ITEM CODE:
JBO006105

Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff c.1930~

Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff c.1930~
143,000 円(税込)
143,000 円(税込)
Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
  • Historic Navajo Stamped & Filed Heavy Silver Cuff  c.1930~
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、とても硬く重厚で独特なシェイプを持つシルバーバンドをベースに、力強く刻まれたスタンプワークとファイルワークという削る技術のみで大胆なバーストデザインが構成された作品。プリミティブな技術ながら彫りが深く立体的に造形されており、ハイエンドでヒストリックな背景を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

本作のようなデザイン/造形スタイルを持つ作品は、古くからアメリカ中西部で点在していた【Indian School】インディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていた記録が残っています。また、1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では、類似した作品が1947年頃のアリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで販売された作品と紹介されており、それらのどちらかで制作されたピースと思われます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。
また、アメリカ国内の書籍において、1920年代の作品として紹介されている事もありますが、おそらく1930年代~1950年代頃に作られたものと推測されます。

ある程度サンドキャスト(砂型鋳物)で成形したインゴットシルバー(銀塊)をベースに、ハンマーによるパウンティングとスタンプ、ファイルワークと呼ばれる削るだけの技術で丁寧に造形されたバングル。そのバンドは独特の特徴的な造形を持ち、フロント部分が厚いフラットワイヤー(長方形の断面)で、ライン模様の刻まれていないサイド~ターミナル(両端)にかけては断面が三角形のトライアングルワイヤーと半円型のハーフラウンドワイヤーの中間的なシェイプに成形されています。
そこにバースト状に深くライン模様が刻まれ、連続したダイヤモンド型のデザインが立体的に浮かび上がります。また、ターミナル(両端)には削り出しによって厚く造形され、タブパーツを備えている様な仕様となっています。このようなターミナルのディテールも、前述のAmbrose Roanhorseによって完成された技術とされ、バングルの摩耗を防ぐ質実剛健なディテールであり、細部まで美意識を感じさせる造りとなっています。

これら全てのシルバーワークやディテールは全て原始的なもので、インディアンジュエリー創成期からの技術を継承した作品であり、やはりインディアンスクール彫金クラスの教材作品として相応しいブレスレットであることが判ります。手間を惜しまないシルバーワークによって形作られることで、独特なバンドのシェイプが生み出され、ナバホジュエリーらしい手仕事の温もりとエスニシティな魅力を放ちながら、エッジ―で現在においてもアヴァンギャルドに感じられる表情が与えられています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。
また、こちらの作品はアメリカ中西部に点在しているインディアンスクールの中でもニューメキシコ州サンタフェにあるサンタフェ・インディアンスクール(SFIS)(1890年設立)で作られた説が有力です。銀を溶かし、サンドキャストで棒状(インゴット)に成形した後、伸ばし叩くことによってバングルへと成形していく製法は、大変原始的な手法でありインディアンジュエリーのとても重要なファクターです。 こちらの作品はそれを体現し、手本・サンプルとしてとても優れた造形のため、とても長く教材として制作されたものとおもわれます。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースは、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


こちらの作品が持つ造形スタイルやその製法は、セカンドジェネレーション(1900-1920年代)以前から伝わる古い技術を踏襲しており、サードジェネレーション(1930-1950年代)以降はナバホギルドやサンタフェのインディアンスクールでクリーンでモダンな表情が付加され、前述のAmbrose Roanhorseをはじめとするアーティストにより後進に伝えられていきました。
現在では、Cochitiの【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏やOhkay Owingehの【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏などがこちらの様な技術を守って、同スタイルの作品を作っていますが、アンティーク/ビンテージのピースはほとんど市場に出ているものを見かけない個体でもあり、その希少価値を高めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作も、ある程度キャストで成形されたインゴットシルバーをベースに、ハンマーワークとファイルワークというナバホジュエリーの伝統的で基本的な技術によって形作られています。また、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は大変硬く滑らかで、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

古典期からの伝統を守るナバホジュエリーの根源的な作品でありながら、インディアンジュエリーではないような現代的な表情も感じさせるピース。また、シルバーのみで構成されたソリッドな印象により、派手な存在感は持っていませんが、洗練されたシルバーワークとデザインによって、多くのコーディネイトによく馴染み、あらゆるシーンにフィットする為、長年にわたってご愛用頂けるバングルです。

歴史的な背景から、高い資料価値も有するアンティークジュエリーです。工芸品として練り上げられたハイエンドな作品であり、普遍的な造形美はアートピース・ウェアラブルアートとしても評価される大変コレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、とても硬く重厚で独特なシェイプを持つシルバーバンドをベースに、力強く刻まれたスタンプワークとファイルワークという削る技術のみで大胆なバーストデザインが構成された作品。プリミティブな技術ながら彫りが深く立体的に造形されており、ハイエンドでヒストリックな背景を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

本作のようなデザイン/造形スタイルを持つ作品は、古くからアメリカ中西部で点在していた【Indian School】インディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていた記録が残っています。また、1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では、類似した作品が1947年頃のアリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで販売された作品と紹介されており、それらのどちらかで制作されたピースと思われます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。
また、アメリカ国内の書籍において、1920年代の作品として紹介されている事もありますが、おそらく1930年代~1950年代頃に作られたものと推測されます。

ある程度サンドキャスト(砂型鋳物)で成形したインゴットシルバー(銀塊)をベースに、ハンマーによるパウンティングとスタンプ、ファイルワークと呼ばれる削るだけの技術で丁寧に造形されたバングル。そのバンドは独特の特徴的な造形を持ち、フロント部分が厚いフラットワイヤー(長方形の断面)で、ライン模様の刻まれていないサイド~ターミナル(両端)にかけては断面が三角形のトライアングルワイヤーと半円型のハーフラウンドワイヤーの中間的なシェイプに成形されています。
そこにバースト状に深くライン模様が刻まれ、連続したダイヤモンド型のデザインが立体的に浮かび上がります。また、ターミナル(両端)には削り出しによって厚く造形され、タブパーツを備えている様な仕様となっています。このようなターミナルのディテールも、前述のAmbrose Roanhorseによって完成された技術とされ、バングルの摩耗を防ぐ質実剛健なディテールであり、細部まで美意識を感じさせる造りとなっています。

これら全てのシルバーワークやディテールは全て原始的なもので、インディアンジュエリー創成期からの技術を継承した作品であり、やはりインディアンスクール彫金クラスの教材作品として相応しいブレスレットであることが判ります。手間を惜しまないシルバーワークによって形作られることで、独特なバンドのシェイプが生み出され、ナバホジュエリーらしい手仕事の温もりとエスニシティな魅力を放ちながら、エッジ―で現在においてもアヴァンギャルドに感じられる表情が与えられています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。
また、こちらの作品はアメリカ中西部に点在しているインディアンスクールの中でもニューメキシコ州サンタフェにあるサンタフェ・インディアンスクール(SFIS)(1890年設立)で作られた説が有力です。銀を溶かし、サンドキャストで棒状(インゴット)に成形した後、伸ばし叩くことによってバングルへと成形していく製法は、大変原始的な手法でありインディアンジュエリーのとても重要なファクターです。 こちらの作品はそれを体現し、手本・サンプルとしてとても優れた造形のため、とても長く教材として制作されたものとおもわれます。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースは、後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。


こちらの作品が持つ造形スタイルやその製法は、セカンドジェネレーション(1900-1920年代)以前から伝わる古い技術を踏襲しており、サードジェネレーション(1930-1950年代)以降はナバホギルドやサンタフェのインディアンスクールでクリーンでモダンな表情が付加され、前述のAmbrose Roanhorseをはじめとするアーティストにより後進に伝えられていきました。
現在では、Cochitiの【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース氏やOhkay Owingehの【Mike Bird Romero】マイク・バード・ロメロ氏などがこちらの様な技術を守って、同スタイルの作品を作っていますが、アンティーク/ビンテージのピースはほとんど市場に出ているものを見かけない個体でもあり、その希少価値を高めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作も、ある程度キャストで成形されたインゴットシルバーをベースに、ハンマーワークとファイルワークというナバホジュエリーの伝統的で基本的な技術によって形作られています。また、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は大変硬く滑らかで、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

古典期からの伝統を守るナバホジュエリーの根源的な作品でありながら、インディアンジュエリーではないような現代的な表情も感じさせるピース。また、シルバーのみで構成されたソリッドな印象により、派手な存在感は持っていませんが、洗練されたシルバーワークとデザインによって、多くのコーディネイトによく馴染み、あらゆるシーンにフィットする為、長年にわたってご愛用頂けるバングルです。

歴史的な背景から、高い資料価値も有するアンティークジュエリーです。工芸品として練り上げられたハイエンドな作品であり、普遍的な造形美はアートピース・ウェアラブルアートとしても評価される大変コレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミや細かなキズ、ハンドメイド特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージの無い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度

内径最大幅 約61.8㎜    正面幅(高さ) 約10.3㎜
内周 約140㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 1/8inch 

※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けください。

Material

Ingot Silver
        約37.8g