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JRO006036

【Mike Bird Romero】Ohkay Owingeh Heavy Silver Ring w/Coral

【Mike Bird Romero】Ohkay Owingeh Heavy Silver Ring w/Coral
64,900 円(税込)
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【Ohkay Owingeh】オーケーオインゲ(San Juan Pueblo/サンホァンプエブロ)の巨匠【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ(1946-)の作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシャンクをベースに、ハイドームカットの美しいレッドコーラル(珊瑚)がセットされたハイエンドなリングです。

同作者は、シルバースミスとして50年を超える大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃作られたものか正確に判断するのは困難ですが、おそらく1980年代~2000年代頃までに作られた作品と推測されます。
厚い地金で作られたシャンクは、サイドからフロントに向けて3本にスプリットされており『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的な造形スタイルが踏襲されています。シャンクの幅が大きく変わらないスプリットとなっていますが、ヤスリで削るファイルワークが組み合わせられる事で立体的に美しく、デザインのポイントにもなっています。フェイスには大きくカボションカットされたコーラル/珊瑚がマウントされ、石を留めるベゼル(覆輪)にはトゥースベゼル/ノッチドベゼル(刻みのある覆輪)が採用されており、ハンドメイドとは思えない程に美しい仕事により仕上げられています。さらに、ベゼルの外側には、単独のスクエアワイヤーを撚って生み出す太いツイステッドワイヤーが施され、シャンクとの間にも比較的大きめのシルバーボールが配されることで、Mike Bird Romeroらしいモダンでどこかポップな印象が与えられています。
全てのディテールが、ナバホのトラディショナルな技術や造形スタイルで構成されていますが、サイズ感や細部のバランス、緻密なシルバーワークにより作者の個性を宿した作品であり、ホールマークを確認しなくても作者の判断が可能なリングです。
フェイスの内側には、Mike Bird Romeroのホールマークである愛らしい2羽の鳥が刻印されています。また、素材を表す刻印等はありませんが、作者の特徴からおそらくコインシルバー900と推測されます。

またセットされたレッドコーラルは、イタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった色相と発色が大変美しいコーラル/珊瑚です。細かなキズは確認できますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。


【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロは、1946年にニューメキシコ州サンタフェから50㎞ほど北に位置するオーケーオインゲ(サンホァンプエブロ)に生まれ、芸術一家といえる家族のもとで育ちました。祖母である【Luteria Atencio】ルテリア・アテンシオは、非常に偉大な陶芸家であり、母親の【Lorencita Bird】ロレンシータ・バードは、有名なプエブロのテキスタイルアーティスであり教育者でした。
幼い頃から工芸・芸術に親しみ、中学校時代に基本的な彫金技術を学んだようですが、1965年~1969年までは米海兵隊に所属しており、シルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたのは1960年代末頃です。独学によって多くの技術や歴史的な造形を学び、当時、同じオーケーオインゲに住み、隣人でもあった【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)や【NAVAJO】ナバホの【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)の仕事を近くで見ることで大きな影響を受けています。
また、夫婦で長年に渡ってナバホ・プエブロの源流である古代部族の遺跡等を調査し、ジュエリーのみならず芸術・工芸等、多くのアーティファクトを調査・研究する研究家としも活動しました。それらの研究とフィールドワークから、妻である【Allison Bird】アリソン・バードは、1992年に『HEART OF THE DRAGONFLY』を出版し、その編集過程で出会った数々の作品をリバイバルしたドラゴンフライモチーフのネックレスは、マイク・バード・ロメロを代表する作品群となっています。それらの作品は、そのデザインだけでなく製法や材料にも拘り、美しくもプリミティブでアーティな魅力を宿した作品群となっています。
近年は、プエブロらしいクリーンなシルバーワークに色々な石を大胆に配したブレスレットを中心に制作しており、確かな技術に独創性やアイデンティティを感じさせるジュエリーを生み出しています。
伝統を重視しながら卓越した技術を身に着け、古典作品を踏襲しながらも革新的で強いオリジナリティを有する作品を生み出しており、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現する数少ない作家の一人。2014年には『Museum of Indian Arts & Culture (MIAC) Living Treasures』という非常に名誉ある称号を得ています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


本作もコインシルバーのインゴット(銀塊)から成形された地金を元に形作られており、そのシャンクはとても厚く硬い造りとなっています。インディアンジュエリーの主立った製法である『地金製法』では、地金の厚さが制作の難易度や手間に直結し、リングという小さなアイテムを本作の様に厚いシルバーで形作っていくには高い技術や多くの時間を必要とします。
現在、巨匠と呼ばれるMike Bird Romeroだからこそのシルバーワークであり、非常に完成度が高く綺麗なシルバーワークながら、ハンドメイド独特の味わいも感じ取ることが出来る作品です。

クラシックなシルバーワークとMike Bird Romero独特のバランス感は、重厚ながらアーティな雰囲気を漂わせ、シンプルで洗練されたハイエンドなリングです。コーラルの赤は、アクセントとして存在感がありますがナチュラルな素材特有の馴染みの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。
また、リングとしてはクリーンでオーセンティックな造形/デザインに仕上げられているため性別を問わずお使い頂け、真紅のコーラルは日常のコーディネイトにおいて特別な存在感を示してくれると思われます。

洗練度の高い造形美とインディアンジュエリーの歴史をも感じさせる奥行きを持ったMike Bird Romeroの貴重な作品。アメリカ国内でも同作者の作品は高く評価されており、現代作家の作品ながら大変コレクタブルなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に多少の使用感や細かなキズ等は見られますが、特に目立ったダメージはなくコーラルを含め良好な状態を保っています。
【Ohkay Owingeh】オーケーオインゲ(San Juan Pueblo/サンホァンプエブロ)の巨匠【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ(1946-)の作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なシャンクをベースに、ハイドームカットの美しいレッドコーラル(珊瑚)がセットされたハイエンドなリングです。

同作者は、シルバースミスとして50年を超える大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃作られたものか正確に判断するのは困難ですが、おそらく1980年代~2000年代頃までに作られた作品と推測されます。
厚い地金で作られたシャンクは、サイドからフロントに向けて3本にスプリットされており『スプリットシャンク』と呼ばれるナバホの伝統的な造形スタイルが踏襲されています。シャンクの幅が大きく変わらないスプリットとなっていますが、ヤスリで削るファイルワークが組み合わせられる事で立体的に美しく、デザインのポイントにもなっています。フェイスには大きくカボションカットされたコーラル/珊瑚がマウントされ、石を留めるベゼル(覆輪)にはトゥースベゼル/ノッチドベゼル(刻みのある覆輪)が採用されており、ハンドメイドとは思えない程に美しい仕事により仕上げられています。さらに、ベゼルの外側には、単独のスクエアワイヤーを撚って生み出す太いツイステッドワイヤーが施され、シャンクとの間にも比較的大きめのシルバーボールが配されることで、Mike Bird Romeroらしいモダンでどこかポップな印象が与えられています。
全てのディテールが、ナバホのトラディショナルな技術や造形スタイルで構成されていますが、サイズ感や細部のバランス、緻密なシルバーワークにより作者の個性を宿した作品であり、ホールマークを確認しなくても作者の判断が可能なリングです。
フェイスの内側には、Mike Bird Romeroのホールマークである愛らしい2羽の鳥が刻印されています。また、素材を表す刻印等はありませんが、作者の特徴からおそらくコインシルバー900と推測されます。

またセットされたレッドコーラルは、イタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった色相と発色が大変美しいコーラル/珊瑚です。細かなキズは確認できますが、経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。


【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロは、1946年にニューメキシコ州サンタフェから50㎞ほど北に位置するオーケーオインゲ(サンホァンプエブロ)に生まれ、芸術一家といえる家族のもとで育ちました。祖母である【Luteria Atencio】ルテリア・アテンシオは、非常に偉大な陶芸家であり、母親の【Lorencita Bird】ロレンシータ・バードは、有名なプエブロのテキスタイルアーティスであり教育者でした。
幼い頃から工芸・芸術に親しみ、中学校時代に基本的な彫金技術を学んだようですが、1965年~1969年までは米海兵隊に所属しており、シルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたのは1960年代末頃です。独学によって多くの技術や歴史的な造形を学び、当時、同じオーケーオインゲに住み、隣人でもあった【Kewa】キワ(サントドミンゴ)の【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-2018)や【NAVAJO】ナバホの【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)の仕事を近くで見ることで大きな影響を受けています。
また、夫婦で長年に渡ってナバホ・プエブロの源流である古代部族の遺跡等を調査し、ジュエリーのみならず芸術・工芸等、多くのアーティファクトを調査・研究する研究家としも活動しました。それらの研究とフィールドワークから、妻である【Allison Bird】アリソン・バードは、1992年に『HEART OF THE DRAGONFLY』を出版し、その編集過程で出会った数々の作品をリバイバルしたドラゴンフライモチーフのネックレスは、マイク・バード・ロメロを代表する作品群となっています。それらの作品は、そのデザインだけでなく製法や材料にも拘り、美しくもプリミティブでアーティな魅力を宿した作品群となっています。
近年は、プエブロらしいクリーンなシルバーワークに色々な石を大胆に配したブレスレットを中心に制作しており、確かな技術に独創性やアイデンティティを感じさせるジュエリーを生み出しています。
伝統を重視しながら卓越した技術を身に着け、古典作品を踏襲しながらも革新的で強いオリジナリティを有する作品を生み出しており、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現する数少ない作家の一人。2014年には『Museum of Indian Arts & Culture (MIAC) Living Treasures』という非常に名誉ある称号を得ています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


本作もコインシルバーのインゴット(銀塊)から成形された地金を元に形作られており、そのシャンクはとても厚く硬い造りとなっています。インディアンジュエリーの主立った製法である『地金製法』では、地金の厚さが制作の難易度や手間に直結し、リングという小さなアイテムを本作の様に厚いシルバーで形作っていくには高い技術や多くの時間を必要とします。
現在、巨匠と呼ばれるMike Bird Romeroだからこそのシルバーワークであり、非常に完成度が高く綺麗なシルバーワークながら、ハンドメイド独特の味わいも感じ取ることが出来る作品です。

クラシックなシルバーワークとMike Bird Romero独特のバランス感は、重厚ながらアーティな雰囲気を漂わせ、シンプルで洗練されたハイエンドなリングです。コーラルの赤は、アクセントとして存在感がありますがナチュラルな素材特有の馴染みの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。
また、リングとしてはクリーンでオーセンティックな造形/デザインに仕上げられているため性別を問わずお使い頂け、真紅のコーラルは日常のコーディネイトにおいて特別な存在感を示してくれると思われます。

洗練度の高い造形美とインディアンジュエリーの歴史をも感じさせる奥行きを持ったMike Bird Romeroの貴重な作品。アメリカ国内でも同作者の作品は高く評価されており、現代作家の作品ながら大変コレクタブルなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、全体に多少の使用感や細かなキズ等は見られますが、特に目立ったダメージはなくコーラルを含め良好な状態を保っています。
Size

日本規格 約 15~15.5号  円周 約 55.8㎜    us 8
正面幅 約 26.2㎜
石サイズは 20.8㎜×12.6㎜ 程度

Material

Ingot Silver (probably Coin Silver 900), Coral