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JPO016804N

Atq Navajo T-bird & Arrow Shaped Ingot Silver Pin c.1920~

Atq Navajo T-bird & Arrow Shaped Ingot Silver Pin c.1920~
63,800 円(税込)
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Atq Navajo T-bird & Arrow Shaped Ingot Silver Pin c.1920~
  • Atq Navajo T-bird & Arrow Shaped Ingot Silver Pin c.1920~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたサンダーバードとアローのシェイプに、美しいスクエアカットターコイズがセットされた逸品。後に作られる多くのツーリストアイテムのデザインソースになったオリジナル作品であり、素晴らしい質と独自性を有するハンドメイドアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1920年代~1930年代頃の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、ハンマーワークによって叩き伸ばされている事で、厚みにムラがある仕上がりとなっていますが、インゴットシルバー独特の硬さと重厚な質感を持っています。
そして、手作業のカッティングワークによってサンダーバードとアローが結合したシェイプが切り出されています。サンダーバードのクチバシ下部の円弧は、おそらくホールポンチ(穴あけ工具)による円弧で構成されており、アンティーク作品特有のディテールとなっています。
さらに、全体に刻まれた力強く細かなスタンプワークによってアロー・サンダーバードそれぞれの細部が描き出されており、それらの構成やデザインには独自性と作者の突出したセンスを感じさせます。また、アローの軸部分には『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術を駆使する事で、立体的な凹凸によるライン模様が生み出されており、作品自体の奥行きや上質感を飛躍的に高めています。

そして、センターにはスクエアカットのターコイズがマウントされており、このターコイズもマトリックスの入らないフラットな色相の石ですが、美しい透明感と発色を持った上質なターコイズです。鉱山を特定することは出来ませんが、ネバダ産と推測される無添加ナチュラルターコイズです。


20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるスーベニアアイテムを代表するようなサンダーバードモチーフの作品です。しかしながら全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、ディテールやデザインセンスなど、あらゆる部分で一線を画す独自性と完成度を持った非常に貴重な作品です。
また、その作者や生み出された工房について明確にすることは出来ませんが、スタンプツール(鏨・刻印)やデザイン・造形からは、【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーや、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリート等の工房・トレーディングポストに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。

また当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や、【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
本作も、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーが模倣した作品の一つであり、それらの中でも素晴らしいデザインバランスとシルバーワークの完成度を誇る作品となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


モチーフの【Thunderbird】サンダーバードは、インディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 インディアンジュエリーにおける最古のモチーフの一つで、プロテクト(お守り)を意味しています。


本作では、アイコニックなアローとサンダーバードモチーフによるキャッチーな印象と共に、伝統的な技法を受け継ぐアンティークジュエリー特有の質とヘリテイジ感を持っており、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない迫力とハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、こちらのようなピンはアウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットし、独特な縦長のシェイプはエンブレムの様にジャケットに付けても映え、ハットのリボンにも良くフィットします。特に本作の様なアローシェイプを基調としたシェイプは汎用性が高く、男性のラフなスタイルにも、落ち着いた大人向けにも色々なアイテムと好相性を見せ使い勝手の良いピースです。

インディアンジュエリーらしい質感や武骨さも備え、作者のオリジナリティとデザインセンス、強い拘りを感じさせる完全な一点物の作品です。
アンティーク工芸品としての美しさも持ち、本格的なコレクターを納得させる力を持った個体。非常に貴重で史料価値も高くトレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも全体に経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は殆ど感じられずターコイズを含め大変良好な状態です。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたサンダーバードとアローのシェイプに、美しいスクエアカットターコイズがセットされた逸品。後に作られる多くのツーリストアイテムのデザインソースになったオリジナル作品であり、素晴らしい質と独自性を有するハンドメイドアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1920年代~1930年代頃の作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、ハンマーワークによって叩き伸ばされている事で、厚みにムラがある仕上がりとなっていますが、インゴットシルバー独特の硬さと重厚な質感を持っています。
そして、手作業のカッティングワークによってサンダーバードとアローが結合したシェイプが切り出されています。サンダーバードのクチバシ下部の円弧は、おそらくホールポンチ(穴あけ工具)による円弧で構成されており、アンティーク作品特有のディテールとなっています。
さらに、全体に刻まれた力強く細かなスタンプワークによってアロー・サンダーバードそれぞれの細部が描き出されており、それらの構成やデザインには独自性と作者の突出したセンスを感じさせます。また、アローの軸部分には『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術を駆使する事で、立体的な凹凸によるライン模様が生み出されており、作品自体の奥行きや上質感を飛躍的に高めています。

そして、センターにはスクエアカットのターコイズがマウントされており、このターコイズもマトリックスの入らないフラットな色相の石ですが、美しい透明感と発色を持った上質なターコイズです。鉱山を特定することは出来ませんが、ネバダ産と推測される無添加ナチュラルターコイズです。


20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるスーベニアアイテムを代表するようなサンダーバードモチーフの作品です。しかしながら全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、マシン工程が併用され量産化された同スタイルのピースと比べ、ディテールやデザインセンスなど、あらゆる部分で一線を画す独自性と完成度を持った非常に貴重な作品です。
また、その作者や生み出された工房について明確にすることは出来ませんが、スタンプツール(鏨・刻印)やデザイン・造形からは、【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーや、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリート等の工房・トレーディングポストに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。

また当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や、【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
本作も、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーが模倣した作品の一つであり、それらの中でも素晴らしいデザインバランスとシルバーワークの完成度を誇る作品となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


モチーフの【Thunderbird】サンダーバードは、インディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 インディアンジュエリーにおける最古のモチーフの一つで、プロテクト(お守り)を意味しています。


本作では、アイコニックなアローとサンダーバードモチーフによるキャッチーな印象と共に、伝統的な技法を受け継ぐアンティークジュエリー特有の質とヘリテイジ感を持っており、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない迫力とハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、こちらのようなピンはアウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットし、独特な縦長のシェイプはエンブレムの様にジャケットに付けても映え、ハットのリボンにも良くフィットします。特に本作の様なアローシェイプを基調としたシェイプは汎用性が高く、男性のラフなスタイルにも、落ち着いた大人向けにも色々なアイテムと好相性を見せ使い勝手の良いピースです。

インディアンジュエリーらしい質感や武骨さも備え、作者のオリジナリティとデザインセンス、強い拘りを感じさせる完全な一点物の作品です。
アンティーク工芸品としての美しさも持ち、本格的なコレクターを納得させる力を持った個体。非常に貴重で史料価値も高くトレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも全体に経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、使用感は殆ど感じられずターコイズを含め大変良好な状態です。
Size

縦 約2.0㎝   横 約6.6㎝ 

Material

Ingot Silver, Turquoise