ITEM CODE:
JBF016132

Atq 卍 Arrow Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ c.1930

Atq 卍 Arrow Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ c.1930
53,800 円(税込)
53,800 円(税込)
Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
  • Atq 卍 Arrow  Applique & Stamped CoinSilver Cuff w/TQ  c.1930
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。迫力のある【卍】Whirling Log/Nohokosとアローのアップリケ/パッチワークが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

スタンプ(鏨)ツールのディテールや造形スタイルにより、当時有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピースである事が判断可能な作品です。

1920年代末頃~1930年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)の地金から作られたバンドをベースとしています。そして、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルを代表するモチーフである、逆卍とアローのアップリケをメインに構成され、中央には小さなグリーンターコイズもマウントされています。さらに、サイド~ターミナルにかけてもワーディングオフエビルスピリッツ(魔除け)を表すデザインやベアポー、砂漠を表すカクタス(サボテン)等のスタンプワークが刻まれています。
モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、ツーリストジュエリーの中では比較的重量感があり、しっかりとした造りのピース。ただし、多くの工程がハンドメイドで作られているようですが、ターコイズのベゼルには『ベゼルカップ』と呼ばれる既製のパーツが用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースとなっています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べた時にはかなり安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが、残念ながら製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの良質なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていた記号デザインです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。 こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。

【Warding Off Evil Spirits】ワーディング オフ エビル スピリッツは、2本のアローが小さな丸に向かっているスタンプで、『魔除け』を意味する記号となっています。


素朴でナチュラルな表情と、アイコニックで特徴的なモチーフの意味合いや背景により、アンティークインディアンジュエリー独特の味わいが感じられるキラーピース。ツーリストジュエリーでありながら100年近くが経過したシルバーが持つ質感等により、とても渋い表情とビンテージ特有の迫力を有しています。
また、アローやサボテン等のポップな印象のモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれ、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るブレスレットです。

『マニュファクチュアラー』と呼ばれる、スーベニアジュエリーの量産化を図った大手の工房で作られたものですが、一つ一つが違ったアップリケやスタンプワークの構成となっています。その為、全く同じ組み合わせはまず存在しておらず、唯一無二なブレスレットでありトレジャーハントプライスなアイテムの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーにクスミや細かなキズ等、多少の使用感が見られますが、目立ったダメージは無く良い状態を保っています。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。迫力のある【卍】Whirling Log/Nohokosとアローのアップリケ/パッチワークが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

スタンプ(鏨)ツールのディテールや造形スタイルにより、当時有名工房の一つであった【Arrow Novelty】アローノベルティ社製のピースである事が判断可能な作品です。

1920年代末頃~1930年代製と思われ、コインシルバー(銀含有率90.0%)の地金から作られたバンドをベースとしています。そして、ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルを代表するモチーフである、逆卍とアローのアップリケをメインに構成され、中央には小さなグリーンターコイズもマウントされています。さらに、サイド~ターミナルにかけてもワーディングオフエビルスピリッツ(魔除け)を表すデザインやベアポー、砂漠を表すカクタス(サボテン)等のスタンプワークが刻まれています。
モチーフや構成はツーリストジュエリーらしいキャッチーなイメージですが、ツーリストジュエリーの中では比較的重量感があり、しっかりとした造りのピース。ただし、多くの工程がハンドメイドで作られているようですが、ターコイズのベゼルには『ベゼルカップ』と呼ばれる既製のパーツが用いられているため、マシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースとなっています。


【Arrow Novelty】アローノベルティ社は、アメリカにおいてツーリスト向けのジュエリーを最も古くから製造していたコロラド州デンバーのメーカー【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社でアシスタントマネージャーをしていた【Rudolph Litzenberger】がニューヨークで1919年に創業しました。 1925年には現在復刻されてよく見かけるカタログを発行し、当時のツーリストジュエリームーブメントを支える大手メーカーの一つとなっています。また、当時のカタログを比べた時にH.H. TammenとArrow Noveltyのデザインが極似し、品番やプライスも同一であることから、Arrow Noveltyの販売した製品は、ある時期までH.H. Temmenが製造していたと推測されます。
当時、すでに競争が激しかったスーベニア産業においての同社の戦略は【Maisel's】の長所(そのスタイルやクオリティー)とH.H. Tammenのノウハウ(量産化)を同時に進めることだったようです。製造元を表すサインであるホールマークはあまり多く刻印されなかったようですが、その多くをコインシルバーで制作し、Maisel'sやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、SOUTHWEST ARTS&CRAFTS等、古くから営まれる工房の作品をデザインソースとしながらも、それまでのツーリストジュエリーに比べすっきりと完成度の高いデザインが多いのが特徴で、プライスもMaisel'sの似たタイプのものと比べた時にはかなり安く設定されていたようです。
ただし、いつ頃からか不明ですが、残念ながら製造にはインディアン以外の作業員が携わっていたようです。そのため、カタログには『Indian Design』と表記されており、多くの良質なデザインを残していますが、同じようにジュエリーの量産化を進めたBellやMaisel'sと違いインディアンメイドではないという理由で、Arrow Noveltyのピースは当店での取扱いが少なくなっています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。
同様に【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、こちらは世界中で共通の基準となっています。また『割金』と呼ばれる残りシルバー以外の7.5%には、銅やアルミニウム等が含まれています。(現在では、スターリングシルバーの割金は7.5%全てが銅と決められています) 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異は純度2.5%の違いしかない為、見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。
さらに古い1800年代後半頃の作品では、メキシカンコインが多く含まれていたためか、そのシルバーの純度は95.0%に近くなっているようですが、身近な銀製品を混ぜて溶かしていた歴史を考えると純度に対してそれほど強い拘りはなかったことが推測されます。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていた記号デザインです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。 当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。 こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

【Arrow/Arrow Head】アロー/アローヘッドは、 プロテクト(お守り)を意味しています。

【Warding Off Evil Spirits】ワーディング オフ エビル スピリッツは、2本のアローが小さな丸に向かっているスタンプで、『魔除け』を意味する記号となっています。


素朴でナチュラルな表情と、アイコニックで特徴的なモチーフの意味合いや背景により、アンティークインディアンジュエリー独特の味わいが感じられるキラーピース。ツーリストジュエリーでありながら100年近くが経過したシルバーが持つ質感等により、とても渋い表情とビンテージ特有の迫力を有しています。
また、アローやサボテン等のポップな印象のモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれ、スタイルにアクセントと奥行きをもたらすことが出来るブレスレットです。

『マニュファクチュアラー』と呼ばれる、スーベニアジュエリーの量産化を図った大手の工房で作られたものですが、一つ一つが違ったアップリケやスタンプワークの構成となっています。その為、全く同じ組み合わせはまず存在しておらず、唯一無二なブレスレットでありトレジャーハントプライスなアイテムの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーにクスミや細かなキズ等、多少の使用感が見られますが、目立ったダメージは無く良い状態を保っています。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約62.4㎜    正面幅(高さ) 約17.8㎜
内周 約146㎜    開口部 約27㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/16inch 

※バングルはサイズ調整可能です。Lサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Coin Silver 900, Turquoise
        約23.7g