ITEM CODE:
JOP004923

【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings c.1945~

【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings c.1945~
47,300 円(税込)
47,300 円(税込)
【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
  • 【Frank Patania Sr.】"Navajo Pearl" Clip On Earrings  c.1945~
イタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により、1927年に創業されたインディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで生まれた作品で『ナバホパール』とも呼ばれるシルバービーズを石と同様にマウントした造形のピース。ナバホジュエリーの伝統的なディテールを踏襲しながらも素晴らしい独創性を持ち、シルバーのみで作り上げられたソリッドな表情により、現代的で洗練された印象を持つクリップタイプのアンティーク/ビンテージイヤリングです。

※おそらく元々クリップタイプのイヤリングとして作られた作品ですが、スクリューバック等のパーツをリフォームしている可能性もあります。
ピアス等へのカスタム(有償)も可能ですので、ご所望がございましたらご相談ください。

1940年代後半~1960年代頃に作られた作品と思われ、シンプルなラウンドシェイプをベースとしたイヤリング。フェイスには、コンチョのように半球型に近いシェイプに造形したナバホパール(真珠)やインディアンパールとも呼ばれるシルバービーズがマウントされており、ターコイズ等の石を留めるディテールと全く同じベゼル(覆輪)を用いてシルバービーズをセットしています。さらに、そのベゼルの周辺に影が作られており、シャドーボックスの造形となっています。また、そのシルバービーズからエッジに向けてイヤリング全体に柔らかなドームシェイプが作られており、上質感とソリッドなシルバーの美しさが際立った作品となっています。
インディアンジュエリーの世界に多くの新しい様式や技術を持ち込んだFrank Pataniaらしく、一見してサウスウエストジュエリーやインディアンジュエリーであることが判断できない独創性と洗練されたデザインが印象的な作品。シンプルな作品ですが、高い技術力を感じさせる完成度となっており、細部まで卓越したシルバーワークによって仕上げられています。

また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、Frank Patania本人によって制作された可能性もあります。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。
この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。また、美しく造形するには高い技術を必要とし、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあります。本作もドーム型に形作られたフェイスの裏面にフラットなプレートををロウ付けすることで造形されており、こちらの様に綺麗な立体を作り上げるのは容易ではありません。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインの貴重な作品です。

また、シルバービーズの球体や本作の様な半球体のコンチョは『ナバホパール』や『デザートパール』とも呼ばれるスペシャリティを持ったディテールとなっています。その独特の洗練されたデザインは、ソリッドでエレガントな印象とインディアンジュエリーの素朴な味わいを併せ持ち、多くのスタイルにナチュラルに馴染みやすいアイテムです。

インディアンジュエリーの伝統的な造形技法と、独自性のあるデザインが高次元に融合した作品。Frank Pataniaという偉大な作家による特別なアイデアを感じさせ、大変コレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


全体に僅かなクスミ等が見られ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージは無く良好なコンディションを保っています。
イタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により、1927年に創業されたインディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで生まれた作品で『ナバホパール』とも呼ばれるシルバービーズを石と同様にマウントした造形のピース。ナバホジュエリーの伝統的なディテールを踏襲しながらも素晴らしい独創性を持ち、シルバーのみで作り上げられたソリッドな表情により、現代的で洗練された印象を持つクリップタイプのアンティーク/ビンテージイヤリングです。

※おそらく元々クリップタイプのイヤリングとして作られた作品ですが、スクリューバック等のパーツをリフォームしている可能性もあります。
ピアス等へのカスタム(有償)も可能ですので、ご所望がございましたらご相談ください。

1940年代後半~1960年代頃に作られた作品と思われ、シンプルなラウンドシェイプをベースとしたイヤリング。フェイスには、コンチョのように半球型に近いシェイプに造形したナバホパール(真珠)やインディアンパールとも呼ばれるシルバービーズがマウントされており、ターコイズ等の石を留めるディテールと全く同じベゼル(覆輪)を用いてシルバービーズをセットしています。さらに、そのベゼルの周辺に影が作られており、シャドーボックスの造形となっています。また、そのシルバービーズからエッジに向けてイヤリング全体に柔らかなドームシェイプが作られており、上質感とソリッドなシルバーの美しさが際立った作品となっています。
インディアンジュエリーの世界に多くの新しい様式や技術を持ち込んだFrank Pataniaらしく、一見してサウスウエストジュエリーやインディアンジュエリーであることが判断できない独創性と洗練されたデザインが印象的な作品。シンプルな作品ですが、高い技術力を感じさせる完成度となっており、細部まで卓越したシルバーワークによって仕上げられています。

また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、Frank Patania本人によって制作された可能性もあります。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。
この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。また、美しく造形するには高い技術を必要とし、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあります。本作もドーム型に形作られたフェイスの裏面にフラットなプレートををロウ付けすることで造形されており、こちらの様に綺麗な立体を作り上げるのは容易ではありません。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird styleの美意識と共に、インディアンジュエリーの世界に多様性をもたらした試みや、多文化を吸収する新しい意識を感じさせるデザインの貴重な作品です。

また、シルバービーズの球体や本作の様な半球体のコンチョは『ナバホパール』や『デザートパール』とも呼ばれるスペシャリティを持ったディテールとなっています。その独特の洗練されたデザインは、ソリッドでエレガントな印象とインディアンジュエリーの素朴な味わいを併せ持ち、多くのスタイルにナチュラルに馴染みやすいアイテムです。

インディアンジュエリーの伝統的な造形技法と、独自性のあるデザインが高次元に融合した作品。Frank Pataniaという偉大な作家による特別なアイデアを感じさせ、大変コレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


全体に僅かなクスミ等が見られ、ハンドメイド作品特有の制作上のムラは見られますが、特にダメージは無く良好なコンディションを保っています。
Size

片方 縦 約1.9㎝   横 約1.9㎝

Material

Sterling Silver