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JPO015649

【Carl Luthey Shop】Silver Overlay Pin w/Gem Turquoise c.1965~

【Carl Luthey Shop】Silver Overlay Pin w/Gem Turquoise c.1965~
44,000 円(税込)
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【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの作家でありデザイナーとされる【Carl & Max Luthey】カールとマックスの兄弟が経営した【Carl Luthey Shop】カール・ルーシーショップで制作された作品。オーバーレイ技法とスタンプワークを駆使したシンプルでクリーンなシルバーワークをベースに、上質なターコイズがマウントされたエスニシティで美しいビンテージ/アンティークピンブローチです。

1960年代後半~1980年代に作られた作品と思われ、裏面には前述のCarl Luthey Shopのショップマーク/ホールマークが刻印されていますが、経営者でありデザイナーであるルーシー兄弟によって制作された作品か、同店に所属したナバホやプエブロのシルバースミスによる作品かを判断することは出来ません。

オーセンティックなオーバルシェイプをべースに、オーバーレイによって四方に文様が構成されることで、大きくアイアンクロスの様なデザインが現れています。中央には上質で美しいターコイズがマウントされ、その石を留めるベゼル(覆輪)にはハンドメイドされたトゥースベゼル/ノッチドベゼル(刻みの入る覆輪)を採用しており、作品にインディアンジュエリーらしい雰囲気と有機的な温もりが与えられているようです。そして、石を囲むようにシンプルな〇を描くスタンプを連続して刻み独特な文様が描き出され、ナバホジュエリーよりもプエブロ部族の感性が感じられる作品となっています。
さらに、オーバルシェイプ全体に柔らかなアールがつけられていることで、独特な上質感や立体的な迫力が与えられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。
パウンティング(ハンマーによる成形)によって硬いシルバーの肌と、ハンドメイド独特の細かな揺らぎが与えられ、まるで液体のように見える質感を持った作品に仕上げられています。これが艶やかで強い透明感を持つターコイズと共鳴し、シンプルな作品ながら特別な完成度とクオリティを有するピンブローチとなっているようです。

マウントされたターコイズについて鉱山を断定することが出来ませんが、おそらく【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
発色の強い水色にグリーンのグラデーションが入り、一部にはパイライトが見られます。強い透明感と艶を持った石であり、少し高さのあるカボションカットターコイズです。澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でも非常に少なく、無添加ナチュラルのジェムクオリティターコイズです。


【Carl Luthey Shop】カール・ルーシーショップは、上記の通りカール・ルーシーとマックス・ルーシー兄弟がニューメキシコ州アルバカーキで運営していたインディアンジュエリーショップです。1960年代に創業し、1980年代にはなくなってしまったようです。
オーナーであるルーシー兄弟はキワ/サントドミンゴプエブロの出身ですがナバホの職人を多く所属させ、兄弟がツールや材料にターコイズ、さらにはデザインも提供することで多くのシルバースミスを育てました。
フラワーモチーフやリーフをモチーフにした細かなシルバーワークや、本作のようにホピのデザインワークにも通じるオーバーレイによる作品などが多く見られるのが特徴です。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代に本作の作者の父親であるホピの【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)、そしてこちらの作者であるLawrence Saufkie等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。

また、現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ナバホやホピ以外のプエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。


本作もオーバーレイとスタンプワークという伝統的な技法を巧みに組み合わせて構成した作品で、シンプルにまとめることでプエブロジュエリーの独自性や上質感さえも感じさせ、どこか有機的で表情豊かな作品となっています。

また、バランスの良いボリューム感や液体の様に見せる独特な質感は、多くのスタイルに馴染みやすく、少しフォーマルなシーンでも品格を損なわない汎用性が感じられます。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

Carl Luthey Shop/カール・ルーシーショップで制作されたという歴史的な背景が明確なコレクタブルなアイテムの一つであり、ターコイズの質等も含めトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、ダメージの無いコンディション。ターコイズも長い時間を経ていますが、現在も素晴らしい艶と透明感を保っています。
【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの作家でありデザイナーとされる【Carl & Max Luthey】カールとマックスの兄弟が経営した【Carl Luthey Shop】カール・ルーシーショップで制作された作品。オーバーレイ技法とスタンプワークを駆使したシンプルでクリーンなシルバーワークをベースに、上質なターコイズがマウントされたエスニシティで美しいビンテージ/アンティークピンブローチです。

1960年代後半~1980年代に作られた作品と思われ、裏面には前述のCarl Luthey Shopのショップマーク/ホールマークが刻印されていますが、経営者でありデザイナーであるルーシー兄弟によって制作された作品か、同店に所属したナバホやプエブロのシルバースミスによる作品かを判断することは出来ません。

オーセンティックなオーバルシェイプをべースに、オーバーレイによって四方に文様が構成されることで、大きくアイアンクロスの様なデザインが現れています。中央には上質で美しいターコイズがマウントされ、その石を留めるベゼル(覆輪)にはハンドメイドされたトゥースベゼル/ノッチドベゼル(刻みの入る覆輪)を採用しており、作品にインディアンジュエリーらしい雰囲気と有機的な温もりが与えられているようです。そして、石を囲むようにシンプルな〇を描くスタンプを連続して刻み独特な文様が描き出され、ナバホジュエリーよりもプエブロ部族の感性が感じられる作品となっています。
さらに、オーバルシェイプ全体に柔らかなアールがつけられていることで、独特な上質感や立体的な迫力が与えられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。
パウンティング(ハンマーによる成形)によって硬いシルバーの肌と、ハンドメイド独特の細かな揺らぎが与えられ、まるで液体のように見える質感を持った作品に仕上げられています。これが艶やかで強い透明感を持つターコイズと共鳴し、シンプルな作品ながら特別な完成度とクオリティを有するピンブローチとなっているようです。

マウントされたターコイズについて鉱山を断定することが出来ませんが、おそらく【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズと思われます。
発色の強い水色にグリーンのグラデーションが入り、一部にはパイライトが見られます。強い透明感と艶を持った石であり、少し高さのあるカボションカットターコイズです。澄んだ色味や現在も保っている艶は、北米でも最大級の産出量を誇る同鉱山でも非常に少なく、無添加ナチュラルのジェムクオリティターコイズです。


【Carl Luthey Shop】カール・ルーシーショップは、上記の通りカール・ルーシーとマックス・ルーシー兄弟がニューメキシコ州アルバカーキで運営していたインディアンジュエリーショップです。1960年代に創業し、1980年代にはなくなってしまったようです。
オーナーであるルーシー兄弟はキワ/サントドミンゴプエブロの出身ですがナバホの職人を多く所属させ、兄弟がツールや材料にターコイズ、さらにはデザインも提供することで多くのシルバースミスを育てました。
フラワーモチーフやリーフをモチーフにした細かなシルバーワークや、本作のようにホピのデザインワークにも通じるオーバーレイによる作品などが多く見られるのが特徴です。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代に本作の作者の父親であるホピの【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)、そしてこちらの作者であるLawrence Saufkie等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。

また、現在ではホピの伝統的な技術として認知されているオーバーレイ技法ですが、本作が作られた当時はまだ、ホピの作家によってその技術が高められる黎明期であり、ナバホやホピ以外のプエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。


本作もオーバーレイとスタンプワークという伝統的な技法を巧みに組み合わせて構成した作品で、シンプルにまとめることでプエブロジュエリーの独自性や上質感さえも感じさせ、どこか有機的で表情豊かな作品となっています。

また、バランスの良いボリューム感や液体の様に見せる独特な質感は、多くのスタイルに馴染みやすく、少しフォーマルなシーンでも品格を損なわない汎用性が感じられます。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

Carl Luthey Shop/カール・ルーシーショップで制作されたという歴史的な背景が明確なコレクタブルなアイテムの一つであり、ターコイズの質等も含めトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーのクスミや僅かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、ダメージの無いコンディション。ターコイズも長い時間を経ていますが、現在も素晴らしい艶と透明感を保っています。
Size

縦 約2.7㎝   横 約4.6㎝ 

  ターコイズ 縦 約6.5㎜  横 約11.1㎜

Material

Silver, Gem Quality Turquoise