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JOP005376

【Allen Pooyouma】Hopi Eagle Overlay Pierced Earrings c.1960~

【Allen Pooyouma】Hopi Eagle Overlay Pierced Earrings c.1960~
38,500 円(税込)
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【Hopi】ホピの巨匠【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)によるオーバーレイ技法黎明期に制作された作品。厚いシルバープレートを力強くカッティングする事により、イーグルかサンダーバードのシェイプが形作られたダングルタイプ(ぶら下がり型)のアンティーク/ビンテージピアスです。

Allen Pooyoumaはシルバースミスとして大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃の作品か判断するのは困難ですが、裏の刻印や造形スタイル等からは、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られたピースと推測されます。

現在ではホピジュエリーにおいて欠かす事の出来ない造形技術となっているオーバーレイ技法ですが、1950年代以前にはまだ定着しておらず、本作の作者であるAllen Pooyouma等の活躍によりホピジュエリーを代表する技術となりました。
また、本作もオーバーレイ技法をメインに構成されていますが、現代作品に比べ厚いシルバーがカッティングされており、土台となっているシルバーへのテクスチャー(スタンプで刻まれる模様)もまだ施されていません。さらに、イーグル/サンダーバードの細部はスタンプワークを刻むことにより描き出しており、現在のホピジュエリーとは異なった特徴を備えたピアスとなっています。

Allen Pooyoumaの代表的なデザインスタイルであるイーグルかサンダーバードをモチーフにしたデザインが、力強いオーバーレイの陰影で表現されています。スタンプワークも駆使されることでインディアンジュエリー独特の味わいが付加されており、中心に近い部分にはレインドロップ/シルバーボールも配されています。また、ニードルパーツの付くダングル上部は、ナバホパールとも呼ばれる半球体のビーズを用いて小さなフラワーコンチョの様な造形が生み出されており、細部まで非常に凝った造りとなっています。これらのディテールは、ナバホスタイルの彫金技術においても高い技量を有していた同作者らしい造形です。
ニードルの根本の為、しっかりと確認するのが困難ですが、Allen Pooyoumaのホールマーク(Ear of Corn)とスターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、1940年代~1950年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や、本作の作者である【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Eagle】イーグル/鷲は、ナバホのオールドジュエリーでは非常に珍しいモチーフですが、ズニやホピ等プエブロのジュエリーにおいては、伝統的なモチーフの一つ。パワーや知恵、空高く飛び俯瞰する様子からクリアなビジョンやリーダーシップなどを表しています。また宇宙/太陽に近づくことが出来るため、神に近い存在とされ、人々に自由や大いなる癒しを与えるともされています。


【Thunderbird】サンダーバードは、インディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、なんと15歳から父親にシルバースミスとしての技術を教わりました。父親は【Gene Nuvhoyouma】で、叔父にあたるのはホピの大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)です。
目が悪く第二次世界大戦に徴兵されなかったため、リザベーションでジュエリーの製作を続け、1940年代半ばまではフラッグスタッフの【Doc Williams Saddle & Curio Shop】に作品を供給していたようです。その後は、ツーソンで叔父であるRalph Tawangyawmaと共に働き、高度な技術を身に付けながら独自の造形/デザインを多く作り出しました。 1940年代以前、当時のホピやズニの作品は、多くの才能ある作家により独自性のある作品が作られていましたが、現在の様にナバホジュエリーとの明確なスタイルの違いはなく、そのモチーフや表情の違いが見られる程度でした。Allen Pooyoumaの作品も同様で、キャリア初期の作品はナバホジュエリーに近いものとなっています。
1940年代~1950年代には、1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出されたオーバーレイ技術を早くから取り入れ、同い年の作家【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァや、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ等と共に、同技術をホピジュエリーのスタイルとして定着させた作家の一人とも言われています。
ただし、Allen Pooyoumaの作品におけるスタイル/作風は、とても多くのバリエーションを持ち、ファイルワークとスタンプワークというナバホの伝統的な技術と、当時は新しい技法であったオーバーレイの技術をうまく組み合わせ、どこか有機的でモチーフの生き生きとした躍動感を生み出すことに長けた作家です。


本作も同作者のアイデンティティを感じさせるピースであり、他に類を見ないイーグル/サンダーバードモチーフデザインとなっています。
またその手仕事には、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力も併せ持つ作品であり、多くのスタイルにおいてさり気なくも際立ったアクセントになりえるピアスです。

【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマというホピジュエリーの歴史の1ページを創出した巨匠のアイデンティティーやオリジナリティを感じ取ることが出来る作品。高い史料価値も有するとてもコレクタブルなホピジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーに多少のクスミが見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージなどのない状態です。
【Hopi】ホピの巨匠【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)によるオーバーレイ技法黎明期に制作された作品。厚いシルバープレートを力強くカッティングする事により、イーグルかサンダーバードのシェイプが形作られたダングルタイプ(ぶら下がり型)のアンティーク/ビンテージピアスです。

Allen Pooyoumaはシルバースミスとして大変長いキャリアを誇り、本作がいつ頃の作品か判断するのは困難ですが、裏の刻印や造形スタイル等からは、1950年代後半~1970年代初頭頃に作られたピースと推測されます。

現在ではホピジュエリーにおいて欠かす事の出来ない造形技術となっているオーバーレイ技法ですが、1950年代以前にはまだ定着しておらず、本作の作者であるAllen Pooyouma等の活躍によりホピジュエリーを代表する技術となりました。
また、本作もオーバーレイ技法をメインに構成されていますが、現代作品に比べ厚いシルバーがカッティングされており、土台となっているシルバーへのテクスチャー(スタンプで刻まれる模様)もまだ施されていません。さらに、イーグル/サンダーバードの細部はスタンプワークを刻むことにより描き出しており、現在のホピジュエリーとは異なった特徴を備えたピアスとなっています。

Allen Pooyoumaの代表的なデザインスタイルであるイーグルかサンダーバードをモチーフにしたデザインが、力強いオーバーレイの陰影で表現されています。スタンプワークも駆使されることでインディアンジュエリー独特の味わいが付加されており、中心に近い部分にはレインドロップ/シルバーボールも配されています。また、ニードルパーツの付くダングル上部は、ナバホパールとも呼ばれる半球体のビーズを用いて小さなフラワーコンチョの様な造形が生み出されており、細部まで非常に凝った造りとなっています。これらのディテールは、ナバホスタイルの彫金技術においても高い技量を有していた同作者らしい造形です。
ニードルの根本の為、しっかりと確認するのが困難ですが、Allen Pooyoumaのホールマーク(Ear of Corn)とスターリングシルバー(925シルバー)製であることを表す『STERLING』の刻印が施されています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、1940年代~1950年代に【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や、本作の作者である【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。


【Eagle】イーグル/鷲は、ナバホのオールドジュエリーでは非常に珍しいモチーフですが、ズニやホピ等プエブロのジュエリーにおいては、伝統的なモチーフの一つ。パワーや知恵、空高く飛び俯瞰する様子からクリアなビジョンやリーダーシップなどを表しています。また宇宙/太陽に近づくことが出来るため、神に近い存在とされ、人々に自由や大いなる癒しを与えるともされています。


【Thunderbird】サンダーバードは、インディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは『限界の無い幸福』を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)は、アリゾナ州ホートビラの生まれで、なんと15歳から父親にシルバースミスとしての技術を教わりました。父親は【Gene Nuvhoyouma】で、叔父にあたるのはホピの大巨匠【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)です。
目が悪く第二次世界大戦に徴兵されなかったため、リザベーションでジュエリーの製作を続け、1940年代半ばまではフラッグスタッフの【Doc Williams Saddle & Curio Shop】に作品を供給していたようです。その後は、ツーソンで叔父であるRalph Tawangyawmaと共に働き、高度な技術を身に付けながら独自の造形/デザインを多く作り出しました。 1940年代以前、当時のホピやズニの作品は、多くの才能ある作家により独自性のある作品が作られていましたが、現在の様にナバホジュエリーとの明確なスタイルの違いはなく、そのモチーフや表情の違いが見られる程度でした。Allen Pooyoumaの作品も同様で、キャリア初期の作品はナバホジュエリーに近いものとなっています。
1940年代~1950年代には、1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出されたオーバーレイ技術を早くから取り入れ、同い年の作家【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァや、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ等と共に、同技術をホピジュエリーのスタイルとして定着させた作家の一人とも言われています。
ただし、Allen Pooyoumaの作品におけるスタイル/作風は、とても多くのバリエーションを持ち、ファイルワークとスタンプワークというナバホの伝統的な技術と、当時は新しい技法であったオーバーレイの技術をうまく組み合わせ、どこか有機的でモチーフの生き生きとした躍動感を生み出すことに長けた作家です。


本作も同作者のアイデンティティを感じさせるピースであり、他に類を見ないイーグル/サンダーバードモチーフデザインとなっています。
またその手仕事には、インディアンジュエリーの力強さやエスニシティーな魅力も併せ持つ作品であり、多くのスタイルにおいてさり気なくも際立ったアクセントになりえるピアスです。

【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマというホピジュエリーの歴史の1ページを創出した巨匠のアイデンティティーやオリジナリティを感じ取ることが出来る作品。高い史料価値も有するとてもコレクタブルなホピジュエリーの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(7枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーに多少のクスミが見られ、ハンドメイド特有の制作上のムラが見られますが、目立ったダメージなどのない状態です。
Size

片方 縦 約5.2㎝   横 約1.4㎝

Material

Sterling Silver