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JRO016154

【Joe Chee】Navajo Mens Silver Ring w/Rhombus Turquoise c.1965

【Joe Chee】Navajo Mens Silver Ring w/Rhombus Turquoise c.1965
94,600 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの弟であり、質の高いジュエリーを遺している作家【Joe Chee】ジョー・チー作品。重厚なシルバーワークによって形作られたメンズサイズのピースで、珍しいRhombus Shape/菱型にカットされたターコイズがメインに構成されたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1960年代後半~1970年代頃に作られた作品と思われ、オーバーレイ技術を駆使したシャンクをベースに、大きくカットされた菱形/ダイヤ型のグリーンターコイズが立体的にマウントされています。その石の両サイドとシャンクの間にはシルバーボールが配されており、立体的な構造を巧みに利用しナバホジュエリーらしいディテールが施されています。さらに、その石を留めるベゼル(覆輪)の外側には影が生まれるオーバーレイの造形が採用されることで、石の色彩を際立たせています。また、細部まで丁寧なシルバーワークで仕上げられており、上下のエッジを丸く鞣していることで造形に柔らかな質感を与え、さり気ない仕事ながら特別な上質感を生み出すディテールとなっています。

ジュエリーの彫金では『ロストワックス製法』や、工業的な量産が可能な『スピンキャスト成形』が一般的な製法となっていますが、インディアンジュエリーでは素材となる金属を切る・曲げる・繋げる等の加工によってジュエリーを作り出す『地金製法』が主だった製法となっています。そのような地金製法では、地金の厚さが制作の難易度や手間に直結し、リングという小さなアイテムを本作の様に厚いシルバーで形作っていくには高い技術や多くの時間を必要とします。その為、こちらの作品ではダイヤ型にカットされたターコイズや秀逸なデザイン/造形が特徴となっていますが、それらと共に厚い地金のシャンクと武骨なシルバーワークが特筆すべきポイントとなっています。


【Joe Chee】ジョー・チーは、1910年代生まれのナバホ族の作家であり、兄である【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)に比べると知名度は劣りますが、作品のオリジナリティやシルバーワークは素晴らしいクオリティを誇ります。
そのキャリアは不明な部分が多いですが、1930年代にはシルバースミスとして活動を始めていたようで、キャリア序盤では【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストに所属していたという資料が残っており、おそらく1960年代後半以降には、ターコイズビジネスにおいて有力であった【Zachary Family】ザッカリーファミリーの為にジュエリーを制作していました。本作もおそらくその当時に制作された作品と推測されます。
ナバホジュエリーの伝統的な技術を駆使しながら、オリジナリティのある華やかなデザインの作品が多く残されており、上質なターコイズナゲットをマウントした作品や、コーラル(珊瑚)を用いた作品も多い作家です。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをマウントした作品や、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されています。また、1931年に組織されたトレーダーの組合である【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)における『UITA22』のホールマークでも知られています。


本作は遺されているJoe Cheeの作品の中でも、デザインのバランスが美しく高い完成度も持った作品です。大変重厚で丁寧なシルバーワークをベースに、菱形/ダイヤモンドシェイプにカットされた存在感のあるターコイズがマウントされることで、クラシックでミッドセンチュリーアメリカンな印象と独特な迫力を持ち、ビンテージジュエリーでありながら現代的でクリーンな印象に仕上げられたリングです。

伝統的な技術を応用して作り上げられたリングですが、強い独自性と突出した造形センスを感じさせ、他に類似するもののないデザイン/造形。確認されている現存数の少ないJoe Cheeのリングであり、希少性と共に資料価値も高いビンテージジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラ等は見られますが、ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホの巨匠【Mark Chee】マーク・チーの弟であり、質の高いジュエリーを遺している作家【Joe Chee】ジョー・チー作品。重厚なシルバーワークによって形作られたメンズサイズのピースで、珍しいRhombus Shape/菱型にカットされたターコイズがメインに構成されたハイエンドなアンティーク/ビンテージリングです。

1960年代後半~1970年代頃に作られた作品と思われ、オーバーレイ技術を駆使したシャンクをベースに、大きくカットされた菱形/ダイヤ型のグリーンターコイズが立体的にマウントされています。その石の両サイドとシャンクの間にはシルバーボールが配されており、立体的な構造を巧みに利用しナバホジュエリーらしいディテールが施されています。さらに、その石を留めるベゼル(覆輪)の外側には影が生まれるオーバーレイの造形が採用されることで、石の色彩を際立たせています。また、細部まで丁寧なシルバーワークで仕上げられており、上下のエッジを丸く鞣していることで造形に柔らかな質感を与え、さり気ない仕事ながら特別な上質感を生み出すディテールとなっています。

ジュエリーの彫金では『ロストワックス製法』や、工業的な量産が可能な『スピンキャスト成形』が一般的な製法となっていますが、インディアンジュエリーでは素材となる金属を切る・曲げる・繋げる等の加工によってジュエリーを作り出す『地金製法』が主だった製法となっています。そのような地金製法では、地金の厚さが制作の難易度や手間に直結し、リングという小さなアイテムを本作の様に厚いシルバーで形作っていくには高い技術や多くの時間を必要とします。その為、こちらの作品ではダイヤ型にカットされたターコイズや秀逸なデザイン/造形が特徴となっていますが、それらと共に厚い地金のシャンクと武骨なシルバーワークが特筆すべきポイントとなっています。


【Joe Chee】ジョー・チーは、1910年代生まれのナバホ族の作家であり、兄である【Mark Chee】マーク・チー(1914-1981)に比べると知名度は劣りますが、作品のオリジナリティやシルバーワークは素晴らしいクオリティを誇ります。
そのキャリアは不明な部分が多いですが、1930年代にはシルバースミスとして活動を始めていたようで、キャリア序盤では【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストに所属していたという資料が残っており、おそらく1960年代後半以降には、ターコイズビジネスにおいて有力であった【Zachary Family】ザッカリーファミリーの為にジュエリーを制作していました。本作もおそらくその当時に制作された作品と推測されます。
ナバホジュエリーの伝統的な技術を駆使しながら、オリジナリティのある華やかなデザインの作品が多く残されており、上質なターコイズナゲットをマウントした作品や、コーラル(珊瑚)を用いた作品も多い作家です。


【Mark Chee】マーク・チーは、1914年にアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、やはりインディアンスクールの彫金クラスにおいて、シルバースミスとしての技術を学んだようです。 若いころは、【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】=【Ganscraft】ガンズクラフト社に在籍していたり、Frank Pataniaの経営する【Thunderbird Shop】で石のカッターとして所属していた記録が残っています。1950年代には、非常に熟練した技術を持つシルバースミスとして高く評価されるに至り、その技術はナバホのトラディッショナルスタイルだけにとどまらず、ターコイズインレイやシルバービーズを用いたジュエリー等、多岐にわたる技術を身に付けていました。1960年代~70年代にはアートショーにおけるアワード受賞リボンを多数獲得しています。
他に類を見ない厚いバンド(地金)にターコイズをマウントした作品や、やはりとても太いトライアングルワイヤーに挟み込むように美しいターコイズをセットしたバングル等が代表的です。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されています。また、1931年に組織されたトレーダーの組合である【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)における『UITA22』のホールマークでも知られています。


本作は遺されているJoe Cheeの作品の中でも、デザインのバランスが美しく高い完成度も持った作品です。大変重厚で丁寧なシルバーワークをベースに、菱形/ダイヤモンドシェイプにカットされた存在感のあるターコイズがマウントされることで、クラシックでミッドセンチュリーアメリカンな印象と独特な迫力を持ち、ビンテージジュエリーでありながら現代的でクリーンな印象に仕上げられたリングです。

伝統的な技術を応用して作り上げられたリングですが、強い独自性と突出した造形センスを感じさせ、他に類似するもののないデザイン/造形。確認されている現存数の少ないJoe Cheeのリングであり、希少性と共に資料価値も高いビンテージジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションはシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラ等は見られますが、ターコイズも含め大変良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 21.5号  円周 約 62.3㎜    us 10.5
正面幅 約 28.2㎜
ターコイズサイズは 19.1㎜×18.9㎜ 程度

Material

Silver, Green Turquoise