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JPO001536

Morris Robinson Hopi [ON BOOK] Butterfly Shaped Pin c.1930

Morris Robinson Hopi [ON BOOK] Butterfly Shaped Pin c.1930
79,400 円(税込)
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Morris Robinson Hopi [ON BOOK] Butterfly Shaped Pin  c.1930
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【HOPI】ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の作品で、バタフライ/蝶々シェイプにMorris Robinsonらしいスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージのピンブローチです。

またこちらの作品は、Pat&Kim Messier著の書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』の85ページで紹介されているピースそのもので、著者より譲り受けたピースになります。

1920年代末頃~1940年代頃に作られた作品と思われ、まだホピ族の特徴を感じるデザイン/造形ではなく、ナバホジュエリーと共通した伝統的なシルバーワークによって造形されトラディッショナルな印象に仕上がっています。しかしながら、オリジナルのスタンプ(鏨)やその構成、センスを感じるバタフライシェイプなどは、作者の強い独自性が見られるピース。 また、モチーフのバタフライ(蝶々)もナバホ作品ではほとんど見られず、ZUNIやHOPI、PUEBLOの作品で多くみられるモチーフで、アンティークインディアンジュエリー特有の武骨な表情とエレガントな印象を併せ持ったピンに仕上げられています。

おそらくインゴットシルバー(銀塊)からプレート上に成形された地金をベースにして、バタフライシェイプにカットされ、センターには立体的なリポウズが施されており、全体に細かなスタンプワークを刻むことでバタフライを描き出しています。
また、こちらの作品はホールマークが入りませんが、上記の書籍でも紹介されている通りMorris Robinsonの作品でほぼ間違いありません。スタンプワークの構成だけでなく、独特のシェイプを持つアローのスタンプにより特定することができ、こちらのパーソナルスタンプは他の作家が受け継いだり共用した記録は無く、同作者以外は考えにくい作品となっています。


【Morris Robinson】モリス・ロビンソンは、1901年にアリゾナ州北部のオライビに生まれますが、1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住します。その当時、幼かったことからも過酷な幼少期が想像されますが、このころの記録は残っていないようです。

※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り定住しました。

その後、1920年頃にはフェニックスにあるインディアンスクールに在籍しており、従弟である作家【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)と共に暮らし、シルバースミスとしてのスキルも彼から学びました。
そして、Vaughn's Indian StoreやVaughn'sを買収したFred Wilson's INDIAN TRADING POSTなど、ほとんどをフェニックスとその周辺都市でキャリアを磨きました。そのころにはすでに多くの賞を受賞し、トラディッショナルなスタイルを受け継ぎながらも独自性のあるジュエリーを多く生み出しています。
1961年からは、スコッツデールにあった【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969)が経営する【Sakyesva Jewelry】で制作をしていましたが、Harry Sakyesvaが病気療養のためコロラド州に移るとMorris Robinsonもホートビラ=バカビに戻ります。バカビでは、兄弟と共に牧羊をして生活していましたが、シルバースミスとしてのツールは手放すことなく、僅かながらジュエリーの制作も継続していたそうです。そして、1984年にホピの村で亡くなっています。

HOPI(ホピ)を表すHとMorris Robinsonのクラン(母系の氏族を表す動物)である蛇のホールマークは1931年頃から使用していたとされており、個人のホールマークを使用した最初期の作家の一人です。
現在では、アンティークインディアンジュエリーのオーセンティックな作品として定着しているスタイルの作品を多く残したMorris Robinsonですが、活躍していた当時には突出した技術を持ち、独自性を持った作品は多くの作家に影響を与えています。そういった意味での貢献度は、ナバホのフレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やホピの【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)にも並ぶ偉大な先人であり、ミュージアムに収蔵される傑作を多く残しています。
また、その技術によりジュエリーだけでなくボックスやカトラリー等多くのシルバー工芸品が制作されており、【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイよりも早くゴールドジュエリーを制作していたことでも知られています。


【Butterfly】バタフライ/蝶々は、力強く羽ばたき飛翔する姿から『生命力』や『永遠の命』を表すとされています。また、幼虫から蛹へと姿を変えやがて羽化して飛び立つことから、ドラゴンフライ/蜻蛉とも似た『変化』や『生まれ変わり』を表すこともあります。


こちらは、Morris Robinson独特の特徴を持ち代表的な造形/デザインとも言えるピンブローチです。控えめなサイズやクラシックな質感は、使いやすく多くのアイテムに馴染みやすい造形のピンブローチです。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

また、ビンテージインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と、Morris Robinsonと言う偉大な作家による伝統的ながら独自性のある造形美を持つ作品であり、史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションはシルバーに多少のクスミ等は見られますが、使用感は無く良好です。
【HOPI】ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の作品で、バタフライ/蝶々シェイプにMorris Robinsonらしいスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージのピンブローチです。

またこちらの作品は、Pat&Kim Messier著の書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』の85ページで紹介されているピースそのもので、著者より譲り受けたピースになります。

1920年代末頃~1940年代頃に作られた作品と思われ、まだホピ族の特徴を感じるデザイン/造形ではなく、ナバホジュエリーと共通した伝統的なシルバーワークによって造形されトラディッショナルな印象に仕上がっています。しかしながら、オリジナルのスタンプ(鏨)やその構成、センスを感じるバタフライシェイプなどは、作者の強い独自性が見られるピース。 また、モチーフのバタフライ(蝶々)もナバホ作品ではほとんど見られず、ZUNIやHOPI、PUEBLOの作品で多くみられるモチーフで、アンティークインディアンジュエリー特有の武骨な表情とエレガントな印象を併せ持ったピンに仕上げられています。

おそらくインゴットシルバー(銀塊)からプレート上に成形された地金をベースにして、バタフライシェイプにカットされ、センターには立体的なリポウズが施されており、全体に細かなスタンプワークを刻むことでバタフライを描き出しています。
また、こちらの作品はホールマークが入りませんが、上記の書籍でも紹介されている通りMorris Robinsonの作品でほぼ間違いありません。スタンプワークの構成だけでなく、独特のシェイプを持つアローのスタンプにより特定することができ、こちらのパーソナルスタンプは他の作家が受け継いだり共用した記録は無く、同作者以外は考えにくい作品となっています。


【Morris Robinson】モリス・ロビンソンは、1901年にアリゾナ州北部のオライビに生まれますが、1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住します。その当時、幼かったことからも過酷な幼少期が想像されますが、このころの記録は残っていないようです。

※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り定住しました。

その後、1920年頃にはフェニックスにあるインディアンスクールに在籍しており、従弟である作家【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)と共に暮らし、シルバースミスとしてのスキルも彼から学びました。
そして、Vaughn's Indian StoreやVaughn'sを買収したFred Wilson's INDIAN TRADING POSTなど、ほとんどをフェニックスとその周辺都市でキャリアを磨きました。そのころにはすでに多くの賞を受賞し、トラディッショナルなスタイルを受け継ぎながらも独自性のあるジュエリーを多く生み出しています。
1961年からは、スコッツデールにあった【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969)が経営する【Sakyesva Jewelry】で制作をしていましたが、Harry Sakyesvaが病気療養のためコロラド州に移るとMorris Robinsonもホートビラ=バカビに戻ります。バカビでは、兄弟と共に牧羊をして生活していましたが、シルバースミスとしてのツールは手放すことなく、僅かながらジュエリーの制作も継続していたそうです。そして、1984年にホピの村で亡くなっています。

HOPI(ホピ)を表すHとMorris Robinsonのクラン(母系の氏族を表す動物)である蛇のホールマークは1931年頃から使用していたとされており、個人のホールマークを使用した最初期の作家の一人です。
現在では、アンティークインディアンジュエリーのオーセンティックな作品として定着しているスタイルの作品を多く残したMorris Robinsonですが、活躍していた当時には突出した技術を持ち、独自性を持った作品は多くの作家に影響を与えています。そういった意味での貢献度は、ナバホのフレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やホピの【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)にも並ぶ偉大な先人であり、ミュージアムに収蔵される傑作を多く残しています。
また、その技術によりジュエリーだけでなくボックスやカトラリー等多くのシルバー工芸品が制作されており、【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイよりも早くゴールドジュエリーを制作していたことでも知られています。


【Butterfly】バタフライ/蝶々は、力強く羽ばたき飛翔する姿から『生命力』や『永遠の命』を表すとされています。また、幼虫から蛹へと姿を変えやがて羽化して飛び立つことから、ドラゴンフライ/蜻蛉とも似た『変化』や『生まれ変わり』を表すこともあります。


こちらは、Morris Robinson独特の特徴を持ち代表的な造形/デザインとも言えるピンブローチです。控えめなサイズやクラシックな質感は、使いやすく多くのアイテムに馴染みやすい造形のピンブローチです。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

また、ビンテージインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と、Morris Robinsonと言う偉大な作家による伝統的ながら独自性のある造形美を持つ作品であり、史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションはシルバーに多少のクスミ等は見られますが、使用感は無く良好です。
Size

縦 約33.9㎝   横 約1.6㎝   

Material

Silver (probably Ingot Silver)