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JRH016504

【Lewis Lomay】Hopi High Grade Lone Mt. Turquoise Ring c.1965~

【Lewis Lomay】Hopi High Grade Lone Mt. Turquoise Ring c.1965~
231,000 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)の作品で、同作者にしか形に出来ないであろう流麗で美しい立体造形に、作者自身がカットしたハイグレードローンマウンテンターコイズがマウントされた、ミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージリングです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することは困難ですが、突出したデザインの独創性や石の特徴的なカット、シルバーワークの他に類を見ない特徴からLewis Lomayの作品である事が特定可能な作品です。

1960年代後半以降の作品と思われ、Lewis Lomayの長いキャリアの中でも中盤以降に制作されたリングと推測されます。シャンク部分はサンドキャストによって成形されていますが、シャンクの装飾からターコイズのベゼル(覆輪)を兼ねる立体的な造形は、驚くべきことに地金製法によって形作られています。これは作者の特別な技術力だけでなく、3次元的に完璧な造形を成立させるセンスと、造作に対する執念ともいえる拘りが感じられ、多くの名作を残した同作者の中でも特別なクオリティを有する作品となっています。
サンドキャストにより成形した重厚なシャンクに、スクリュー状の装飾を積み上げて造形しており、サイド部分を良く観察するとロウ付け跡が確認できます。3段か4段を積み上げながら、ファイルワークと呼ばれる削る技法により、高度に計算されたスクリュー形状が構築されています。そして最終的には、7つの頂点を持った爪の様にデザインされ、それが石を固定するベゼルとして、さらに石のカットや質を強調する装飾として機能するように仕立てられています。リングとしてはシンプルなデザイン・造形に感じられますが、その非常に高度に計算された造作は、他の作者には実現できないクオリティと完成度を誇ります。現在、本作の様なデザインを形にする場合、複雑な立体を量産可能な『ロストワックス技法』を使用することが確実であり、ワンオフ(一点物)のリングを制作するのは現実的ではないかと思われます。

多くのエレガントな造形美を生み出し、卓越した彫金技術を有したLewis Lomayでしか作り得ない、精巧な造形と完成度を持ったピースです。立体造形作品として大変美しく仕上げられたリングであり、アート作品としても高く評価されるビンテージジュエリーの一つです。

セットされたターコイズは、石のカッターとしてのキャリアを持つ同作者がカットしたと思われるもので、高さのある独特のシェイプが特徴的なハイグレードにグレーディングできるローンマウンテンターコイズです。濃く強い発色のブルーグラデーションに、ブラック・ブラウン・ゴールドなどのウェブが入り、独特の複雑な表情を作り上げています。
また、長い時間を経てなお、高い硬度を感じさせる艶を失っておらず、現在でも変色/劣化のない美しい色を湛え、宝石としての価値を持った無添加ナチュラルターコイズです。ローンマウンテンらしい色相と特徴を備えており、宝石としての煌きを持った北米最高峰のターコイズの一つです。


【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Lewis Lomay】(Lewis Irvin Lomayesva)ルイス・ロメイは、現代においても非常に高い評価を受ける作家の一人で、ホピの作家としては【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の様にナバホのオールドスタイルを踏襲し、独自性の強い作品を生み出したまぎれもない天才の一人です。
1913年(又は1914年)、アリゾナ州オライビというとても小さな村に生まれ、幼少期には絵画等を学びました。 1929年にはアルバカーキのインディアンスクールに入学、その3年後にはサンタフェインディアンスクールにて、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の彫金クラスを受講、そこでシルバーワークの基礎を学んだようです。 そのクラスでは、先生であるAmbrose Roanhorseのスタイルや現存するルイス・ロメイの作品からトラディッショナルでプリミティブな技術を守る質実剛健なシルバーワークが教えられていたことが推測できます。

その後、1930年代前半頃にペインター/絵描きとして【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きました。 そのころは、1日1ドル程度の給与だったようですが、毎日の食事やアパートの家賃はFrank Pataniaが負担していたようです。
1年後には、Lewis Lomayのシルバーワークの才能にFrank Pataniaが気付き、ペインターとしてではなく、シルバースミスとしての仕事や道具が与えられました。
そして、Frank Pataniaによりそのモダンなスタイルや新しい技術を享受されたようです。 当時、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)や【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)等と共に制作していたと言われています。
彼らは共通して高い独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品を多く残しました。 それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
第二次世界大戦中の1942年には、Thunderbird Shopを辞め、飛行機工場で働きました。戦後は、サンタフェに戻り1946年に【Hopi Indian Jewelry Shop】をオープンしますが、当時はインディアンジュエリーの需要が落ち込んでいたため閉店を余儀なくされました。 その後は、ハウスペインター等の仕事をしながらシルバージュエリーの制作を並行して進めていたようです。
1947年以降には、アートショーにも積極的に出展し多くのアワード受賞リボンと共にシルバースミスとしての名声を獲得しました。その後、1960年代~1970年代にはサンタフェのインディアンクラフトショップ【Rainbow Man】レインボーマンに作品を供給していたようです。

長いキャリアにおける作品の多くは、伝統的で力強く原始的なシルバーワークをベースに、独特の曲線的で流麗な造形を持ったピースが多く見られます。しかしながら、ホピジュエリー独特のモチーフを落とし込んだオーバーレイの作品やポップな印象のあるボロタイやピン、Frank Pataniaの影響を強く感じさせる植物をモチーフにした作品等、多岐にわたる美しいシルバーワークを残しています。


本作もプリミティブで伝統的な技術だけで作り上げられたハンドメイドジュエリーですが、Lewis Lomayの美意識を宿す唯一無二のオリジナリティと完成された造形美を持ったリング。360度どこから見ても素晴らしい完成度を示し、ウェアラブルアート・美術品としても保有する価値のあるジュエリー作品です。

非常にクオリティーの高いターコイズと特別なシルバーワークが織り成す、小さくも無限に広がる世界観が体感できる作品であり、ミュージアムを含め出会うことが困難な非常にコレクタブルなリングとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シャンクバックサイドの外側に目立ったキズか見られないことから、殆ど使用されずに保管されていた事が推測され、発見された環境からは未使用の可能性もあります。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、全くダメージの無い状態を保っています。
また、ターコイズも長い時間を経てなお高い艶と照りを保っており、マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石に由来する特徴です。
【Hopi】ホピの巨匠【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)の作品で、同作者にしか形に出来ないであろう流麗で美しい立体造形に、作者自身がカットしたハイグレードローンマウンテンターコイズがマウントされた、ミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージリングです。

本作にはホールマーク(作者や工房のサイン)が刻印されておらず、正確に作者や背景を特定することは困難ですが、突出したデザインの独創性や石の特徴的なカット、シルバーワークの他に類を見ない特徴からLewis Lomayの作品である事が特定可能な作品です。

1960年代後半以降の作品と思われ、Lewis Lomayの長いキャリアの中でも中盤以降に制作されたリングと推測されます。シャンク部分はサンドキャストによって成形されていますが、シャンクの装飾からターコイズのベゼル(覆輪)を兼ねる立体的な造形は、驚くべきことに地金製法によって形作られています。これは作者の特別な技術力だけでなく、3次元的に完璧な造形を成立させるセンスと、造作に対する執念ともいえる拘りが感じられ、多くの名作を残した同作者の中でも特別なクオリティを有する作品となっています。
サンドキャストにより成形した重厚なシャンクに、スクリュー状の装飾を積み上げて造形しており、サイド部分を良く観察するとロウ付け跡が確認できます。3段か4段を積み上げながら、ファイルワークと呼ばれる削る技法により、高度に計算されたスクリュー形状が構築されています。そして最終的には、7つの頂点を持った爪の様にデザインされ、それが石を固定するベゼルとして、さらに石のカットや質を強調する装飾として機能するように仕立てられています。リングとしてはシンプルなデザイン・造形に感じられますが、その非常に高度に計算された造作は、他の作者には実現できないクオリティと完成度を誇ります。現在、本作の様なデザインを形にする場合、複雑な立体を量産可能な『ロストワックス技法』を使用することが確実であり、ワンオフ(一点物)のリングを制作するのは現実的ではないかと思われます。

多くのエレガントな造形美を生み出し、卓越した彫金技術を有したLewis Lomayでしか作り得ない、精巧な造形と完成度を持ったピースです。立体造形作品として大変美しく仕上げられたリングであり、アート作品としても高く評価されるビンテージジュエリーの一つです。

セットされたターコイズは、石のカッターとしてのキャリアを持つ同作者がカットしたと思われるもので、高さのある独特のシェイプが特徴的なハイグレードにグレーディングできるローンマウンテンターコイズです。濃く強い発色のブルーグラデーションに、ブラック・ブラウン・ゴールドなどのウェブが入り、独特の複雑な表情を作り上げています。
また、長い時間を経てなお、高い硬度を感じさせる艶を失っておらず、現在でも変色/劣化のない美しい色を湛え、宝石としての価値を持った無添加ナチュラルターコイズです。ローンマウンテンらしい色相と特徴を備えており、宝石としての煌きを持った北米最高峰のターコイズの一つです。


【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのようなサイズもある石はほとんど市場に出てきません。


【Lewis Lomay】(Lewis Irvin Lomayesva)ルイス・ロメイは、現代においても非常に高い評価を受ける作家の一人で、ホピの作家としては【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の様にナバホのオールドスタイルを踏襲し、独自性の強い作品を生み出したまぎれもない天才の一人です。
1913年(又は1914年)、アリゾナ州オライビというとても小さな村に生まれ、幼少期には絵画等を学びました。 1929年にはアルバカーキのインディアンスクールに入学、その3年後にはサンタフェインディアンスクールにて、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の彫金クラスを受講、そこでシルバーワークの基礎を学んだようです。 そのクラスでは、先生であるAmbrose Roanhorseのスタイルや現存するルイス・ロメイの作品からトラディッショナルでプリミティブな技術を守る質実剛健なシルバーワークが教えられていたことが推測できます。

その後、1930年代前半頃にペインター/絵描きとして【Frank Patania Sr】フランク・パタニアの経営する【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで働きました。 そのころは、1日1ドル程度の給与だったようですが、毎日の食事やアパートの家賃はFrank Pataniaが負担していたようです。
1年後には、Lewis Lomayのシルバーワークの才能にFrank Pataniaが気付き、ペインターとしてではなく、シルバースミスとしての仕事や道具が与えられました。
そして、Frank Pataniaによりそのモダンなスタイルや新しい技術を享受されたようです。 当時、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)や【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)等と共に制作していたと言われています。
彼らは共通して高い独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品を多く残しました。 それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。
第二次世界大戦中の1942年には、Thunderbird Shopを辞め、飛行機工場で働きました。戦後は、サンタフェに戻り1946年に【Hopi Indian Jewelry Shop】をオープンしますが、当時はインディアンジュエリーの需要が落ち込んでいたため閉店を余儀なくされました。 その後は、ハウスペインター等の仕事をしながらシルバージュエリーの制作を並行して進めていたようです。
1947年以降には、アートショーにも積極的に出展し多くのアワード受賞リボンと共にシルバースミスとしての名声を獲得しました。その後、1960年代~1970年代にはサンタフェのインディアンクラフトショップ【Rainbow Man】レインボーマンに作品を供給していたようです。

長いキャリアにおける作品の多くは、伝統的で力強く原始的なシルバーワークをベースに、独特の曲線的で流麗な造形を持ったピースが多く見られます。しかしながら、ホピジュエリー独特のモチーフを落とし込んだオーバーレイの作品やポップな印象のあるボロタイやピン、Frank Pataniaの影響を強く感じさせる植物をモチーフにした作品等、多岐にわたる美しいシルバーワークを残しています。


本作もプリミティブで伝統的な技術だけで作り上げられたハンドメイドジュエリーですが、Lewis Lomayの美意識を宿す唯一無二のオリジナリティと完成された造形美を持ったリング。360度どこから見ても素晴らしい完成度を示し、ウェアラブルアート・美術品としても保有する価値のあるジュエリー作品です。

非常にクオリティーの高いターコイズと特別なシルバーワークが織り成す、小さくも無限に広がる世界観が体感できる作品であり、ミュージアムを含め出会うことが困難な非常にコレクタブルなリングとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シャンクバックサイドの外側に目立ったキズか見られないことから、殆ど使用されずに保管されていた事が推測され、発見された環境からは未使用の可能性もあります。シルバーのクスミやハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、全くダメージの無い状態を保っています。
また、ターコイズも長い時間を経てなお高い艶と照りを保っており、マトリックス部分には凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石に由来する特徴です。
Size

日本規格 約 12号  円周 約 52.4㎜    us 6.5
正面幅 約 11.0㎜
ターコイズサイズは 9.1㎜×7.2㎜ 程度

Material

Silver, High Grade Lone Mountain Turquoise