ITEM CODE:
JNO011608

Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace c.1950

Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace c.1950
151,000 円(税込)
151,000 円(税込)
Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
  • Vintage [ON BOOK] Overlay Round Fob Bead Necklace  c.1950
【NAVAJO】ナバホのシルバースミスによるビンテージジュエリーで、【Hopi】ホピの作家より生まれたデザインとオーバーレイと言う技法によって作り上げられたアンティーク/ビンテージのシルバービーズネックレスです。
1950年代頃のピースと思われ、オーバーレイ技法を用いたジュエリーとしては初期の作品のため、ナバホの職人とホピの職人による共作の可能性も高い作品です。

またこちらの作品は、Pat&Kim Messier著の書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』の37ページで紹介されているネックレスそのもので、著者より譲り受けたピースになります。

上記の書籍上で紹介されている通り、M. L. Woodardがニューメキシコ州ギャラップで運営していたインディアンクラフトショップ【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツで制作された作品と思われます。また、こちらのトップに見られるようなデザイン/造形は、【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】通称ホピギルドの作品にも見つけることができ、その発祥を特定することは出来ませんが、やはりホピの作家である【Valjean Joshevema】や【Tom Humiyestiwa】等の作家によって生み出されたものではないかと推測されます。

現在ではホピの代表的な彫金技術として確立されているオーバーレイによって虹や水をモチーフにしていると思われるデザインが描かれ、さらに美しいスタンプワークによって細かな紋様が施されています。さらに、ラウンドシェイプのトップ自体には、ハンマーワークによって緩やかなアール(曲面)が施されており、少し立体的な造形になっています。また、右上部分にはトップ自体のシェイプにフィットするようカットされたターコイズがセットされています。
そして、こちらの作品において特筆すべきポイントはトップのみでなく、その小さくて非常にクオリティーの高いシルバービーズです。 このようなシルバービーズは、コンチョのような方法で半球状のパーツ二つを作り、それらを一つずつロウ付けすることで作られており、大変な手間と技術を必要とし、現在ではほとんど見ることが出来なくなりました。 全てハンドメイドのため、その形状や大きさは不均一ですが、重厚でビンテージインディアンジュエリー独特の味わいが感じられます。特にこちらのような小さいサイズのシルバービーズは、技術的に制作が難しいため、1910年代後半~1920年代になってようやく制作できるようになったパーツです。
裏面には『HAND MADE NAVAJO』と刻印されています。これは、こちらが制作された1950年代には、まだオーバーレイの技術がホピ特有の手法としては確立されておらず、ナバホスタイルの作品を作るホピの作家も大勢存在し、また同様にオーバーレイを使うナバホの作家も存在したためと考えられます。こちらの作品においても、Woodard's Indian Artsには多くの部族の作家が在籍しており、全てをナバホのシルバースミスが制作したものか、ホピの作家との共作、または、シルバービースをナバホの作家、トップをホピの作家が制作した可能性などが考えられ、断定することは出来ません。

現代の作品ではほとんど見られないオーバーレイとスタンプワークが高度に組み合わされた手の込んだシルバーワークで構成され、細部まで作り込まれた素晴らしい完成度を持つネックレスに仕上げられています。

セットされたターコイズは、正確な鉱山は不明ながら【Morenci Turquoise】モレンシターコイズと推測され、フラットでやさしいカラーですが、透明感とハイグロスを現在も保っており、高い硬度を感じさせます。また、存在感の強い石ではないので、こちらのようなアンティーク作品独特のシルバーによく馴染んでさり気ないアクセントになっています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
ただし、1940年代~60年代の黎明期にはまだまだナバホスタイルのジュエリーを制作するホピの作家も多く、こちらの作品の様にナバホの作家によるオーバーレイ技法を用いた作品も散見されます。


【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツは、ニューメキシコ州ギャラップにて1930年代後半にM. L. Woodardが始めたインディアンクラフト&アートショップです。M. L. Woodardは、【the United Indian Trader's Association】(UITA)のエグゼクティブディレクターを務めた人物で、インディアンアートのバックアップやアメリカ政府との交渉を行った重要な人物です。ショップはアリゾナ州ツーソンとスコッツデール、ニューメキシコ州サンタフェでも展開されており、後に店の頭文字である『W』とIndian Hand Madeを表す『IHM』、Sterling Silverの『S/S』が刻印されるようになります。もちろん量産化された作品ではなく、全てハンドメイドの昔ながらの技術を使った作品にこだわりながら、比較的モダンなイメージの作品が多く制作された工房兼ショップです。


ビンテージインディアンジュエリー特有のプリミティブで武骨な質感を残す作品であり、相反して高い技術のシルバーワークで作られた完成度は、現在でも新しさを感じさせるハイエンドなピースです。

ホピ特有のどこか日本人にも共通する自然をモチーフに図案化されたデザインは、主張がありながらも仰々しい存在感はなく、ナチュラルでアーシーな印象です。そのため、サイズ感を含め性別やスタイルを問わずなじみの良いネックレスに仕上がっており、アンティークの特有の質感を持ちながら、不思議に身に付けた時にはシンプルでシックな印象を作ります。

現存数の多くないWoodard's Indian Artsの作品であり、クオリティーの高いシルバービーズや初期オーバーレイの造形等、希少性が高く史料価値も高い作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションもアンティーク作品ながら良好で、ビーズにはクスミや多少のヘコミ等、製造時のムラ等見られますがダメージはありません。 また、ターコイズも良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのシルバースミスによるビンテージジュエリーで、【Hopi】ホピの作家より生まれたデザインとオーバーレイと言う技法によって作り上げられたアンティーク/ビンテージのシルバービーズネックレスです。
1950年代頃のピースと思われ、オーバーレイ技法を用いたジュエリーとしては初期の作品のため、ナバホの職人とホピの職人による共作の可能性も高い作品です。

またこちらの作品は、Pat&Kim Messier著の書籍『HALLMARKS of NAVITVE SOUTHWEST JEWELRY』の37ページで紹介されているネックレスそのもので、著者より譲り受けたピースになります。

上記の書籍上で紹介されている通り、M. L. Woodardがニューメキシコ州ギャラップで運営していたインディアンクラフトショップ【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツで制作された作品と思われます。また、こちらのトップに見られるようなデザイン/造形は、【Hopi Silvercraft Cooperative Guild】通称ホピギルドの作品にも見つけることができ、その発祥を特定することは出来ませんが、やはりホピの作家である【Valjean Joshevema】や【Tom Humiyestiwa】等の作家によって生み出されたものではないかと推測されます。

現在ではホピの代表的な彫金技術として確立されているオーバーレイによって虹や水をモチーフにしていると思われるデザインが描かれ、さらに美しいスタンプワークによって細かな紋様が施されています。さらに、ラウンドシェイプのトップ自体には、ハンマーワークによって緩やかなアール(曲面)が施されており、少し立体的な造形になっています。また、右上部分にはトップ自体のシェイプにフィットするようカットされたターコイズがセットされています。
そして、こちらの作品において特筆すべきポイントはトップのみでなく、その小さくて非常にクオリティーの高いシルバービーズです。 このようなシルバービーズは、コンチョのような方法で半球状のパーツ二つを作り、それらを一つずつロウ付けすることで作られており、大変な手間と技術を必要とし、現在ではほとんど見ることが出来なくなりました。 全てハンドメイドのため、その形状や大きさは不均一ですが、重厚でビンテージインディアンジュエリー独特の味わいが感じられます。特にこちらのような小さいサイズのシルバービーズは、技術的に制作が難しいため、1910年代後半~1920年代になってようやく制作できるようになったパーツです。
裏面には『HAND MADE NAVAJO』と刻印されています。これは、こちらが制作された1950年代には、まだオーバーレイの技術がホピ特有の手法としては確立されておらず、ナバホスタイルの作品を作るホピの作家も大勢存在し、また同様にオーバーレイを使うナバホの作家も存在したためと考えられます。こちらの作品においても、Woodard's Indian Artsには多くの部族の作家が在籍しており、全てをナバホのシルバースミスが制作したものか、ホピの作家との共作、または、シルバービースをナバホの作家、トップをホピの作家が制作した可能性などが考えられ、断定することは出来ません。

現代の作品ではほとんど見られないオーバーレイとスタンプワークが高度に組み合わされた手の込んだシルバーワークで構成され、細部まで作り込まれた素晴らしい完成度を持つネックレスに仕上げられています。

セットされたターコイズは、正確な鉱山は不明ながら【Morenci Turquoise】モレンシターコイズと推測され、フラットでやさしいカラーですが、透明感とハイグロスを現在も保っており、高い硬度を感じさせます。また、存在感の強い石ではないので、こちらのようなアンティーク作品独特のシルバーによく馴染んでさり気ないアクセントになっています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
ただし、1940年代~60年代の黎明期にはまだまだナバホスタイルのジュエリーを制作するホピの作家も多く、こちらの作品の様にナバホの作家によるオーバーレイ技法を用いた作品も散見されます。


【Woodard's Indian Arts】ウッダーズインディアンアーツは、ニューメキシコ州ギャラップにて1930年代後半にM. L. Woodardが始めたインディアンクラフト&アートショップです。M. L. Woodardは、【the United Indian Trader's Association】(UITA)のエグゼクティブディレクターを務めた人物で、インディアンアートのバックアップやアメリカ政府との交渉を行った重要な人物です。ショップはアリゾナ州ツーソンとスコッツデール、ニューメキシコ州サンタフェでも展開されており、後に店の頭文字である『W』とIndian Hand Madeを表す『IHM』、Sterling Silverの『S/S』が刻印されるようになります。もちろん量産化された作品ではなく、全てハンドメイドの昔ながらの技術を使った作品にこだわりながら、比較的モダンなイメージの作品が多く制作された工房兼ショップです。


ビンテージインディアンジュエリー特有のプリミティブで武骨な質感を残す作品であり、相反して高い技術のシルバーワークで作られた完成度は、現在でも新しさを感じさせるハイエンドなピースです。

ホピ特有のどこか日本人にも共通する自然をモチーフに図案化されたデザインは、主張がありながらも仰々しい存在感はなく、ナチュラルでアーシーな印象です。そのため、サイズ感を含め性別やスタイルを問わずなじみの良いネックレスに仕上がっており、アンティークの特有の質感を持ちながら、不思議に身に付けた時にはシンプルでシックな印象を作ります。

現存数の多くないWoodard's Indian Artsの作品であり、クオリティーの高いシルバービーズや初期オーバーレイの造形等、希少性が高く史料価値も高い作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションもアンティーク作品ながら良好で、ビーズにはクスミや多少のヘコミ等、製造時のムラ等見られますがダメージはありません。 また、ターコイズも良好な状態を保っています。
Size

トップ 実寸  縦(バチカン含む)約5.2㎝   横 約4.7㎝ 
チェーン長さ 約56.0㎝程度

Material

Silver, Turquoise