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JBO056227

Vtg Navajo Hi-Grade No.8 Turquoise Row Cuff in Silver c.1955

Vtg Navajo Hi-Grade No.8 Turquoise Row Cuff in Silver c.1955
ask 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、澄んだ水色に強いブラックウェブが入り、非常に強い艶を持ったハイグレードナンバーエイトターコイズが5つ羅列されたローワークスタイルの作品。大変重厚で質の高いシルバーワークをベースとしており、石と銀細工の双方がハイエンドなミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。
また、殆ど使用されることなく保管されていたと思われる、素晴らしいコンディションも特筆すべき点となっています。

内側にはスクラッチによって『Chalmers』の文字が刻まれており、作者のホールマーク(サイン)である可能性が高いと思われますが、残念ながらその作者は不明です。

1950年代後半頃に作られた作品と思われ、重厚なのトライアングルワイヤー2本に挟まれるようにターコイズが並んでマウントされており『Row Work/ローワーク』と呼ばれる造形スタイルに仕上げられてます。
またそのベースとなっているバンドは、上下のトライアングルワイヤーだけでなく、中央に2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーをハンマーワークによってフラットなシェイプに成形したワイヤーが配されており、非常に手の込んだ端正なシルバーワークも特徴的な作品です。さらに、トライアングルワイヤーには力強いスタンプワークが刻まれ、ターコイズのベゼル(覆輪)にはそれぞれツイステッドワイヤーが施されています。そして、フロント3つのターコイズの外側には、ラウンドワイヤーにカッティングを施した装飾が配されており、さり気なくバーストデザインを生み、ターコイズの美しさを強調しています。
さらに、ターミナル部分に小さなタブパーツが備えられており、バンドを構成する3本のワイヤーがしっかりとまとめられています。伝統的でプリミティブな技術を駆使したシルバーワークですが、細部まで美意識を感じさせる凝った造作となっています。

このような石を連続してセットしたローワークはナバホのトラディショナルなスタイルの一つであり、とても男性的で威厳のある印象を作りターコイズの際立った存在感を強調・演出します。
また、本作のような上下にトライアングルワイヤーを配し、その間に石をマウントする造形スタイルは、インディアンジュエリーの古典期から見られる造形であり、1930年代以降にはナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)等も多くの類似した作品を残しており、1950年代~1970年代には、こちらも巨匠である【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等が多く制作したスタイル。またそれは今も受け継がれており、現代最高峰の技術を持つ作家の一人である【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が制作を続ける造形スタイルです。
それらの中でも本作は、カッティングが施されたラウンドワイヤーのディテールなどから【Seligman's】セリグマンズで制作された作品である事が想起される個体となっています。

マウントされたターコイズは、非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズです。大変貴重なハイグレード以上にグレーディングできる無添加ナチュラルターコイズであり、宝石としても高く評価できる石です。とても澄んだ水色に強いブラックウェブが入り、高い硬度を感じさせる素晴らしいハイグロスを保っています。ルースとしてカットされた高さには少しばらつきがありますが、全て同じ原石からカットされたと推測されるマッチングも完璧なローワークとなっています。
オールドナンバーエイトのブラックウェブ、数十年を経過してなおこの美しい青さ保ち、ナンバーエイト独特の魅力を湛えています。おそらく未使用に近いコンディションであり、その保存状態も希少価値を高めています。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Seligman's】セリグマンズは、1882年にニューメキシコ州のアルバカーキの少し北に位置するベルナリージョという町で【Nathan Bibo】ネイサン・ビボ と【Simon Bibo】サイモン・ビボによって創業されたトレーディングポストが前身となっています。
二人の経営者の甥である【Siegeried Seligman】ジークフリード・セリグマンと【Julius Seligman】ユリウス・セリグマンも1902年から共に働き始め、その二人が1904年頃には新しい経営者として会社を買い取っています。そして、その頃から業績も上向いていったようです。ジークフリートとユリウスは、会社名を【Bernalillo Mercantile Company】ベルナリージョ・マーカンタイル・カンパニーに改め、支店をオープンさせたり商品の拡充を図り、ベルナリージョにある本店では、12,000平方フィートの広さに金物・食料・雑貨・衣類・材木から棺まで、あらゆる商品を取り揃えていました。さらに、多くのプエブロインディアンと取引することで彼らの生活を支え、ホピのマンタ(服の代わりになるようなブランケット/ショール)等を大量に流通させたとされています。また、それらの取引は、その他のインディアン工芸品へも幅広く展開し、古いサントドミンゴ/キワ族のポッテリーをリバイバル制作して販売したことでも有名です。
そして、1930年代入るとジークフリートとユリウスはジュエリーの企画・販売を開始します。オーナーである二人がデザインに携わり、1939年まではたった2人のシルバースミスが制作を担当していましたが、工房の規模は拡大され、1940年には12人ものシルバースミスを雇い入れています。彼らの内11人はナバホの職人で構成され、ギャラップの周辺やシップロック出身者だったとされています。彼らは、5週間働いたあと2週間は休みが与えられ帰省することができたようで、当時多く存在したインディアンクラフト工房の中でも大変手厚い待遇だったようです。
また、セリグマンズの工房ではバッファー(仕上げ工程で磨きをかける機械工具)以外の機械は一切使用されず、職人はそれぞれの作業用ベンチが与えられて、全行程を一人の職人が担当していました。

1946年には店舗と住居を共にアルバカーキに移転。当時、シルバージュエリー制作の核となったのはナバホ出身の2人のシルバースミスで、【Merejido Chavez】メレヒルド・チャベスと【John Dennison】ジョン・デニソンという人物でした。メレヒルド・チャベスは以前に【Bell Trading Post】ベルトレーディングポストで働いていた経歴を持ち、セリグマンのジュエリーの中でも秀作が多く残されているツイステッドワイヤーを用いた作品は、ジークフリートがデザインし、メレヒルド・チャベスが制作したとされており、それらのデザインはセリグマンの1949年頃のカタログにイラストが掲載されており、その表紙にはもう一人のシルバースミスであるジョン・デニソンの写真が掲載されています。

そして、1959年にはインディアンジュエリーの中でもツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンによって買収されました。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。
チャケリアンが買収後のセリグマンズでは、すでに一部で機械工程も導入され始めていたようですが、やはり古い製法を尊重し【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に高い技術を持った職人と共にデザイン/造形はモダンなものに進化させられ、伝統技術と共に後進に受け継がれていきました。
インディアンクラフトが産業化されていく工程をなぞる様にその歴史を刻んだショップであり、経営者が変わりながらその業態も変化したようですが、なぜかいつの時代でも、他の工房に比べ異彩を放つ独自性と技術を必要とするジュエリーの造形/デザインを生み出し続けた工房です。
おそらくチャケリアンが経営する時代のものは『HAND MADE』の刻印の上にアーチ状の『INDIAN』が刻印されています。


本作の正確な制作背景は不明ですが、セリグマンズで作られた作品の中に類似した特徴を持つ作品が発見されており、やはりジェムクオリティターコイズを入手できる有力な工房・トレーディングポストで作られた作品であることが判ります。
そのような限られた工房や作家以外には入手が難しかった特別な質を持つジェムクオリティターコイズと、重厚で卓越した技術によるエスニシティなシルバーワークが織りなす造形美、そしてその迫力は、歴史を感じさせる奥行きを持っており、ジュエリーとしての品位とビンテージインディアンジュエリー特有のアーシーな雰囲気を併せ持っています。

また、ターコイズが羅列されたローワークデザインは男性的な強さを感じさせ、約1インチ(2.5㎝)の幅は、迫力のあるボリューム感となっていますが、インディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな印象と、クラシックでエレガントな美しさという相反する表情を併せ持ち上質感を漂わせる完成度は、ノスタルジーなイメージやビンテージスタイルにはもちろん、ドレスや少しフォーマルなスタイルにもフィットすると思われます。

本作のようにアンティーク作品において、ハイグレードターコイズがセットされた作品は非常に貴重であり、質の高いターコイズが作り上げる悠然とした存在感と、それをバックアップする確かな技術力・造形力が注がれたシルバーワークは、アートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価できます。
そしてその希少性・芸術性によりミュージアムクオリティーを誇る作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも非常に良好なミントコンディション。ハンドメイド独特の制作上のムラや僅かなシルバーのクスミ等は見られますが、おそらく未使用に近い状態で保管されていた作品です。
また、ターコイズにはマトリックス部分に凹凸やクラックの様な部分が見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ特徴であり、ダメージではありません。現在も信じられない程に素晴らしい艶を保っています。


◆こちらの価格につきましてはお問い合わせください。
お手数ですが、お問い合わせ作品名・アイテムコード・お名前・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、澄んだ水色に強いブラックウェブが入り、非常に強い艶を持ったハイグレードナンバーエイトターコイズが5つ羅列されたローワークスタイルの作品。大変重厚で質の高いシルバーワークをベースとしており、石と銀細工の双方がハイエンドなミュージアムクオリティを誇るアンティーク/ビンテージバングルです。
また、殆ど使用されることなく保管されていたと思われる、素晴らしいコンディションも特筆すべき点となっています。

内側にはスクラッチによって『Chalmers』の文字が刻まれており、作者のホールマーク(サイン)である可能性が高いと思われますが、残念ながらその作者は不明です。

1950年代後半頃に作られた作品と思われ、重厚なのトライアングルワイヤー2本に挟まれるようにターコイズが並んでマウントされており『Row Work/ローワーク』と呼ばれる造形スタイルに仕上げられてます。
またそのベースとなっているバンドは、上下のトライアングルワイヤーだけでなく、中央に2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーをハンマーワークによってフラットなシェイプに成形したワイヤーが配されており、非常に手の込んだ端正なシルバーワークも特徴的な作品です。さらに、トライアングルワイヤーには力強いスタンプワークが刻まれ、ターコイズのベゼル(覆輪)にはそれぞれツイステッドワイヤーが施されています。そして、フロント3つのターコイズの外側には、ラウンドワイヤーにカッティングを施した装飾が配されており、さり気なくバーストデザインを生み、ターコイズの美しさを強調しています。
さらに、ターミナル部分に小さなタブパーツが備えられており、バンドを構成する3本のワイヤーがしっかりとまとめられています。伝統的でプリミティブな技術を駆使したシルバーワークですが、細部まで美意識を感じさせる凝った造作となっています。

このような石を連続してセットしたローワークはナバホのトラディショナルなスタイルの一つであり、とても男性的で威厳のある印象を作りターコイズの際立った存在感を強調・演出します。
また、本作のような上下にトライアングルワイヤーを配し、その間に石をマウントする造形スタイルは、インディアンジュエリーの古典期から見られる造形であり、1930年代以降にはナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)等も多くの類似した作品を残しており、1950年代~1970年代には、こちらも巨匠である【Fred Thompson】フレッド・トンプソン(1921or1922-2002)等が多く制作したスタイル。またそれは今も受け継がれており、現代最高峰の技術を持つ作家の一人である【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等が制作を続ける造形スタイルです。
それらの中でも本作は、カッティングが施されたラウンドワイヤーのディテールなどから【Seligman's】セリグマンズで制作された作品である事が想起される個体となっています。

マウントされたターコイズは、非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズです。大変貴重なハイグレード以上にグレーディングできる無添加ナチュラルターコイズであり、宝石としても高く評価できる石です。とても澄んだ水色に強いブラックウェブが入り、高い硬度を感じさせる素晴らしいハイグロスを保っています。ルースとしてカットされた高さには少しばらつきがありますが、全て同じ原石からカットされたと推測されるマッチングも完璧なローワークとなっています。
オールドナンバーエイトのブラックウェブ、数十年を経過してなおこの美しい青さ保ち、ナンバーエイト独特の魅力を湛えています。おそらく未使用に近いコンディションであり、その保存状態も希少価値を高めています。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Seligman's】セリグマンズは、1882年にニューメキシコ州のアルバカーキの少し北に位置するベルナリージョという町で【Nathan Bibo】ネイサン・ビボ と【Simon Bibo】サイモン・ビボによって創業されたトレーディングポストが前身となっています。
二人の経営者の甥である【Siegeried Seligman】ジークフリード・セリグマンと【Julius Seligman】ユリウス・セリグマンも1902年から共に働き始め、その二人が1904年頃には新しい経営者として会社を買い取っています。そして、その頃から業績も上向いていったようです。ジークフリートとユリウスは、会社名を【Bernalillo Mercantile Company】ベルナリージョ・マーカンタイル・カンパニーに改め、支店をオープンさせたり商品の拡充を図り、ベルナリージョにある本店では、12,000平方フィートの広さに金物・食料・雑貨・衣類・材木から棺まで、あらゆる商品を取り揃えていました。さらに、多くのプエブロインディアンと取引することで彼らの生活を支え、ホピのマンタ(服の代わりになるようなブランケット/ショール)等を大量に流通させたとされています。また、それらの取引は、その他のインディアン工芸品へも幅広く展開し、古いサントドミンゴ/キワ族のポッテリーをリバイバル制作して販売したことでも有名です。
そして、1930年代入るとジークフリートとユリウスはジュエリーの企画・販売を開始します。オーナーである二人がデザインに携わり、1939年まではたった2人のシルバースミスが制作を担当していましたが、工房の規模は拡大され、1940年には12人ものシルバースミスを雇い入れています。彼らの内11人はナバホの職人で構成され、ギャラップの周辺やシップロック出身者だったとされています。彼らは、5週間働いたあと2週間は休みが与えられ帰省することができたようで、当時多く存在したインディアンクラフト工房の中でも大変手厚い待遇だったようです。
また、セリグマンズの工房ではバッファー(仕上げ工程で磨きをかける機械工具)以外の機械は一切使用されず、職人はそれぞれの作業用ベンチが与えられて、全行程を一人の職人が担当していました。

1946年には店舗と住居を共にアルバカーキに移転。当時、シルバージュエリー制作の核となったのはナバホ出身の2人のシルバースミスで、【Merejido Chavez】メレヒルド・チャベスと【John Dennison】ジョン・デニソンという人物でした。メレヒルド・チャベスは以前に【Bell Trading Post】ベルトレーディングポストで働いていた経歴を持ち、セリグマンのジュエリーの中でも秀作が多く残されているツイステッドワイヤーを用いた作品は、ジークフリートがデザインし、メレヒルド・チャベスが制作したとされており、それらのデザインはセリグマンの1949年頃のカタログにイラストが掲載されており、その表紙にはもう一人のシルバースミスであるジョン・デニソンの写真が掲載されています。

そして、1959年にはインディアンジュエリーの中でもツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンによって買収されました。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。
チャケリアンが買収後のセリグマンズでは、すでに一部で機械工程も導入され始めていたようですが、やはり古い製法を尊重し【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に高い技術を持った職人と共にデザイン/造形はモダンなものに進化させられ、伝統技術と共に後進に受け継がれていきました。
インディアンクラフトが産業化されていく工程をなぞる様にその歴史を刻んだショップであり、経営者が変わりながらその業態も変化したようですが、なぜかいつの時代でも、他の工房に比べ異彩を放つ独自性と技術を必要とするジュエリーの造形/デザインを生み出し続けた工房です。
おそらくチャケリアンが経営する時代のものは『HAND MADE』の刻印の上にアーチ状の『INDIAN』が刻印されています。


本作の正確な制作背景は不明ですが、セリグマンズで作られた作品の中に類似した特徴を持つ作品が発見されており、やはりジェムクオリティターコイズを入手できる有力な工房・トレーディングポストで作られた作品であることが判ります。
そのような限られた工房や作家以外には入手が難しかった特別な質を持つジェムクオリティターコイズと、重厚で卓越した技術によるエスニシティなシルバーワークが織りなす造形美、そしてその迫力は、歴史を感じさせる奥行きを持っており、ジュエリーとしての品位とビンテージインディアンジュエリー特有のアーシーな雰囲気を併せ持っています。

また、ターコイズが羅列されたローワークデザインは男性的な強さを感じさせ、約1インチ(2.5㎝)の幅は、迫力のあるボリューム感となっていますが、インディアンジュエリー独特の武骨でワイルドな印象と、クラシックでエレガントな美しさという相反する表情を併せ持ち上質感を漂わせる完成度は、ノスタルジーなイメージやビンテージスタイルにはもちろん、ドレスや少しフォーマルなスタイルにもフィットすると思われます。

本作のようにアンティーク作品において、ハイグレードターコイズがセットされた作品は非常に貴重であり、質の高いターコイズが作り上げる悠然とした存在感と、それをバックアップする確かな技術力・造形力が注がれたシルバーワークは、アートピース・ウェアラブルアートとしても高く評価できます。
そしてその希少性・芸術性によりミュージアムクオリティーを誇る作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも非常に良好なミントコンディション。ハンドメイド独特の制作上のムラや僅かなシルバーのクスミ等は見られますが、おそらく未使用に近い状態で保管されていた作品です。
また、ターコイズにはマトリックス部分に凹凸やクラックの様な部分が見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ特徴であり、ダメージではありません。現在も信じられない程に素晴らしい艶を保っています。


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Size

メンズサイズ M - L 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約61.1㎜    正面幅(高さ) 約25.8㎜
内周 約138㎜    開口部 約31㎜
Inside Measurement 5 7/16inch   opening 1 1/4inch 

ターコイズ(中央の石) 縦 約9.3㎜  横 約16.2㎜

※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店で調整後のお渡しが可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver, High Grade Number Eight Turquoise
        約74.5g