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JRO014802

【UITA22】Vtg Navajo Hi-Grade Blue Gem Turquoise Ring c.1950

【UITA22】Vtg Navajo Hi-Grade Blue Gem Turquoise Ring c.1950
39,600 円(税込)
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【UITA22】Vtg Navajo Hi-Grade Blue Gem Turquoise Ring  c.1950
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側のホールマークから【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで作られたと判断できる作品。オーセンティックなナバホスタイルのシルバーワークをベースに、非常に美しいブルージェムターコイズがマウントされたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代末頃~1950年代に作られた作品と思われ、ナバホの伝統的なシルバーワークと造形スタイルをベースとしながら、上質なターコイズを最大限に活かした作品。シャンクは、フロントが3本にスプリットされた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形によって、サイドからフェイスに向けて自然な流れを作り出しています。フェイスは透明感や艶が素晴らしいクオリティのブルージェムターコイズがマウントされており、その石を留めるベゼル(覆輪)には、2本のシルバーワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーが施され、さらにその外側にはには『レインドロップ』とも呼ばれる小さなシルバーボールが4つずつ配されています。また多くの場合、フェイス脇のシャンク部分にロウ付けする事が多いシルバーボールですが、本作ではフェイスの土台を作る際に、シルバーボールの為に専用の突起がカッティングされており、そこに一つずつシルバーボールを配する手間の掛かるディテールとなっています。全てのディテールがクラシックなナバホジュエリーのデザイン/造形で作られたリングですが、このシルバーボールをフェイスと一体で構成するディテールによって、少し個性的でエスニシティな印象が与えられているようです。
シャンクの内側には見えにくいですが、the United Indian Trader's Associationに参画したトレーダーによって販売されたことを示すホールマーク(作者や工房等を表すサイン)である『UITA22』の刻印が確認できます。

マウントされたターコイズは、美しい色彩と煌めきを持った【High Grade Blue Gem Turquoise】ハイグレードブルージェムターコイズです。ナバホの伝統的造形を、どこかモダンでエレガントな印象に昇華しているのはこの石による効果と思われます。
素晴らしい透明感と澄んだ深みを持ち、ブルージェムはもともと硬度の高いターコイズですが、こちらはそんなブルージェムの中でもハイグレードにグレーディングされる色と硬度を持つ石です。深遠で神秘的な青は古い作品でありながら、現在も宝石としての煌きを失っていません。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、本作の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


本作もUITAの刻印が入る作品らしいクラシックで質実剛健なシルバーワークによって作り上げられたリング。さらに、上質なターコイズによってジュエリーとしての品位が与えられており、伝統工芸品として作られたシルバージュエリーながらウェアラブルアートとしても評価できる作品に昇華されているようです。

また、センス良く構成されたシルバーワークにより、シンプルながら奥行きがあり、多くのスタイルに馴染む質感と武骨な雰囲気も持っています。また、美しい発色を持つターコイズと、ビンテージインディアンジュエリーの素朴な雰囲気は性別を問わず幅広い年齢層・スタイルの方にフィットするリングだと思われます。

「UITA」のホールマークが刻印されていることで、制作背景が考察可能であり、その製法や材料などに裏付けを持った作品。史料価値も高く非常に貴重なピースでありトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミは見られますが、使用感は少なく大変良好。ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側のホールマークから【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり、末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで作られたと判断できる作品。オーセンティックなナバホスタイルのシルバーワークをベースに、非常に美しいブルージェムターコイズがマウントされたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1940年代末頃~1950年代に作られた作品と思われ、ナバホの伝統的なシルバーワークと造形スタイルをベースとしながら、上質なターコイズを最大限に活かした作品。シャンクは、フロントが3本にスプリットされた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形によって、サイドからフェイスに向けて自然な流れを作り出しています。フェイスは透明感や艶が素晴らしいクオリティのブルージェムターコイズがマウントされており、その石を留めるベゼル(覆輪)には、2本のシルバーワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーが施され、さらにその外側にはには『レインドロップ』とも呼ばれる小さなシルバーボールが4つずつ配されています。また多くの場合、フェイス脇のシャンク部分にロウ付けする事が多いシルバーボールですが、本作ではフェイスの土台を作る際に、シルバーボールの為に専用の突起がカッティングされており、そこに一つずつシルバーボールを配する手間の掛かるディテールとなっています。全てのディテールがクラシックなナバホジュエリーのデザイン/造形で作られたリングですが、このシルバーボールをフェイスと一体で構成するディテールによって、少し個性的でエスニシティな印象が与えられているようです。
シャンクの内側には見えにくいですが、the United Indian Trader's Associationに参画したトレーダーによって販売されたことを示すホールマーク(作者や工房等を表すサイン)である『UITA22』の刻印が確認できます。

マウントされたターコイズは、美しい色彩と煌めきを持った【High Grade Blue Gem Turquoise】ハイグレードブルージェムターコイズです。ナバホの伝統的造形を、どこかモダンでエレガントな印象に昇華しているのはこの石による効果と思われます。
素晴らしい透明感と澄んだ深みを持ち、ブルージェムはもともと硬度の高いターコイズですが、こちらはそんなブルージェムの中でもハイグレードにグレーディングされる色と硬度を持つ石です。深遠で神秘的な青は古い作品でありながら、現在も宝石としての煌きを失っていません。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、本作の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


本作もUITAの刻印が入る作品らしいクラシックで質実剛健なシルバーワークによって作り上げられたリング。さらに、上質なターコイズによってジュエリーとしての品位が与えられており、伝統工芸品として作られたシルバージュエリーながらウェアラブルアートとしても評価できる作品に昇華されているようです。

また、センス良く構成されたシルバーワークにより、シンプルながら奥行きがあり、多くのスタイルに馴染む質感と武骨な雰囲気も持っています。また、美しい発色を持つターコイズと、ビンテージインディアンジュエリーの素朴な雰囲気は性別を問わず幅広い年齢層・スタイルの方にフィットするリングだと思われます。

「UITA」のホールマークが刻印されていることで、制作背景が考察可能であり、その製法や材料などに裏付けを持った作品。史料価値も高く非常に貴重なピースでありトレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミは見られますが、使用感は少なく大変良好。ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 11.5号  円周 約 51.8㎜    us 6
正面幅 約 18.4㎜
ターコイズサイズは 14.0㎜×9.7㎜ 程度

Material

Silver, High Grade Blue Gem Turquoise