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JBO006202

Atq Pueblo or Navajo Repouse & Stamped Silver Cuff c.1920~

Atq Pueblo or Navajo Repouse & Stamped Silver Cuff c.1920~
231,000 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)にリポウズとスタンプワークがシンプルながら効果的に施された作品。独特の上質感とオリジナリティを持ったハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代~1930年代頃に制作されたと思われる古い作品で、日本で『平打ち』と呼ばれるシンプルなバンドが、チェイシングやスタンプワークによって3分割にフレーミングされたデザインとなっており、どこか柔らかな表情を持ったスタンプ(鏨)の印象を含め、プエブロ(ナバホ以外のアメリカ中西部に起源を持つインディアン部族) のシルバースミスによる作品の可能性を感じさせるバングルです。
インディアンジュエリーの歴史では、シルバースミスの最初の一人とされているのは、ナバホの【Atsidi Sani】と言う人物ですが、そのあとそれほど長い時間を経ずにAtsidi Saniの息子によりズニ族へ、そしてズニ族からホピ族へとシルバースミスとしての技術が伝来しました。当時の作品はナバホのオールドスタイルをベースに、馬具などに見られるスパニッシュコロニアルスタイルやメキシカンシルバージュエリーの影響を受けながらそれぞれに発展していきますが、現代のような部族による作風の違いはほとんど見られず、1930年代以前には共通した造形スタイルの作品が作られていました。

本作もプエブロ・ナバホのどちらのシルバースミスの作品であるかを明確にすることは不可能ですが、プエブロの作品と推測される造形となっており、シンプルでどこかモダンな雰囲気さえ帯びたヒストリックなブレスレットとなっています。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されることで、大変硬く滑らかな質感を持ったバンドは、ハンマーワークで成形されている為にフロントとターミナル(両端)で少し厚みが異なっています。重さも<約38g>と、見た目以上に重厚な仕上がりとなっており、インゴットシルバーから成形された作品特有の特徴を備えた作品です。
そして、そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術と、細かくも力強いスタンプワークの技法を駆使しすることで、バンドを3分割するフレーミングが施されています。それらの枠の中に、それぞれ4ヶ所の『バンプアウト/リポウズ』という、型を用いてシルバーを叩き出し立体的な凸を作るシルバーワークが施されています。ティアドロップ型で、それほど大きなサイズのリポウズではありませんが、硬いシルバーが立体的に叩きだされており、抽象的な文様で構成されたブレスレットに、程よい迫力と奥行きをもたらすディテールとなっています。さらに、さり気なくも意味を感じさせるスタンプワークが刻まれており、雨粒や植物の種のように感じられますが、そのモチーフを知る術を持ちません。しかしながら、作者は何か意味を込めて生み出した造形・文様ではないかと思われ、その価値感や美意識、思いを宿した作品です。
また、こちらに施されているリポウズ/バンプアウトは、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。

こちらのようなアンティークジュエリーは、現代においてもリバイバル作品が制作されており、故【Al Somers】アル・ソマーズや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー氏、特にオーケーオインゲ(San Juan Pueblo/サンホァンプエブロ)の【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏(1946-)の作品において、こちらの作品に見られるようなデザイン・ディテールを踏襲したものがあります。本作はそれらの作品のオリジナルアンティーク作品であり、史料価値も高いピースです。


【Ingot Silver】インゴット(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なくジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、シルバーゲージ/プレート(銀板)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


プリミティブな技術によって形作られた作品であり、部分的には紋様の歪みや左右で非対称になっているハンドメイドらしいムラが見られます。しかしながら、それらもまた古拙の美として、作品の完成度を高いめているようです。
またそれに反して、独自性と造形センスにおいては、現代においても完成度が高くクリーンで、新鮮な印象さえ与え、アンティークインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、アートピースとしても美しい造形美と完成度を持った作品です。

突出した創造性を持つデザイン/造形により、素朴で渋い雰囲気と、どこか構築的な印象という相反する特徴を併せ持ったブレスレットとなっています。また、石が付かないために派手さが無くとても高い汎用性を示します。多くのスタイルに馴染みやすく、長年にわたってご愛用いただけると思われます。

本作のようなアンティークジュエリー作品は現存数が非常に少なく、類似した作品の多くが博物館に収蔵されている為、ミュージアムクオリティーと言える大変貴重なピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。 アンティーク作品の為、多少のシルバーのクスミや摩耗は見られますが、ダメージや修理跡などはありません。
また、ハンドメイドによる造形ですのでスタンプのズレ等、制作上のムラは見られます。
【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)にリポウズとスタンプワークがシンプルながら効果的に施された作品。独特の上質感とオリジナリティを持ったハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

1920年代~1930年代頃に制作されたと思われる古い作品で、日本で『平打ち』と呼ばれるシンプルなバンドが、チェイシングやスタンプワークによって3分割にフレーミングされたデザインとなっており、どこか柔らかな表情を持ったスタンプ(鏨)の印象を含め、プエブロ(ナバホ以外のアメリカ中西部に起源を持つインディアン部族) のシルバースミスによる作品の可能性を感じさせるバングルです。
インディアンジュエリーの歴史では、シルバースミスの最初の一人とされているのは、ナバホの【Atsidi Sani】と言う人物ですが、そのあとそれほど長い時間を経ずにAtsidi Saniの息子によりズニ族へ、そしてズニ族からホピ族へとシルバースミスとしての技術が伝来しました。当時の作品はナバホのオールドスタイルをベースに、馬具などに見られるスパニッシュコロニアルスタイルやメキシカンシルバージュエリーの影響を受けながらそれぞれに発展していきますが、現代のような部族による作風の違いはほとんど見られず、1930年代以前には共通した造形スタイルの作品が作られていました。

本作もプエブロ・ナバホのどちらのシルバースミスの作品であるかを明確にすることは不可能ですが、プエブロの作品と推測される造形となっており、シンプルでどこかモダンな雰囲気さえ帯びたヒストリックなブレスレットとなっています。
インゴットシルバー(銀塊)から成形されることで、大変硬く滑らかな質感を持ったバンドは、ハンマーワークで成形されている為にフロントとターミナル(両端)で少し厚みが異なっています。重さも<約38g>と、見た目以上に重厚な仕上がりとなっており、インゴットシルバーから成形された作品特有の特徴を備えた作品です。
そして、そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術と、細かくも力強いスタンプワークの技法を駆使しすることで、バンドを3分割するフレーミングが施されています。それらの枠の中に、それぞれ4ヶ所の『バンプアウト/リポウズ』という、型を用いてシルバーを叩き出し立体的な凸を作るシルバーワークが施されています。ティアドロップ型で、それほど大きなサイズのリポウズではありませんが、硬いシルバーが立体的に叩きだされており、抽象的な文様で構成されたブレスレットに、程よい迫力と奥行きをもたらすディテールとなっています。さらに、さり気なくも意味を感じさせるスタンプワークが刻まれており、雨粒や植物の種のように感じられますが、そのモチーフを知る術を持ちません。しかしながら、作者は何か意味を込めて生み出した造形・文様ではないかと思われ、その価値感や美意識、思いを宿した作品です。
また、こちらに施されているリポウズ/バンプアウトは、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。

こちらのようなアンティークジュエリーは、現代においてもリバイバル作品が制作されており、故【Al Somers】アル・ソマーズや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー氏、特にオーケーオインゲ(San Juan Pueblo/サンホァンプエブロ)の【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏(1946-)の作品において、こちらの作品に見られるようなデザイン・ディテールを踏襲したものがあります。本作はそれらの作品のオリジナルアンティーク作品であり、史料価値も高いピースです。


【Ingot Silver】インゴット(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なくジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、シルバーゲージ/プレート(銀板)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


プリミティブな技術によって形作られた作品であり、部分的には紋様の歪みや左右で非対称になっているハンドメイドらしいムラが見られます。しかしながら、それらもまた古拙の美として、作品の完成度を高いめているようです。
またそれに反して、独自性と造形センスにおいては、現代においても完成度が高くクリーンで、新鮮な印象さえ与え、アンティークインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、アートピースとしても美しい造形美と完成度を持った作品です。

突出した創造性を持つデザイン/造形により、素朴で渋い雰囲気と、どこか構築的な印象という相反する特徴を併せ持ったブレスレットとなっています。また、石が付かないために派手さが無くとても高い汎用性を示します。多くのスタイルに馴染みやすく、長年にわたってご愛用いただけると思われます。

本作のようなアンティークジュエリー作品は現存数が非常に少なく、類似した作品の多くが博物館に収蔵されている為、ミュージアムクオリティーと言える大変貴重なピースとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好です。 アンティーク作品の為、多少のシルバーのクスミや摩耗は見られますが、ダメージや修理跡などはありません。
また、ハンドメイドによる造形ですのでスタンプのズレ等、制作上のムラは見られます。
Size

メンズサイズ L - XL 程度

内径最大幅 約60.0㎜    正面幅(高さ) 約18.4㎜
内周 約143㎜    開口部 約24.5㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1inch 

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Silver
        約38.4g