ITEM CODE:
JRF006480

Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930

Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
37,400 円(税込)
37,400 円(税込)
Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
  • Antique Tiki Applique 卍 Stamped Hawaiian Tourist Ring c.1930
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。それらの中でも大変珍しいハワイ向けに作られた【Tiki】ティキがモチーフとなったアンティーク/ビンテージリングです。

ハワイで販売する為に作られたピースながら、そのディテールや製法等からは1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、同じくアルバカーキで1932年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社の製造と推測されます。つまり、アメリカ中西部の工房においてナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスによって作られたものと思われ、【卍】Whirling Logやラトルスネーク/ガラガラ蛇のスタンプが刻まれたナバホジュエリーの特徴を備えたハワイ向けジュエリーです。現在では、広い意味でネイティブアメリカンジュエリーといえるアイテムですが、ハワイが正式にアメリカの州となる前に作られたリングです。

1930年代製と思われ、すでにアメリカによる併合が進行しアメリカ本土から多くの交易や観光を目的とした人々の往来が盛んだった時代、観光客の需要に応える為に生まれたピースの一つであった事が推測されます。
センターが広く内側が細いシャンクの造形は『シガーバンドリング』とも呼ばれるクラシックなシェイプ。フェイスには男性の象徴であり戦いの神である【Ku/クー】か、【Kanaloa/カナロア】と呼ばれる海神のティキをモチーフとした立体的なアップリケが施されており、独特な迫力とアメリカ中西部のカルチャーにはない雰囲気を帯びたリングとなっています。サイドには【卍】Whirling Log/Nohokosやラトルスネーク/ガラガラ蛇、アロー等の力強いスタンプワークが刻まれ、それらはアメリカン中西部インディアンの代表的なモチーフとなっていますが、ティキの持つエスニシティなイメージともナチュラルに馴染んでいるようです。
多くの工程がハンドメイドで仕上げられていますが、一部には機械が用いられているためマシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ツーリスト向けのジュエリーながら現存数は非常に少なく、大変貴重なものとなっています。


【Cigar Band Ring】シガーバンドリングは、インディアンジュエリーに限らずセンターが広く内側が細いシャンクの造形を持ったリングの俗称です。語源については、葉巻に巻かれている帯が元となっています。
現在ではブランドが確認できるデザインが描かれていますが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯です。その帯と形状が似ていることから同スタイルのリングが『シガーバンドリング』と呼ばれるようになりました。


【Tiki】ティキは、ポリネシア人がハワイに持ち込んだ神話や宗教観、価値観を起源に生まれた神を象った木彫りの像や石の像の事で、クー、カーネ、ロノ、カナロアの主神4柱をメインに、多くの神々が作られました。
1930年代初頭には「ティキ像文化」が島に広まり、南太平洋にはティキ像が増えはじめました。それは観光ビジネスにも取り込まれ、ティキをテーマとしたレストランやバー等が多く登場したようです。そして間もなく、カリフォルニア等アメリカ本土でも衣類からインテリアデザインまで、南太平洋の代表的なモチーフとしてティキ像の文化が取り入れられました。
1959年、ハワイが正式にアメリカの50番目の州となった後も、当時のミッドセンチュリーデザインにおける装飾、ラグジーなリゾートスタイルを完成させるモチーフとして高い人気を誇り、ハワイアンシャツ等と共にハワイ観光を代表するスーベニアアイテムともなりました。


卍【スワスティカ】 / Whirling Log【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとしてよく使われていたモチーフの一つです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年のWW2開戦によりアメリカにおいては、敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
1941年の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。本作はそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Rattlesnake】ガラガラヘビ/ラトルスネークは、インディアンにとって神聖な存在として、特にプエブロインディアンの間で古くからジュエリーやポッテリー等、色々な作品に用いられました。ジュエリーにおいてはナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や、前述のWayne Henry "Wolf-Robe" Huntの兄であるアコマの伝説的な作家【Clyde Hunt/Chief Sunny Skies】クライド・ハント(1900-1972)等が素晴らしいスネークモチーフの作品を残しており、それらのデザイン・スタイルが後世に受け継がれています。
当店のロゴにも登場するモチーフであり、脱皮して成長していく姿から、<挑戦><革命><知恵>等を象徴するシンボルとされています。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


数あるスーベニアアイテムの中でも特殊な背景を持ったピースであり、ハワイアンなスタイルやアメリカンビンテージスタイルを始め、多くのインディアンジュエリーとも好相性な希少性の高いリング。また、シガーバンドタイプのオーセンティックなシェイプは、クラシックで手に馴染みやすく、石が付かないシルバーのみで構成されたデザインは、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みます。
さらに、遊び心を感じるアイコニックなモチーフやキャッチーなデザインは、男性向けのアクセサリーにはとても重要な要素である『ギャップ』も与えてくれ、多くのスタイルにおいて良いアクセントになる秀作です。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は、使用による消費や紛失などにより現存数が少なく希少なピースとなっています。特にこちらはツーリストジュエリーの中でも、非常に珍しい背景とディテールを持ったピースであり、現在でも新鮮な印象と長くご愛用いただける普遍的な造形美を有するリングとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーの僅かなクスミ等は見られますが、使用感を感じない状態を保っています。ただし、シャンクにはロウ付けの跡が確認でき、後年にサイズ直しが施されたものと思われます。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つとなっています。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、20世紀前半頃に観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つ。それらの中でも大変珍しいハワイ向けに作られた【Tiki】ティキがモチーフとなったアンティーク/ビンテージリングです。

ハワイで販売する為に作られたピースながら、そのディテールや製法等からは1923年にニューメキシコ州アルバカーキで創業され、多くのナバホやプエブロの職人が所属した有名工房【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、同じくアルバカーキで1932年創業の【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社の製造と推測されます。つまり、アメリカ中西部の工房においてナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスによって作られたものと思われ、【卍】Whirling Logやラトルスネーク/ガラガラ蛇のスタンプが刻まれたナバホジュエリーの特徴を備えたハワイ向けジュエリーです。現在では、広い意味でネイティブアメリカンジュエリーといえるアイテムですが、ハワイが正式にアメリカの州となる前に作られたリングです。

1930年代製と思われ、すでにアメリカによる併合が進行しアメリカ本土から多くの交易や観光を目的とした人々の往来が盛んだった時代、観光客の需要に応える為に生まれたピースの一つであった事が推測されます。
センターが広く内側が細いシャンクの造形は『シガーバンドリング』とも呼ばれるクラシックなシェイプ。フェイスには男性の象徴であり戦いの神である【Ku/クー】か、【Kanaloa/カナロア】と呼ばれる海神のティキをモチーフとした立体的なアップリケが施されており、独特な迫力とアメリカ中西部のカルチャーにはない雰囲気を帯びたリングとなっています。サイドには【卍】Whirling Log/Nohokosやラトルスネーク/ガラガラ蛇、アロー等の力強いスタンプワークが刻まれ、それらはアメリカン中西部インディアンの代表的なモチーフとなっていますが、ティキの持つエスニシティなイメージともナチュラルに馴染んでいるようです。
多くの工程がハンドメイドで仕上げられていますが、一部には機械が用いられているためマシン&ハンドメイドのハイブリッドなピースであり、ツーリスト向けのジュエリーながら現存数は非常に少なく、大変貴重なものとなっています。


【Cigar Band Ring】シガーバンドリングは、インディアンジュエリーに限らずセンターが広く内側が細いシャンクの造形を持ったリングの俗称です。語源については、葉巻に巻かれている帯が元となっています。
現在ではブランドが確認できるデザインが描かれていますが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯です。その帯と形状が似ていることから同スタイルのリングが『シガーバンドリング』と呼ばれるようになりました。


【Tiki】ティキは、ポリネシア人がハワイに持ち込んだ神話や宗教観、価値観を起源に生まれた神を象った木彫りの像や石の像の事で、クー、カーネ、ロノ、カナロアの主神4柱をメインに、多くの神々が作られました。
1930年代初頭には「ティキ像文化」が島に広まり、南太平洋にはティキ像が増えはじめました。それは観光ビジネスにも取り込まれ、ティキをテーマとしたレストランやバー等が多く登場したようです。そして間もなく、カリフォルニア等アメリカ本土でも衣類からインテリアデザインまで、南太平洋の代表的なモチーフとしてティキ像の文化が取り入れられました。
1959年、ハワイが正式にアメリカの50番目の州となった後も、当時のミッドセンチュリーデザインにおける装飾、ラグジーなリゾートスタイルを完成させるモチーフとして高い人気を誇り、ハワイアンシャツ等と共にハワイ観光を代表するスーベニアアイテムともなりました。


卍【スワスティカ】 / Whirling Log【ワーリングログ】について・・・
4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとしてよく使われていたモチーフの一つです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年のWW2開戦によりアメリカにおいては、敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
1941年の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。本作はそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


【Rattlesnake】ガラガラヘビ/ラトルスネークは、インディアンにとって神聖な存在として、特にプエブロインディアンの間で古くからジュエリーやポッテリー等、色々な作品に用いられました。ジュエリーにおいてはナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や、前述のWayne Henry "Wolf-Robe" Huntの兄であるアコマの伝説的な作家【Clyde Hunt/Chief Sunny Skies】クライド・ハント(1900-1972)等が素晴らしいスネークモチーフの作品を残しており、それらのデザイン・スタイルが後世に受け継がれています。
当店のロゴにも登場するモチーフであり、脱皮して成長していく姿から、<挑戦><革命><知恵>等を象徴するシンボルとされています。


【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


数あるスーベニアアイテムの中でも特殊な背景を持ったピースであり、ハワイアンなスタイルやアメリカンビンテージスタイルを始め、多くのインディアンジュエリーとも好相性な希少性の高いリング。また、シガーバンドタイプのオーセンティックなシェイプは、クラシックで手に馴染みやすく、石が付かないシルバーのみで構成されたデザインは、ナチュラルに多くのスタイルに溶け込みます。
さらに、遊び心を感じるアイコニックなモチーフやキャッチーなデザインは、男性向けのアクセサリーにはとても重要な要素である『ギャップ』も与えてくれ、多くのスタイルにおいて良いアクセントになる秀作です。

アンティークジュエリーの中でもリング/指輪は、使用による消費や紛失などにより現存数が少なく希少なピースとなっています。特にこちらはツーリストジュエリーの中でも、非常に珍しい背景とディテールを持ったピースであり、現在でも新鮮な印象と長くご愛用いただける普遍的な造形美を有するリングとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーの僅かなクスミ等は見られますが、使用感を感じない状態を保っています。ただし、シャンクにはロウ付けの跡が確認でき、後年にサイズ直しが施されたものと思われます。
【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つとなっています。
Size

日本規格 約 19号   円周 約 59.8㎜   us 9.5
正面幅 約 14.7㎜

Material

Silver