を特定できていませんが、上記のシルバースミスを想起させる完成度や造形と、悠然とした佇まいを持つ作品。アンティーク作品ながらエレガントで、深淵な美しさを見せるターコイズもフォーマルなシーンにも対応できる品位を持っています。

ナバホの伝統的な技術や造形スタイルを用いて、アートの域まで高められたシルバーワークと造形美は非常にハイエンドでコレクタブルなリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションも大変良好です。シルバーには僅かなクスミなど見られますが、使用感少なくターコイズも含め良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 16号  円周 約 56.9㎜    us 8
正面幅 約 42.4㎜

Material

Silver, Number Eight Turquoise