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JBO075748

【Frank Patania】7 Persian Turquoise Row Cuff Bracelet c.1950

【Frank Patania】7 Persian Turquoise Row Cuff Bracelet c.1950
115,500 円(税込)
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【Frank Patania】7 Persian Turquoise Row Cuff Bracelet  c.1950
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インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)又は、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られた作品で、シンプルなバンデッドデザインをベースに、パージャンターコイズが羅列されたローワークスタイルのアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代前後の作品と思われ、ナバホの伝統的な造形スタイルを踏襲しながらも、Frank Pataniaらしい独自性とモダンで洗練された印象に仕上げられた作品。1インチ幅のバンドは、上下部分に3本のハーフラウンドワイヤーを重ねた様な造作パーツをオーバーレイすることで、バンデッド(ボーダー)が構成されており、それらの間の部分はスタンプワークによるテクスチャーを施す事により、バンデッド部分よりも沈んだ影を生み出す造形に仕上げられています。
その影の中に石を連続して羅列する事で石の美しさを強調し、ナバホのトラディショナルなスタイルである『ローワーク』と呼ばれるデザインのブレスレットとなっています。さらに、石の間とサイド~ターミナル(両端)には18個もの比較的大きめのシルバーボールが配されており、羅列したターコイズの連続性と全体の立体感や奥行きを強調しているようです。また、石を固定するベゼル(覆輪)には、エッジに刻みの入るノッチドベゼル/トゥースベゼルが採用されており、味わい深いターコイズの表情と共鳴したディテールとなっています。
一見、ナバホのオーセンティックな造形のバングルにも見えますが、実際には当時例外的であった構成で形作られ、フランク・パタニアという巨匠の創作性と突出した造形センスを感じさせるピース。細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークによっても上質感がもたらされています。

裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

マウントされているターコイズは上質なパージャンターコイズです。パージャンらしい少し高さのあるカットとなっており、美しい色相にバリエーション豊かで柔らかな印象のマトリックスが入ります。
ただし、本作にマウントされた7つのターコイズはその色相や質にバラつきが大きく、過去にスワップ(交換)された石を含んでいる可能性が考えられます。


【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズは、現在のイラン産にあたり、カスピ海近くの鉱山で古くからたくさんのターコイズを算出しています。その歴史は紀元前にさかのぼることができ、中世にはトルコを経由してヨーロッパに輸出されたことから、ターコイズ/トルコ石と呼ばれるようになりました。(トルコではターコイズは産出していません。)
北米とは違った価値基準を持ち、マトリックスの入らないフラットなブルーが上質とされ、すでに1920年代以前からアメリカにも輸出されていたようです。また、1950年代にはネバダ、アリゾナの多くのターコイズ鉱山の石が細かくグレーディングされ、パージャンターコイズも上質なものは流通量が少なくなっていたようです。
北米産ターコイズの多くが薄い脈状で形成されているのに対し、パージャンターコイズは塊で採掘できるのが特徴で、それにより高さのあるハイドームカットが可能になっています。北米産では、【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズ等が塊状で採掘されます。 色はターコイズらしい水色~ブルーの石を産出し、大変幅広いバリエーションを持っています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。


本作もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と、ナバホジュエリーのクラシックな造形スタイルが見事に融合した作品。造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲し、トラディショナルでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせるブレスレットとなっています。

そして、質実剛健なシルバーワークをベースに、伝統的な造形スタイルの一つである、石を羅列した『ローワークスタイル』によって威厳と迫力を持たせたバングルですが、アーシーなターコイズの印象と柔らかで流麗なデザイン/造形により、どこか有機的で落ち着いた佇まいを持っており、多くのスタイルによく馴染み長年に渡ってご愛用いただける作品となっています。

インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、そのシンプルかつクラシカルで無駄のない造形は、ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの作品の中でも秀逸な造形を持った貴重なオリジナルピースです。

石がスワップされている可能性がある為に、かなりトレジャーハントなプライス設定としております。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな摩耗やハンドメイド独特の制作上のムラは見られますが、ダメージの無い状態を保っています。
ターコイズは、前述のようにスワップ(交換)されている可能性が考えられますが、それを確認するのは非常に困難です。天然石由来の凹凸等は確認できますが、がたつきやクラック等のダメージは有りません。
インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)又は、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られた作品で、シンプルなバンデッドデザインをベースに、パージャンターコイズが羅列されたローワークスタイルのアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代前後の作品と思われ、ナバホの伝統的な造形スタイルを踏襲しながらも、Frank Pataniaらしい独自性とモダンで洗練された印象に仕上げられた作品。1インチ幅のバンドは、上下部分に3本のハーフラウンドワイヤーを重ねた様な造作パーツをオーバーレイすることで、バンデッド(ボーダー)が構成されており、それらの間の部分はスタンプワークによるテクスチャーを施す事により、バンデッド部分よりも沈んだ影を生み出す造形に仕上げられています。
その影の中に石を連続して羅列する事で石の美しさを強調し、ナバホのトラディショナルなスタイルである『ローワーク』と呼ばれるデザインのブレスレットとなっています。さらに、石の間とサイド~ターミナル(両端)には18個もの比較的大きめのシルバーボールが配されており、羅列したターコイズの連続性と全体の立体感や奥行きを強調しているようです。また、石を固定するベゼル(覆輪)には、エッジに刻みの入るノッチドベゼル/トゥースベゼルが採用されており、味わい深いターコイズの表情と共鳴したディテールとなっています。
一見、ナバホのオーセンティックな造形のバングルにも見えますが、実際には当時例外的であった構成で形作られ、フランク・パタニアという巨匠の創作性と突出した造形センスを感じさせるピース。細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークによっても上質感がもたらされています。

裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

マウントされているターコイズは上質なパージャンターコイズです。パージャンらしい少し高さのあるカットとなっており、美しい色相にバリエーション豊かで柔らかな印象のマトリックスが入ります。
ただし、本作にマウントされた7つのターコイズはその色相や質にバラつきが大きく、過去にスワップ(交換)された石を含んでいる可能性が考えられます。


【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズは、現在のイラン産にあたり、カスピ海近くの鉱山で古くからたくさんのターコイズを算出しています。その歴史は紀元前にさかのぼることができ、中世にはトルコを経由してヨーロッパに輸出されたことから、ターコイズ/トルコ石と呼ばれるようになりました。(トルコではターコイズは産出していません。)
北米とは違った価値基準を持ち、マトリックスの入らないフラットなブルーが上質とされ、すでに1920年代以前からアメリカにも輸出されていたようです。また、1950年代にはネバダ、アリゾナの多くのターコイズ鉱山の石が細かくグレーディングされ、パージャンターコイズも上質なものは流通量が少なくなっていたようです。
北米産ターコイズの多くが薄い脈状で形成されているのに対し、パージャンターコイズは塊で採掘できるのが特徴で、それにより高さのあるハイドームカットが可能になっています。北米産では、【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズ等が塊状で採掘されます。 色はターコイズらしい水色~ブルーの石を産出し、大変幅広いバリエーションを持っています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。


本作もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と、ナバホジュエリーのクラシックな造形スタイルが見事に融合した作品。造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲し、トラディショナルでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせるブレスレットとなっています。

そして、質実剛健なシルバーワークをベースに、伝統的な造形スタイルの一つである、石を羅列した『ローワークスタイル』によって威厳と迫力を持たせたバングルですが、アーシーなターコイズの印象と柔らかで流麗なデザイン/造形により、どこか有機的で落ち着いた佇まいを持っており、多くのスタイルによく馴染み長年に渡ってご愛用いただける作品となっています。

インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、そのシンプルかつクラシカルで無駄のない造形は、ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの作品の中でも秀逸な造形を持った貴重なオリジナルピースです。

石がスワップされている可能性がある為に、かなりトレジャーハントなプライス設定としております。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、僅かな摩耗やハンドメイド独特の制作上のムラは見られますが、ダメージの無い状態を保っています。
ターコイズは、前述のようにスワップ(交換)されている可能性が考えられますが、それを確認するのは非常に困難です。天然石由来の凹凸等は確認できますが、がたつきやクラック等のダメージは有りません。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約61.0㎜    正面幅(高さ) 約24.9㎜
内周 約145㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 11/16inch   opening 1 1/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Sterling Silver, Turquoise
        約48.0g