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JPO023069

Atq Navajo or Pueblo Cow Head Silver Pin w/Turquoise c.1930~

Atq Navajo or Pueblo Cow Head Silver Pin w/Turquoise c.1930~
30,800 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、Cow head/カウヘッド(牛)をモチーフとした作品で、長い角が雄々しくもキャッチーでどこか愛らしい印象を持ったピース。また、とても丁寧でスペシャリティを感じさせる卓越したシルバーワークが特徴的なアンティーク/ビンテージピンブローチです。

こちらの様なカウヘッドをモチーフとしたジュエリーは、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるアイテム群でも少数ながら発見されている伝統的な造形の一つです。ただし、本作は全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、ツーリスト向けのジュエリーを量産化したたメーカー/マニュファクチャーにデザインソースとして模倣された『オリジナル』作品の一つです。
また、ホールマーク(作者や工房のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、こちらの少し可愛い印象を持ったカウヘッドデザインは、【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したズニの偉大な作家【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~190??)の作品や、同じくズ二の大巨匠【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユーセ(1889-1966)のターコイズカービング(石彫)作品においてみられるもので、そのスタンプ(鏨)ツールのクオリティや立体造形としての完成度等から、本作もC.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミス(ズニとナバホ双方の可能性があり)の作品ではないかと推測されます。

1930年代~1940年代頃に作られたものと思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、比較的薄く仕上げられていますが、手作業のカッティングワークにより長い角が特徴的な『テキサスロングホーン』と呼ばれるアメリカン中西部らしいカウヘッドが切り出されています。さらに、リポウズ/バンプアウトによって細部まで立体的なボリューム感が与えられており、シルバープレートから制作されているにも関わらず、立体造形品として迫力を持った作品に仕上げられています。このようなリポウズやバンプアウトと呼ばれる技術は、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。本作では、カウヘッドの各部に違ったアールが与えられることでモチーフがリアルに表現されており、シンプルでクリーンなデザイン/造形に存在感と上質感、迫力も与えているようです。さらに、細かなスタンプワークによって毛並み等が描き出されています。また、目の部分にはラウンドカットターコイズがマウントされ、そのターコイズを留めるベゼル(覆輪)も『ベゼルカップ』と呼ばれる量産型のマシンメイドパーツではなく、ハンマーメイド/ハンドメイドされたベゼルが用いられています。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


本作も上記のオークションカタログに登場する作品と類似したキャッチーで愛らしくデザインされたカウ/牛モチーフ。卓越したシルバーワークとハンドメイドの味わいは、ビンテージインディアンジュエリー独特の雰囲気も持っています。

また、控えめなサイズ感とやアイコニックなデザインにより、ナチュラルで多くのアイテムに馴染みの良いピンブローチとなっています。アウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグ等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。
可愛いカウヘッドは女性に向いた印象もありますが、男性向けのアクセサリーとしても使い勝手が良く、さり気なく『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルに奥行きをもたらすことが出来るビンテージアイテムとなっています。

量産タイプのツーリストジュエリーにおいても比較的現存数が少ないカウヘッドモチーフのアイテムですが、本作の様なハンドメイドのオリジナル作品はさらに貴重でコレクタブルなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーに多少のクスミやハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージはなくターコイズを含め大変良好な状態です。
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、Cow head/カウヘッド(牛)をモチーフとした作品で、長い角が雄々しくもキャッチーでどこか愛らしい印象を持ったピース。また、とても丁寧でスペシャリティを感じさせる卓越したシルバーワークが特徴的なアンティーク/ビンテージピンブローチです。

こちらの様なカウヘッドをモチーフとしたジュエリーは、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるアイテム群でも少数ながら発見されている伝統的な造形の一つです。ただし、本作は全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、ツーリスト向けのジュエリーを量産化したたメーカー/マニュファクチャーにデザインソースとして模倣された『オリジナル』作品の一つです。
また、ホールマーク(作者や工房のサイン)等が刻印されていない為、正確に作者や背景を特定することは出来ませんが、こちらの少し可愛い印象を持ったカウヘッドデザインは、【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したズニの偉大な作家【Juan De Dios】ファン・デ・ディオス(1882~190??)の作品や、同じくズ二の大巨匠【Leekya Deyuse】リーキヤ・デユーセ(1889-1966)のターコイズカービング(石彫)作品においてみられるもので、そのスタンプ(鏨)ツールのクオリティや立体造形としての完成度等から、本作もC.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミス(ズニとナバホ双方の可能性があり)の作品ではないかと推測されます。

1930年代~1940年代頃に作られたものと思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、比較的薄く仕上げられていますが、手作業のカッティングワークにより長い角が特徴的な『テキサスロングホーン』と呼ばれるアメリカン中西部らしいカウヘッドが切り出されています。さらに、リポウズ/バンプアウトによって細部まで立体的なボリューム感が与えられており、シルバープレートから制作されているにも関わらず、立体造形品として迫力を持った作品に仕上げられています。このようなリポウズやバンプアウトと呼ばれる技術は、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークで成形されています。本作では、カウヘッドの各部に違ったアールが与えられることでモチーフがリアルに表現されており、シンプルでクリーンなデザイン/造形に存在感と上質感、迫力も与えているようです。さらに、細かなスタンプワークによって毛並み等が描き出されています。また、目の部分にはラウンドカットターコイズがマウントされ、そのターコイズを留めるベゼル(覆輪)も『ベゼルカップ』と呼ばれる量産型のマシンメイドパーツではなく、ハンマーメイド/ハンドメイドされたベゼルが用いられています。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


本作も上記のオークションカタログに登場する作品と類似したキャッチーで愛らしくデザインされたカウ/牛モチーフ。卓越したシルバーワークとハンドメイドの味わいは、ビンテージインディアンジュエリー独特の雰囲気も持っています。

また、控えめなサイズ感とやアイコニックなデザインにより、ナチュラルで多くのアイテムに馴染みの良いピンブローチとなっています。アウターのアクセントとして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグ等のワンポイントにも使い勝手の良いピースです。
可愛いカウヘッドは女性に向いた印象もありますが、男性向けのアクセサリーとしても使い勝手が良く、さり気なく『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、スタイルに奥行きをもたらすことが出来るビンテージアイテムとなっています。

量産タイプのツーリストジュエリーにおいても比較的現存数が少ないカウヘッドモチーフのアイテムですが、本作の様なハンドメイドのオリジナル作品はさらに貴重でコレクタブルなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーに多少のクスミやハンドメイド特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージはなくターコイズを含め大変良好な状態です。
Size

縦 約2.6㎝   横 約5.9㎝ 

Material

Silver(probably Ingot Silver), Turquoise