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JBO004859

【NAVAJO GUILD】Vtg Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1945~

【NAVAJO GUILD】Vtg Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1945~
77,000 円(税込)
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【NAVAJO GUILD】Vtg Stamped Ingot Silver Cuff Bracelet c.1945~
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【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』の作品。ミニマルで無駄のない大変シンプルなデザインに仕上げられ、何気ない雰囲気でありながらナバホギルドらしい美意識と高い完成度を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはナバホギルドのホールマークである【Horned Moon】のみが刻印されており、1940年代後半~1950年代頃の作品と思われます。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、ナバホギルドの作品の中では比較的ライトウェイトな個体ですが、それでも30g近くあり、硬くなめらかな肌に仕上げられています。
そして、鏨を使うスタンプワークのような要領でライン模様を刻み込んでおり、フロントから左右対称に連続してベイナースタンプ(三日月状のスタンプ)が刻まれています。そのスタンプにはライン模様が含まれ、それらが連続して刻まれることでシルバーの内側にライン模様を内包したような奥行きと立体感が生み出されています。また、ターミナル(両端)部分もしっかりとラインが刻まれているディテールなどに、ナバホギルドの職人らしい細部への拘りを感じ取ることが出来ます。
シンプルでミニマムなデザイン/造形を作り上げるシルバーワークは、無機質で無駄のない表情を生み出していますが、それと同時に作者の熱量や信念さえも宿しているように感じられ、現在においても洗練された印象を与える作品です。

またこれらのディテールは、ナバホギルドらしい伝統的な製法やデザインを重視し制作されたピースであることを表しており、武骨でプリミティブな技術によって作り上げられていますが、シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持っています。
現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等が、こちらの作品のような【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)やナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う理念の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Platero氏の作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、伝統工芸品であるナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスであるAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。前述のKenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


非常にシンプルでクリーンな構成ながら、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感を持ち、ホールマークによって『ナバホギルド』で作られたことが明確になっている貴重な作品です。
また、無駄のないデザインと普遍的な造形美、さり気なく使いやすい印象はあらゆるスタイルに良く馴染み、大変長くご愛用いただける印象を持っています。

伝統的なナバホの技術を踏襲しながらもモダンで高い造形センスを感じさせるコレクタブルなピースであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少のクスミや小キズ等は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない大変良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』の作品。ミニマルで無駄のない大変シンプルなデザインに仕上げられ、何気ない雰囲気でありながらナバホギルドらしい美意識と高い完成度を持ったアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはナバホギルドのホールマークである【Horned Moon】のみが刻印されており、1940年代後半~1950年代頃の作品と思われます。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、ナバホギルドの作品の中では比較的ライトウェイトな個体ですが、それでも30g近くあり、硬くなめらかな肌に仕上げられています。
そして、鏨を使うスタンプワークのような要領でライン模様を刻み込んでおり、フロントから左右対称に連続してベイナースタンプ(三日月状のスタンプ)が刻まれています。そのスタンプにはライン模様が含まれ、それらが連続して刻まれることでシルバーの内側にライン模様を内包したような奥行きと立体感が生み出されています。また、ターミナル(両端)部分もしっかりとラインが刻まれているディテールなどに、ナバホギルドの職人らしい細部への拘りを感じ取ることが出来ます。
シンプルでミニマムなデザイン/造形を作り上げるシルバーワークは、無機質で無駄のない表情を生み出していますが、それと同時に作者の熱量や信念さえも宿しているように感じられ、現在においても洗練された印象を与える作品です。

またこれらのディテールは、ナバホギルドらしい伝統的な製法やデザインを重視し制作されたピースであることを表しており、武骨でプリミティブな技術によって作り上げられていますが、シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持っています。
現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等が、こちらの作品のような【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)やナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う理念の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Platero氏の作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、伝統工芸品であるナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスであるAmbrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。前述のKenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


非常にシンプルでクリーンな構成ながら、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感を持ち、ホールマークによって『ナバホギルド』で作られたことが明確になっている貴重な作品です。
また、無駄のないデザインと普遍的な造形美、さり気なく使いやすい印象はあらゆるスタイルに良く馴染み、大変長くご愛用いただける印象を持っています。

伝統的なナバホの技術を踏襲しながらもモダンで高い造形センスを感じさせるコレクタブルなピースであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少のクスミや小キズ等は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない大変良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約61.3㎜    正面幅(高さ) 約13.1㎜
内周 約137㎜    開口部 約31㎜
Inside Measurement 5 3/8inch   opening 1 1/4inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約29.3g