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JNO026292C

【GARDEN OF THE GODS】Antique Concho Dangle Necklace c.1935~

【GARDEN OF THE GODS】Antique Concho Dangle Necklace c.1935~
154,000 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの多くの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで生まれたアンティーク作品。オーセンティックなシルバーワークによって形作られたコンチョを2連に配したトップのアンティーク/ビンテージネックレスです。

内側に刻印されている『HAND MADE BY INDIANS』と『SOLID SILVER』の表記により1930年代中頃~1940年代初頭に同トレーディングポストで作られた作品と判断可能な作品です。

インゴットコインシルバー(銀塊)から成形された厚く重厚なフラワーコンチョと、三角形とティアドロップの中間的なシェイプを持ったコンチョ2つが、ヒンジ(ちょうつがい)の様な造作によってリンクされる事で、前後に揺れるタングル/吊り下げ構造となっています。そして、それぞれに味わい深いカボションカットターコイズがマウントされており、そのターコイズのシェイプに合わせたシェイプのコンチョとなっているようです。また、どちらもエッジには非常に力強くスタンプが刻まれ、そのスタンプワークに合わせて、『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプにカッティングされています。

さらに、チェーン部分もすべてハンドメイドによって作り上げられています。このようなチェーンは、細い棒や板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを作ります。 さらにそれを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。特にこちらの作品は丁寧な仕事によって綺麗なチェーンに仕上がっています。
ただし、本作にはフックパーツが備えられていない為、チェーンを開閉することが出来ません。チェーンのコマと同様のワイヤーを使用しコイル状に巻き付けることで繋ぎ目が連結されています。

マウントされたターコイズは、柔らかなグリーンを基調に部分的に水色のグラデーション等が見られる味わい深い石です。色相やマトリックスの特徴からは【Royston Turquoise】ロイストンターコイズと思われ、一部にクウォーツ(水晶)等のマトリックスが入り、艶も美しいターコイズです。比較的硬度に欠けると云われるロイストンターコイズですが、こちらの石はとても高い硬度を感じさせます。


【Royston】ロイストン鉱山は、1902年に発見された大変歴史のあるネバダ州の鉱山の一つで、現在まで断続的に採掘がおこなわれてきたようです。とても特徴的な2トーンの色味を持つ石を産出し、古くはティファニー社がその作品に使ったことでも知られています。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っています。しかしながら、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。また、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つ同工房に所属したAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。

こちらの作品に刻印されている『SOLID SILVER』は、無垢の銀製と言う意味で、メッキでないことを表しており、インゴットシルバーであることを表してはいませんが、当時のGARDEN OF THE GODSの作品は、全てがインゴットシルバーからハンマーで叩くことで成形されており、こちらの作品が制作された時期のピースは、全てコインシルバー(銀含有率90.0%の地金)が使われていたとされています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


本作もコインシルバーの塊からハンマーワークによって成形された地金がベースとなっており、独特の硬さや迫力を帯びたネックレスです。
有名工房として沢山の作品を遺したGARDEN OF THE GODS TRADING POSTですが、その中でも実力や創造性、ある程度の権限を持ったシルバースミスによって作られた事が推測され、そのオリジナリティや造形の完成度も素晴らしい作品です。

コンチョを用いたオーセンティックな造形と、アーシーでナチュラルなターコイズの作り出す印象は性別を問わずカジュアルなスタイルからモードな装いまで幅広く馴染む高い汎用性を持ち、日常のスタイルに奥行きをもたらすことが出来るネックレスとなっています。

1940年代以前に作られた事が判断できるGARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポスト個体であり、その中でも現存数が少ない唯一無二の造形を持った非常にコレクタブルなピースの一つ。アンティーク工芸品としても評価される作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少のクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
チェーンにはフックパーツありませんが、制作された当時から作られなかったのか、後年にリペア等を経て現在の形になったのか不明となっています。脱着が少しし難くなっていますが、着用に当たって不安のないコンディションです。
【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの多くの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで生まれたアンティーク作品。オーセンティックなシルバーワークによって形作られたコンチョを2連に配したトップのアンティーク/ビンテージネックレスです。

内側に刻印されている『HAND MADE BY INDIANS』と『SOLID SILVER』の表記により1930年代中頃~1940年代初頭に同トレーディングポストで作られた作品と判断可能な作品です。

インゴットコインシルバー(銀塊)から成形された厚く重厚なフラワーコンチョと、三角形とティアドロップの中間的なシェイプを持ったコンチョ2つが、ヒンジ(ちょうつがい)の様な造作によってリンクされる事で、前後に揺れるタングル/吊り下げ構造となっています。そして、それぞれに味わい深いカボションカットターコイズがマウントされており、そのターコイズのシェイプに合わせたシェイプのコンチョとなっているようです。また、どちらもエッジには非常に力強くスタンプが刻まれ、そのスタンプワークに合わせて、『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる細かな動きのあるシェイプにカッティングされています。

さらに、チェーン部分もすべてハンドメイドによって作り上げられています。このようなチェーンは、細い棒や板にシルバーワイヤーをコイル状に巻き付け、それをカットして一コマ一コマを作ります。 さらにそれを丁寧にロウ付けし、つなぎ合わせることでチェーンにする手の込んだものです。特にこちらの作品は丁寧な仕事によって綺麗なチェーンに仕上がっています。
ただし、本作にはフックパーツが備えられていない為、チェーンを開閉することが出来ません。チェーンのコマと同様のワイヤーを使用しコイル状に巻き付けることで繋ぎ目が連結されています。

マウントされたターコイズは、柔らかなグリーンを基調に部分的に水色のグラデーション等が見られる味わい深い石です。色相やマトリックスの特徴からは【Royston Turquoise】ロイストンターコイズと思われ、一部にクウォーツ(水晶)等のマトリックスが入り、艶も美しいターコイズです。比較的硬度に欠けると云われるロイストンターコイズですが、こちらの石はとても高い硬度を感じさせます。


【Royston】ロイストン鉱山は、1902年に発見された大変歴史のあるネバダ州の鉱山の一つで、現在まで断続的に採掘がおこなわれてきたようです。とても特徴的な2トーンの色味を持つ石を産出し、古くはティファニー社がその作品に使ったことでも知られています。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っています。しかしながら、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。また、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つ同工房に所属したAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。

こちらの作品に刻印されている『SOLID SILVER』は、無垢の銀製と言う意味で、メッキでないことを表しており、インゴットシルバーであることを表してはいませんが、当時のGARDEN OF THE GODSの作品は、全てがインゴットシルバーからハンマーで叩くことで成形されており、こちらの作品が制作された時期のピースは、全てコインシルバー(銀含有率90.0%の地金)が使われていたとされています。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、割金と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、『割金』や製法にも左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難ですが、やはりコインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられると思います。


本作もコインシルバーの塊からハンマーワークによって成形された地金がベースとなっており、独特の硬さや迫力を帯びたネックレスです。
有名工房として沢山の作品を遺したGARDEN OF THE GODS TRADING POSTですが、その中でも実力や創造性、ある程度の権限を持ったシルバースミスによって作られた事が推測され、そのオリジナリティや造形の完成度も素晴らしい作品です。

コンチョを用いたオーセンティックな造形と、アーシーでナチュラルなターコイズの作り出す印象は性別を問わずカジュアルなスタイルからモードな装いまで幅広く馴染む高い汎用性を持ち、日常のスタイルに奥行きをもたらすことが出来るネックレスとなっています。

1940年代以前に作られた事が判断できるGARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポスト個体であり、その中でも現存数が少ない唯一無二の造形を持った非常にコレクタブルなピースの一つ。アンティーク工芸品としても評価される作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、多少のクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
チェーンにはフックパーツありませんが、制作された当時から作られなかったのか、後年にリペア等を経て現在の形になったのか不明となっています。脱着が少しし難くなっていますが、着用に当たって不安のないコンディションです。
Size

トップコンチョ(下に配置されたコンチョトップのみ) 縦 約3.3㎝   横 約2.9㎝   
ネックレス 全長 約 59.5㎝程度(フックパーツがなくチェーンの開閉不可)

Material

Ingot Silver (Coin Silver), Turquoise