【Cochiti】コチティの巨匠【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースのオールドピース。同氏を代表する造形スタイルの一つである断面が台形のシェイプを形作るバンドは、素朴ながら類似作品の無いスペシャリティを有するバングルです。
シンプルでクリーンな造形は現在でも氏の代表的なデザインとなっている作品の一つ。 内側に刻印されたホールマーク『CZH』により、現在の作品ではなく1980年代~1990年代前半頃までに作られた事が推定可能な作品です。
インゴットシルバー(銀塊)からローラーを使用して成形する、古典的な製法を重視したピースであり、インディアンジュエリーにおいてトラディショナルな造形であるトライアングルワイヤーを応用・進化させた台形の断面を持つバンドが特徴的な作品です。
そこに、さりげなくも美しいラインが刻まれており、細い凸ラインを残すとても深く刻み込まれたライン模様は、Cippy CrazyHorseの卓越した技量を感じるディテールであり、クリーンで洗練された造形美が大変魅力的なブレスレットです。また、控えめな幅の作品ですが、近年の同スタイル作品に比べると若干重く、太く造形されているようです。
【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース(1946-)は、最高の技術を持っていたシルバースミス【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の息子として生まれ、プエブロのトラディッショナルスタイルを守りながらも、常に新しいクリエーションを現在も続ける人物です。
1970年代には父親であるJoe H. Quintanaの仕事を手伝い始め、60年代に数々のショーを受賞したJoe H. Quintana氏が、晩年にはコンテストには出展しなくなった理由を 「アワードは彼(Cippy CrazyHorse)のためにあり、彼こそがトップアーティストである」 と語っています。そして現在、Cippy CrazyHorse氏も数多くのショーを受賞し、その審査員を務めるほどになっています。
またその極限まで高められたシルバーワークの精度やクオリティは、シピー・クレイジーホース氏が父親を超越しており、本作も他の追随を許さない特別な完成度を誇っています。
ミニマムで普遍的な造形美を持つピースであり、クリーンな印象や上質感が与えられている為、どんな装いにもフィットする高い汎用性を有しています。また、控えめな幅は他のバングルと重ね付けにも向いた作品ですが、厚みのあるバンドにより、単独でもしっかりとした存在感を持っています。
シンプルなデザインは飽きることなく、インゴットシルバーの質感は経年と着用で劣化する事なく、その味わいを深めていきますので、長年にわたってご愛用いただけると思われます。
◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆
コンディションも良好です。シルバーには僅かなクスミや細かなキズは見られますが、目立ったダメージの無い状態を保っています。