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JRO016375

【Fred Thompson】Navajo Hi-Grade LoneMt. Turquoise Ring c.1965

【Fred Thompson】Navajo Hi-Grade LoneMt. Turquoise Ring c.1965
275,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)の作品で、大変美しいハイグレードローンマウンテンターコイズをメインとし、シンプルで力強いシルバーワークによって仕上げられた作品。同作者らしい素晴らしい完成度と石のクオリティを誇るアンティーク/ビンテージリングです。

シャンクの内側にはFred Thompson個人のホールマーク(~)のみが刻まれています。同作者が長く所属した【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)を表す『TT』のショップマークが入らない作品の為、1960年代後半頃~1970年代前半頃に作られた作品と推測されます。

ナバホの伝統的な技術とクラシックな造形スタイルで構成され、重厚なシャンクはキャストではなく丁寧なカッティングやスタンプワークで形作られており、そのシェイプはシガーバンドに近い造形/デザインに構成される事で、クラシックな印象となっています。また、サイドにはスタンプワークによって刻まれた深いライン施されており、とてもシンプルなシャンクにナバホらしい表情と流麗でエッジーな印象を与えています。
フェイスは、ラウンドカットのハイグレードターコイズがマウントされる事で構成され、ベゼル(覆輪)の外側には、太いラウンドワイヤーが施されています。とてもシンプルなディテールですが、指に添うように丸く作られたシャンクのアールに合わせ、上下と左右で高さを変えて作られているベゼルとシャンクを繋ぐため、3次元的な曲線を持ってワイヤーが施されています。

それら全ての造作は、現在では特別なデザインや技術ではありませんが、加工の難しい分厚いシルバーを使いながら細かな部分も手抜きのない丁寧なシルバーワークで構成され、何よりそれによって生まれる全体のフォルムの美しさが巨匠と呼ばれるFred Thompsonたる所以であると感じさせます。
その一端は、厚いシルバーを使用しながらエッジを薄く研磨することで、石と一体化したような造形が実現しているベゼルの仕上げや、フラットなフェイスを持ちながら、土台部分の入念な下準備や巧みなベゼルの構成により、リングとして完全な円を描くシャンク等から感じ取ることが可能です。

マウントされたターコイズは、大変美しくハイグレードにグレーディングできる【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われます。こちらの石は【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトターコイズにも近い色相やマトリックスを持ち、【Burnham/Godbe Turquoiser】バーナム/ガドバーターコイズの可能性も考えられますが、奥行きと透明感のある深いブルーの色相やマトリックスの特徴から、ローンマウンテンターコイズと判断しています。
高度を感じさせる透明感と共に深みのあるブルーグラデーションを持ち、ブラウンやブラック、ネイビーの非常にタイトなスパイダーウェブ(マイクロウェブ)が入ります。ローンマウンテンらしい色相と特徴を備え、宝石としての煌きを持った無添加ナチュラルのハイグレードターコイズです。
※実際の色味・色相と最も近い画像は、トップ(作品一覧ページ)の画像となります。商品画像には一切加工などを施していませんが、背景の色や照明の条件によって石・シルバー共に色の濃淡・色相が変わってしまいます。違った条件下の画像を総合的にご判断頂けますと幸いです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。
若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共にFred Thompsonのホールマークが刻まれた作品も発見されています。

ナバホの伝統を重視したオールドスタイルと、ハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いフレッド・トンプソンですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家です。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと思われ、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになりました。
残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


こちらのリングは、フレッド・トンプソンを代表する造形を持ったリングであり、現在ではオーセンティックなナバホスタイルと言える造形のリングですが、当時は新しくモダンなデザイン/造形であったと推測されます。ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな表情と、どこか柔らかな曲線で構成されたエレガントさも併せ持っています。
また、丁寧で伝統を重んじる作者によって造形されることによって、工芸品としての質の高さと悠然としたアートピースの様な佇まいを持った作品です。

比較的貴重なメンズサイズ(20.5号)のピースであり、シンプルで洗練された印象は多くのスタイルにフィットし、宝石としての価値を持った美しく重厚な光を放つターコイズは、男性の手に魅力的な煌めきを与えてくれる作品です。

複雑な装飾を持たないリングですが、シルバーワークの細かなディテール一つ一つによって表面的に感じ取れる以上の、秀逸な完成度と造形美を持つ作品。それらの丁寧なシルバーワークや素晴らしいクオリティーのターコイズを含め大変ハイエンドなピースです。
さらに、ミッドセンチュリー期に活躍した最高峰に位置する作家Fred Thompsonの作品として、最もコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に僅かなクスミや摩耗が見られますが、特にダメージはなく大変良好なコンディションです。
また、ターコイズも強い艶や透明感を保つ素晴らしいコンディション。マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石由来の特徴であり、ダメージではありません。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)の作品で、大変美しいハイグレードローンマウンテンターコイズをメインとし、シンプルで力強いシルバーワークによって仕上げられた作品。同作者らしい素晴らしい完成度と石のクオリティを誇るアンティーク/ビンテージリングです。

シャンクの内側にはFred Thompson個人のホールマーク(~)のみが刻まれています。同作者が長く所属した【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)を表す『TT』のショップマークが入らない作品の為、1960年代後半頃~1970年代前半頃に作られた作品と推測されます。

ナバホの伝統的な技術とクラシックな造形スタイルで構成され、重厚なシャンクはキャストではなく丁寧なカッティングやスタンプワークで形作られており、そのシェイプはシガーバンドに近い造形/デザインに構成される事で、クラシックな印象となっています。また、サイドにはスタンプワークによって刻まれた深いライン施されており、とてもシンプルなシャンクにナバホらしい表情と流麗でエッジーな印象を与えています。
フェイスは、ラウンドカットのハイグレードターコイズがマウントされる事で構成され、ベゼル(覆輪)の外側には、太いラウンドワイヤーが施されています。とてもシンプルなディテールですが、指に添うように丸く作られたシャンクのアールに合わせ、上下と左右で高さを変えて作られているベゼルとシャンクを繋ぐため、3次元的な曲線を持ってワイヤーが施されています。

それら全ての造作は、現在では特別なデザインや技術ではありませんが、加工の難しい分厚いシルバーを使いながら細かな部分も手抜きのない丁寧なシルバーワークで構成され、何よりそれによって生まれる全体のフォルムの美しさが巨匠と呼ばれるFred Thompsonたる所以であると感じさせます。
その一端は、厚いシルバーを使用しながらエッジを薄く研磨することで、石と一体化したような造形が実現しているベゼルの仕上げや、フラットなフェイスを持ちながら、土台部分の入念な下準備や巧みなベゼルの構成により、リングとして完全な円を描くシャンク等から感じ取ることが可能です。

マウントされたターコイズは、大変美しくハイグレードにグレーディングできる【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われます。こちらの石は【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトターコイズにも近い色相やマトリックスを持ち、【Burnham/Godbe Turquoiser】バーナム/ガドバーターコイズの可能性も考えられますが、奥行きと透明感のある深いブルーの色相やマトリックスの特徴から、ローンマウンテンターコイズと判断しています。
高度を感じさせる透明感と共に深みのあるブルーグラデーションを持ち、ブラウンやブラック、ネイビーの非常にタイトなスパイダーウェブ(マイクロウェブ)が入ります。ローンマウンテンらしい色相と特徴を備え、宝石としての煌きを持った無添加ナチュラルのハイグレードターコイズです。
※実際の色味・色相と最も近い画像は、トップ(作品一覧ページ)の画像となります。商品画像には一切加工などを施していませんが、背景の色や照明の条件によって石・シルバー共に色の濃淡・色相が変わってしまいます。違った条件下の画像を総合的にご判断頂けますと幸いです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Fred Thompson】 フレッド・トンプソンは、1920年代初頭に生まれ、10代の中頃(1930年代中頃)にはニューメキシコ州ギャラップに今も現存するトレーディングポスト【TOBE TURPEN'S TRADING POST】トーブ・トーペン(現Perry Null Trading)でシルバージュエリーの制作に携わっていたようです。
若いころから卓越した技術を身に付け、ナバホのトラディショナルなスタイルの作品を残しました。また、TOBE TURPEN'Sは古くから多くのシルバースミスの作品を扱うトレーディングポストであり、現在も同様のスタイルを守り続ける有名店ですが、Fred Thompsonの作品以外にショップのホールマークである『TT』の刻印を見ることはありません。それは、同氏が所属アーティストとして特別な存在であったことを推測させます。
1960年代末~1970年代頭頃には、TOBE TURPEN'Sから独立してギャラップの少し西にあるチャーチロックという小さな町で自身の店を持っていたようです。また、非常に多くのシルバースミスを指導したことでも有名であり、後進のシルバースミスに多大な影響を与えた作家の一人です。
アメリカの偉大な画家である【R. Brownell McGrew】(1916–1994)は、インディアンの肖像なども多く描き、インディアンジュエリーのコレクターとしても非常に有名な人物ですが、現存している自身のポートレートでFred Thompsonが制作したブレスレットを身に付けています。さらに、UITA6=Borrego Pass Trading Postと共にFred Thompsonのホールマークが刻まれた作品も発見されています。

ナバホの伝統を重視したオールドスタイルと、ハイグレードなターコイズを用いた作品を多く残したことで評価の高いフレッド・トンプソンですが、製作したジュエリーのスタイルは幅が広く、創造性も高かった作家です。また、現代ではトラディショナル/オールドスタイルと呼ばれるようなデザイン/造形のいくつかは氏が生み出した、もしくは確立したスタイルだと思われ、多くの教え子がシルバーワークの技術とともにそれらのデザインスタイルやディテールを受け継いだ結果、氏の制作したスタイル自体がナバホのオールドスタイルと呼ばれるようになりました。
残念ながらFred Thompsonは1980年代末~1990年代初頭には引退し、2002年に亡くなられています。


こちらのリングは、フレッド・トンプソンを代表する造形を持ったリングであり、現在ではオーセンティックなナバホスタイルと言える造形のリングですが、当時は新しくモダンなデザイン/造形であったと推測されます。ビンテージインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな表情と、どこか柔らかな曲線で構成されたエレガントさも併せ持っています。
また、丁寧で伝統を重んじる作者によって造形されることによって、工芸品としての質の高さと悠然としたアートピースの様な佇まいを持った作品です。

比較的貴重なメンズサイズ(20.5号)のピースであり、シンプルで洗練された印象は多くのスタイルにフィットし、宝石としての価値を持った美しく重厚な光を放つターコイズは、男性の手に魅力的な煌めきを与えてくれる作品です。

複雑な装飾を持たないリングですが、シルバーワークの細かなディテール一つ一つによって表面的に感じ取れる以上の、秀逸な完成度と造形美を持つ作品。それらの丁寧なシルバーワークや素晴らしいクオリティーのターコイズを含め大変ハイエンドなピースです。
さらに、ミッドセンチュリー期に活躍した最高峰に位置する作家Fred Thompsonの作品として、最もコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に僅かなクスミや摩耗が見られますが、特にダメージはなく大変良好なコンディションです。
また、ターコイズも強い艶や透明感を保つ素晴らしいコンディション。マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石由来の特徴であり、ダメージではありません。
Size

日本規格 約 20.5号  円周 約 61.1㎜    us 10
正面幅 約 20.8㎜
ターコイズサイズは 縦 約15.8㎜  横 約15.8㎜

Material

Silver, High Grade Lone Mountain Turquoise