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JOP005095

【Bernard Dawahoya】Vtg SunFace Overlay Clipon Earrings c.1960

【Bernard Dawahoya】Vtg SunFace Overlay Clipon Earrings c.1960
31,900 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)による古い作品で、ホピの代表的な技法であるオーバーレイにより、サンフェイスが形作られたクリップタイプのアンティーク/ビンテージイヤリングです。

同作者のホールマーク(作者のサイン)と共に、オーバーレイ技法を使ったジュエリーを専門に制作販売したショップ【Hopi Crafts】ホピクラフツのショップマークが刻まれており、Bernard Dawahoyaの長いキャリアの中でも1960年代前半頃の作品であることが推測される作品です。

既に完成されたオーバーレイ技法によって構成されており、現代のオーバーレイ作品に比べ、カッティングされた厚いシルバープレートが薄いシルバープレートを土台として張り合わされています。土台となっているシルバーには細かなテクスチャも刻まれることで複雑な表情が与えられ、エッジの『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる動きのあるシェイプがとても綺麗にカッティングされているディテールだけでも名工と呼ばれた作者の卓越した技術を垣間見ることが出来ます。さらに、ハンマーワークによって全体にコンチョの様なアールがつけられ、立体的で美しい曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。
モチーフは、ホピを代表するSun Face/サンフェイスとなっており、質実剛健なシルバーワークに反して愛らしくキャッチーな印象のデザインに仕上げられています。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤは1935年又は1936年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Snow』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。1956年頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたとされており、長いキャリアを持つ巨匠の一人です。10代のころは叔父である【Sidney Sekakuku Jr.】シドニー・セカククの元で牧畜の仕事をしながらシルバーワークを教わり、同じく同氏族(親戚)の【Washington Talayumptewa】ワシントン・タラユンプテワらをも師としてトラディショナルなシルバーワークを習得していきました。
1960年代前半頃には、創業したばかりのHopi Craftsにも協力していました。本作もその当時に制作された作品です。その時に同じく同ショップに在籍していた巨匠の一人であるHarry Sakyesvaにシルバーワークを教わり、当時新しいデザインを多く生み出していた【Peter Shelton】ピーター・シェルトンにも大きな影響を受けたようです。その後、1966年には【Dawa's Hopi Arts and Crafts】ダワズホピアーツアンドクラフツをオープンします。そして、1970年代以降にはションゴポーヴィにおいて多大な影響力を持ち、多くの後進をワークショップや自身の経営する店を通じて支援・教育しました。その教え子には自身の娘婿であり、現在も活躍するベテラン作家の【Anderson Koinva】アンダーソン・コインヴァ(1956-)等がいます。また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し1989年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。

トラディショナルなホピジュエリーの大家であり、Victor Coochwytewaや【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)と近い世代の為、並んで評価されることが多い作家ですが、よく見ていると正確で実直なオーバーレイ技術とは相反するデザインのヌケや可愛さ、愛嬌がBernard Dawahoyaの魅力であり、優しくおおらかな人柄が作品に表れていると思います。
ジュエリー以外のアート作品制作にも精力的で、特にキャリア後半ではジュエリーの制作は比較的少なかったこともあり、現在では希少でコレクタブルな作家となっています。2010年に惜しまれながらお亡くなりになられています。


【Hopi Crafts】ホピクラフツは、ホートビラ出身の【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワ兄弟によって、1960年に創業したホピのオーバーレイを用いた作品を専門的に扱った工房でありショップです。当時は、シルバーワーク技術指導に巨匠【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァを招いていました。1962年にはホピネーション内であるカイコツムービービレッジに移り、1983年頃まで営業していました。【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ以外にも【Eldon James】エルドン・ジェームス等多数の名工が在籍した工房です。


本作もBernard Dawahoyaの完成されたシルバーワークと、独特なリラックス感を持った感性が感じられる貴重な作品です。素朴でナチュラルな表情ながら洗練された完成度と、それほど大きな作品ではありませんが、力強い存在感を持ったピースとなっています。

オーセンティックなラウンドシェイプを基調とし、使いやすいサイズ感も含め多くのスタイルに良く馴染み使いやすい作品。クリップタイプの為、多くの方にお使いいただきやすいのも特徴的なイヤリングです。

ホピ独特のどこか優し気で日本人にも共通する図案化された自然モチーフは素朴でナチュラルですが、グラフィカルでモダンな印象もあり、作家の個性や力強さも併せ持つ作品。大変コレクタブルなアイテムの一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクミスやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピの巨匠【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)による古い作品で、ホピの代表的な技法であるオーバーレイにより、サンフェイスが形作られたクリップタイプのアンティーク/ビンテージイヤリングです。

同作者のホールマーク(作者のサイン)と共に、オーバーレイ技法を使ったジュエリーを専門に制作販売したショップ【Hopi Crafts】ホピクラフツのショップマークが刻まれており、Bernard Dawahoyaの長いキャリアの中でも1960年代前半頃の作品であることが推測される作品です。

既に完成されたオーバーレイ技法によって構成されており、現代のオーバーレイ作品に比べ、カッティングされた厚いシルバープレートが薄いシルバープレートを土台として張り合わされています。土台となっているシルバーには細かなテクスチャも刻まれることで複雑な表情が与えられ、エッジの『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれる動きのあるシェイプがとても綺麗にカッティングされているディテールだけでも名工と呼ばれた作者の卓越した技術を垣間見ることが出来ます。さらに、ハンマーワークによって全体にコンチョの様なアールがつけられ、立体的で美しい曲面が与えられています。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。
モチーフは、ホピを代表するSun Face/サンフェイスとなっており、質実剛健なシルバーワークに反して愛らしくキャッチーな印象のデザインに仕上げられています。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤは1935年又は1936年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Snow』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。1956年頃にシルバースミスとしてのキャリアをスタートさせたとされており、長いキャリアを持つ巨匠の一人です。10代のころは叔父である【Sidney Sekakuku Jr.】シドニー・セカククの元で牧畜の仕事をしながらシルバーワークを教わり、同じく同氏族(親戚)の【Washington Talayumptewa】ワシントン・タラユンプテワらをも師としてトラディショナルなシルバーワークを習得していきました。
1960年代前半頃には、創業したばかりのHopi Craftsにも協力していました。本作もその当時に制作された作品です。その時に同じく同ショップに在籍していた巨匠の一人であるHarry Sakyesvaにシルバーワークを教わり、当時新しいデザインを多く生み出していた【Peter Shelton】ピーター・シェルトンにも大きな影響を受けたようです。その後、1966年には【Dawa's Hopi Arts and Crafts】ダワズホピアーツアンドクラフツをオープンします。そして、1970年代以降にはションゴポーヴィにおいて多大な影響力を持ち、多くの後進をワークショップや自身の経営する店を通じて支援・教育しました。その教え子には自身の娘婿であり、現在も活躍するベテラン作家の【Anderson Koinva】アンダーソン・コインヴァ(1956-)等がいます。また、長いキャリアの中で多くのアワードを受賞し1989年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定されています。

トラディショナルなホピジュエリーの大家であり、Victor Coochwytewaや【Lawrence Saufkie】ローレンス・スフキー(1934-2011)と近い世代の為、並んで評価されることが多い作家ですが、よく見ていると正確で実直なオーバーレイ技術とは相反するデザインのヌケや可愛さ、愛嬌がBernard Dawahoyaの魅力であり、優しくおおらかな人柄が作品に表れていると思います。
ジュエリー以外のアート作品制作にも精力的で、特にキャリア後半ではジュエリーの制作は比較的少なかったこともあり、現在では希少でコレクタブルな作家となっています。2010年に惜しまれながらお亡くなりになられています。


【Hopi Crafts】ホピクラフツは、ホートビラ出身の【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワ兄弟によって、1960年に創業したホピのオーバーレイを用いた作品を専門的に扱った工房でありショップです。当時は、シルバーワーク技術指導に巨匠【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァを招いていました。1962年にはホピネーション内であるカイコツムービービレッジに移り、1983年頃まで営業していました。【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ以外にも【Eldon James】エルドン・ジェームス等多数の名工が在籍した工房です。


本作もBernard Dawahoyaの完成されたシルバーワークと、独特なリラックス感を持った感性が感じられる貴重な作品です。素朴でナチュラルな表情ながら洗練された完成度と、それほど大きな作品ではありませんが、力強い存在感を持ったピースとなっています。

オーセンティックなラウンドシェイプを基調とし、使いやすいサイズ感も含め多くのスタイルに良く馴染み使いやすい作品。クリップタイプの為、多くの方にお使いいただきやすいのも特徴的なイヤリングです。

ホピ独特のどこか優し気で日本人にも共通する図案化された自然モチーフは素朴でナチュラルですが、グラフィカルでモダンな印象もあり、作家の個性や力強さも併せ持つ作品。大変コレクタブルなアイテムの一つであり、トレジャーハントプライスな作品となっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクミスやハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージやリペアの跡などはなく、良好な状態を保っています。
Size

片方 縦 約2.35㎝   横 約2.3㎝

Material

Sterling Silver