【NAVAJO】ナバホのOLDPAWNジュエリーで、一見オーバーレイによって紋様が施された作品に見えますが、おそらく全てスタンプワークによって紋様が刻まれていると思われるビンテージバングルです。
非常に重厚な造りで、ずっしりとしたピースですが、腕へのフィット感も素晴らしい作品です。<約101g>
1970年代の作品と思われ、当店では比較的新しいピースになりますが、重厚で武骨な印象はアンティーク作品と共通した味わいのあるバングル。内側には『KY』のホールマークが入りますが、作者は不明です。
こちらのような立体的に構成することでパターンを浮きだたせる作品では、多くのホピ族による作品の様にオーバーレイと言うシルバープレートを重ねる技法を用いるのですが、この作品では、センターのバイアスライン模様も含めおそらく全てスタンプワークで構成されているようです。 さらに、エッジにはチゼルワークが施され、幾何学的なパターンで構成された作品ですが、とても奥行きのある、細部まで手の込んだ作品です。
スタンプワークによって美しいバイアスに紋様が刻まれ、その精密に計算されたシルバーワークは、構築的で無機質なデザイン/造形ですが、ハンドメイドによる細かく丁寧なシルバーワークにより独特のぬくもりとビンテージインディアンジュエリー独特の美しさがもたらされています。
また、バイアスに施されたライン模様やエッジのチゼルワークはナバホジュエリー初期からみられるスタイルであり、それらを踏襲し、伝統的でプリミティブな技術を守りながらモダンに昇華された秀作です。
モダンでエレガントな美しさとインディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな印象を併せ持つ作品です。幅はありますが派手さは無く、多くのスタイルになじみが良いバングル。シルバーワークの高い完成度は長年にわたってご愛用いただけると思います。
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コンディションも非常に良好です。アンティーク作品ながら使用感少なくシルバーは黒くなっていますが、摩耗は見られず大変良い状態を保っています。