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JRS005903

【Ed Wayne Aragon】Kiwa Old "Storyteller" Overlay Ring c.1990~

【Ed Wayne Aragon】Kiwa Old "Storyteller" Overlay Ring c.1990~
34,100 円(税込)
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【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの現代作家【Ed Wayne Aragon】 エドウェイン・アラゴン(1973-)の作品で、同作者の叔父である巨匠【Vidal Aragon】ビダル・アラゴン(1923-2015)が生み出した造形スタイルである『ストーリーテラー』スタイルの作品。厚いシルバーを用いたオーバーレイにより、伝統的な物語が描き出されリングです。愛らしい印象やハンドメイドらしい柔らかな表情等、多面性を持った作品となっています。

師でもあるVidal Aragonから教えられた技術と造形のスタイルを忠実に受け継いだ作品。オーバーレイ技法をメインにスタンプワーク等も駆使した構成となっています。描き出されているストーリは、シルバーに下書きをせずにスケッチをそのままフリーハンドで切り出していく独自の手法を用いている為、ホピジュエリーとは違った味わいを持っており、細かなカッティングワークは繊細で自由、少し荒い部分も含め魅力的なリングとなっています。Vidal Aragonとの差異は少ないですが、少し厚いシルバーを使用することで、カッティングの難易度は格段に高くなっており、その分カッティングには荒々しい印象も見られます。

月や星の煌めく夜空に、木々や動物達、そして山の連なる景色等が等が描き出されており、これらの自然をメインとしたモチーフは、サントドミンゴの生活や歴史、作者の人生を語り、見るものにそれらの文化や思想を訴えかけてきます。また、月の部分には14Kゴールドディスクが施され、さり気ないアクセントとなっています、このような一部にゴールドを用いた表現もVidal AragonとEd Wayne Aragonら作品では多く見られるディテールの一つです。さらに、星や動物の目等の細かなテクスチャーはスタンプワークによって表現されています。


【Ed Wayne Aragon】 エドウェイン・アラゴンは、1973年生まれの現代作家であり、叔父であるVidal Aragonから技術やストーリーテラーというオリジナルの作風を受け継いだ唯一の作家とされています。

【Vidal Aragon】 ビダル・アラゴンは、1923年に【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴに生まれ、1930年代にはサンタフェインディアンスクールで彫金を学びました。それは、オーバーレイ技法のみでなく、トゥーファキャストをはじめとするナバホのオールドスタイルを含み、多岐にわたるジュエリー制作の技術を身に付けました。その後、現在でも有名ギャラリーがひしめく街であるアリゾナ州スコッツデールでキャリアを積み重ね、1941年にはニューヨーク近代美術館でその作品群が紹介されています。
また、その頃にはすでに古典技術を駆使して新しくモダンなジュエリーを生み出すアーティストとして、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)や【Tom Burnsides】トム・バーンサイドと並び称される程の評価と知名度を得ていたようです。そして、キャリア初期にはナバホの伝統的な技術を用いて制作するジュエリーにプエブロの独特な感性やモチーフを取り入れた作品を制作していましたが、その当時にはすでに同作者が第一人者である『Storyteller/ストーリーテラー』のスタイルも確立されようとしていました。この全く新しい価値観と楽しく素朴な表情を持った作品群は、Vidal Aragonを世界的に有名なアーティストに押し上げます。
後進の作家にも大きな影響力を持った作家であり、甥である【Ed Wayne Aragon】エド・ウェイン・アラゴン等の作家がその技術やスタイルを受け継いでおり、ストーリーテラーという同作者の造形スタイルはインディアンジュエリーの一つのジャンルとして確立され、現在も多くのシルバースミスが制作しています。


【Storyteller】ストーリーテラーは、本作の作者であるVidal Aragonが生み出した造形スタイルであり、図案や紋様を用いてインディアン達の豊かな生活や歴史、その伝統を物語として伝えるジュエリーです。それは、元々文字を持たず、口伝によって知識や伝統を後世に伝えてきたインディアンの知恵とも考えられ、コチティのポッテリーで作られたストーリーテラードール(こちらは、物語を表現する人形ではなく、語り手をモチーフとした人形)などもインディアンアートとしてとても高い知名度を誇っています。
Vidal Aragonの作品では、同氏が長く暮らしたニューメキシコ州サンタフェの北に位置するサントドミンゴプエブロの自然に敬意を抱き、素朴で豊かな生活をオーバーレイ技法やスタンプワークによってジュエリーに落としこんでいます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


本作では、厚いシルバーをカッティングしオーバーレイすることで強いコントラストが生み出されています。また、細かなカッティングによって紡ぎだされたストーリーは、プエブロらしいナチュラルで素朴な表情とエスニシティーな印象を持ち、性別やスタイルを問わず色々なコーディネートにおいて素晴らしいアクセントになるリングです。

遊び心を感じる動物や自然をメインとしたモチーフの図案化は、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられ、特別な感性やハンドメイド独特の味わいを有する作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。全体に僅かなクスミ等は見られ、ハンドメイド特有のムラはありますが、特に特にダメージの無いとても良い状態を保っています。
【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの現代作家【Ed Wayne Aragon】 エドウェイン・アラゴン(1973-)の作品で、同作者の叔父である巨匠【Vidal Aragon】ビダル・アラゴン(1923-2015)が生み出した造形スタイルである『ストーリーテラー』スタイルの作品。厚いシルバーを用いたオーバーレイにより、伝統的な物語が描き出されリングです。愛らしい印象やハンドメイドらしい柔らかな表情等、多面性を持った作品となっています。

師でもあるVidal Aragonから教えられた技術と造形のスタイルを忠実に受け継いだ作品。オーバーレイ技法をメインにスタンプワーク等も駆使した構成となっています。描き出されているストーリは、シルバーに下書きをせずにスケッチをそのままフリーハンドで切り出していく独自の手法を用いている為、ホピジュエリーとは違った味わいを持っており、細かなカッティングワークは繊細で自由、少し荒い部分も含め魅力的なリングとなっています。Vidal Aragonとの差異は少ないですが、少し厚いシルバーを使用することで、カッティングの難易度は格段に高くなっており、その分カッティングには荒々しい印象も見られます。

月や星の煌めく夜空に、木々や動物達、そして山の連なる景色等が等が描き出されており、これらの自然をメインとしたモチーフは、サントドミンゴの生活や歴史、作者の人生を語り、見るものにそれらの文化や思想を訴えかけてきます。また、月の部分には14Kゴールドディスクが施され、さり気ないアクセントとなっています、このような一部にゴールドを用いた表現もVidal AragonとEd Wayne Aragonら作品では多く見られるディテールの一つです。さらに、星や動物の目等の細かなテクスチャーはスタンプワークによって表現されています。


【Ed Wayne Aragon】 エドウェイン・アラゴンは、1973年生まれの現代作家であり、叔父であるVidal Aragonから技術やストーリーテラーというオリジナルの作風を受け継いだ唯一の作家とされています。

【Vidal Aragon】 ビダル・アラゴンは、1923年に【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴに生まれ、1930年代にはサンタフェインディアンスクールで彫金を学びました。それは、オーバーレイ技法のみでなく、トゥーファキャストをはじめとするナバホのオールドスタイルを含み、多岐にわたるジュエリー制作の技術を身に付けました。その後、現在でも有名ギャラリーがひしめく街であるアリゾナ州スコッツデールでキャリアを積み重ね、1941年にはニューヨーク近代美術館でその作品群が紹介されています。
また、その頃にはすでに古典技術を駆使して新しくモダンなジュエリーを生み出すアーティストとして、ナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)や【Tom Burnsides】トム・バーンサイドと並び称される程の評価と知名度を得ていたようです。そして、キャリア初期にはナバホの伝統的な技術を用いて制作するジュエリーにプエブロの独特な感性やモチーフを取り入れた作品を制作していましたが、その当時にはすでに同作者が第一人者である『Storyteller/ストーリーテラー』のスタイルも確立されようとしていました。この全く新しい価値観と楽しく素朴な表情を持った作品群は、Vidal Aragonを世界的に有名なアーティストに押し上げます。
後進の作家にも大きな影響力を持った作家であり、甥である【Ed Wayne Aragon】エド・ウェイン・アラゴン等の作家がその技術やスタイルを受け継いでおり、ストーリーテラーという同作者の造形スタイルはインディアンジュエリーの一つのジャンルとして確立され、現在も多くのシルバースミスが制作しています。


【Storyteller】ストーリーテラーは、本作の作者であるVidal Aragonが生み出した造形スタイルであり、図案や紋様を用いてインディアン達の豊かな生活や歴史、その伝統を物語として伝えるジュエリーです。それは、元々文字を持たず、口伝によって知識や伝統を後世に伝えてきたインディアンの知恵とも考えられ、コチティのポッテリーで作られたストーリーテラードール(こちらは、物語を表現する人形ではなく、語り手をモチーフとした人形)などもインディアンアートとしてとても高い知名度を誇っています。
Vidal Aragonの作品では、同氏が長く暮らしたニューメキシコ州サンタフェの北に位置するサントドミンゴプエブロの自然に敬意を抱き、素朴で豊かな生活をオーバーレイ技法やスタンプワークによってジュエリーに落としこんでいます。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。


本作では、厚いシルバーをカッティングしオーバーレイすることで強いコントラストが生み出されています。また、細かなカッティングによって紡ぎだされたストーリーは、プエブロらしいナチュラルで素朴な表情とエスニシティーな印象を持ち、性別やスタイルを問わず色々なコーディネートにおいて素晴らしいアクセントになるリングです。

遊び心を感じる動物や自然をメインとしたモチーフの図案化は、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられ、特別な感性やハンドメイド独特の味わいを有する作品となっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。全体に僅かなクスミ等は見られ、ハンドメイド特有のムラはありますが、特に特にダメージの無いとても良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 13.5~14号   円周 約 54.3㎜   us 7
正面幅 約 8.4㎜

Material

Silver, Gold(14K?)